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November 03, 2011

一枚のハガキ ~面白くて、おかしくて、泣けてきて

「一枚のハガキ」
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監督:新藤兼人
出演:豊川悦司、大竹しのぶ、六平直政

 面白くて悲しくて、しみじみといい映画だと感じました。
新藤監督の映画を見るのは久しぶりで、新作のたびに行かなくてはと
思っていたのですが機会が無く、今度こそと思っていきました。何しろ
日本最高齢の監督の最後の作品といわれているのですから。
でも映画を見ているとその古さや重みなどは感じず、映画として楽しめ
ちゃんと反戦というテーマを織り込み、自身の友、戦友への鎮魂歌と
なっているのはさすがです。

 太平洋戦争末期、中年のおっさんばかりが集められた掃除専門の部隊。
くじ引きで次々と戦地へ旅立っていく中、一人の友から託された手紙を
その奥さんの元へ届ける男。友人の妻の過酷な運命を知ることになり・・・。

 基本コメディなんですよね。撮影、編集の方法が。戦争という悲劇を
笑いを強調して悲劇性を増して見せています。
戦地に旅立って次のシーンでは戦死として帰ってくるそのリズム。
家を存続させるためにその弟呼びもどして結婚させ、また同じことが
繰り返される。その繰り返しがまた笑いを誘うのだ。

 巨匠を通り越して神様のような監督だからそこに集まる人々も素晴らしい。
日本映画の良心として語り継がれて欲しいと思います。

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