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August 12, 2011

コクリコ坂から ~子から親への個人的なメッセージ映画では?

「コクリコ坂から」
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監督:宮崎吾郎
声の出演:長澤まさみ、長澤まさみ

 やたら食べるシーンが多い。挨拶が丁寧。これは前作でも感じたがそこに
こだわりがあると見た、がしかし、内容がなさすぎ。一体誰に、何を伝えたい
言いたい映画になっているのか分からない映画になってしまっている。
細部を省略し、説明が少ない分時間は短くストーリーも想像が付くので
混乱はない(前回は迷走、迷走、迷走で見るのが苦痛の映画だった)。
でも、なにも伝わるものがないのだ。

 中学生の恋物語。昔はよくいた出来る少女。家のこと、家族の、姉妹の
面倒をみて学校でも人気者の彼女が恋をした。その相手と急接近するが
二人は兄妹かも知れない!という事実がわかり・・・・。って冬ソナかよ。
その事実の受け入れかた、二人とも疑わないというのがおかしいやろ。
その心の戸惑いの表現が弱くアニメ的でない。
 二人が知り合うきっかけとなったカルチェラタンという文化部部室取り壊し
問題が話のベースとなり、その解決と二人が兄妹でない事実が分かることが
もっとドラマチックになってもいいのに何か気を抜いてしまって盛り上がらない。
ココを見せてくれないと。カーチェイスまでも行かなくても、二人は多くの
人に支えられ生きてきた、そしてまたこれからも自分たちの道を歩んでいく
きっかけとなるそのための船長との会話でないと。(船長が二人の親の
共通の友人ということでそれを確かめに行くのですが・・・いまさら
必要ある?って感じになっています)。

 ファンタジー色は全く抜いて1963年の中学生の恋物語をなぜ描いたのか?
それがつかめないままに映画は終了。そういえば旗の意味の説明もなかった。
省略しすぎじゃない。その割りにご飯の炊き方、目玉焼き、コロッケ、カレー
お寿司、お魚、パーティ料理など詳しく丁寧に描かれていた。でもちっとも
美味しそう、食べたい感じがしない。宮崎駿作品なら食べたいと思うだが、
どうも淡々としていて・・・・同じ目玉焼きでもハウルの目玉焼きのほうが
美味しそうだった。アニメ的動きでかなりその見え方、感じ方が変わって
くる。なんでもないポニョのラーメンなど今でもその美味しさが心に残って
いるし、コナンやハイジ、ホームズ、ルパンの頃までさかのぼってそう思う。
でも宮崎吾郎の食事シーンは丁寧なだけで何もない。その生活としての動きを
アニメで表現しているだけだ。

ちなみに旗の意味は「安全な航行を祈る」ということらしい。

ところであるコラムをネットで見て思ったのだが、
これはどうも宮崎吾郎から宮崎駿に向けてのみ作られた映画なのではないか。
古いものを取り壊して新しいものを生み出す。いや古いものの
いいところは残して新しい力で引継ぎ未来へつなげていくそういった
意味が込められているように感じた。でも映画そのものから感じた
のではないところがなんとも力不足。それが今後の宮崎吾郎監督に
期待できるかってところも私には疑問です。つまり個人的な親子コニュニケーション
映画なら二人でやってくれってこと。お金をとって劇場公開する映画にするなよ。
まあ私個人の勝手な解釈ですが・・・。


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