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February 2012

February 27, 2012

速報 第84回アカデミー賞授賞式

「速報 第84回アカデミー賞授賞式」
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まずはオープニングのビリー・クリスタルのパフォーマンス映像↓

http://www.hollywoodreporter.com/video/billy-crystals-oscar-opening-montageコレが楽しみで見ていた時期があったのですが、今ではこうしてネットで
簡単に見れるようになってしまいました。
なんか遠い存在だったアカデミー賞が近くになったと感じています。

今年のアカデミー賞は古い映画館主義みたいなものを見直す動きが
反映されたかのような内容でした。
フィルム、映画館、演技者などデジタルで金儲けしているハリウッド主義に
反するかのようにアナログなものへのエールを送っているようでした。
技術的な部分は「ヒューゴの不思議な発明」にいったのはいつものこと
ですが作品、監督、主演男優を「アーティスト」が奪い、主演女優は大御所の
メリル・ストリープへ与え、助演男優賞のクリストファー・プラマーのような
映画黄金時代を支えた人へ与えるのはその現われだと思います。
ハリウッド映画の歴史を感じることが出来るといった受賞になったと思います。

特別賞のディック・スミスといえば黒沢清監督の「スイート・ホーム」のスペシャル
メイクを担当。「エクソシスト」「アマデウス」とか古くからスペシャルメイクを
担当していてその功績をたたえ特別賞となった様子。ここでもアナログ技術を
称えた。

そしてメモリアルで気になった人がひとりいた。
「TAK MIYAGISHIMA(タケ ミヤギシマ?)」という名前。調べてみると
日系2世で映画の撮影機器の開発に大きく貢献した人らしい。パナビジョンの
技術開発にもかかわったとか、映画撮影機器の生き字引のようなひとだった
らしい。日本では知られていないようだ。
ところでメモリアルには石岡瑛子さんが取り上げられなかった。つい先日だから
かも知れないが、衣装デザインでかなり貢献しアカデミー賞もとっているのにね。


まあこうしてメルマガやブログ書いているけど、
ツイッターでは既にいろいろ出ているからホント世界は狭くなった。

昔は、アカデミー賞は見られなかった。新聞や雑誌だけ。小さな賞は不明のまま。
やがてテレビ放映が始まり、夜中にフジテレビがダイジェストで放送。
生中継がBS2(NHK)で始まり、WOWOWへと移ることになる。
会場の様子や、ビリーのオープニングのようなネタはリアルタイムで
見ていないと録画版では編集でカットされて見られなかったのだが、
今では情報は氾濫し、どこでもキャッチ出来て手元で見ることが出来てしまう。
アカデミー賞を見る、その情報を得るということに価値があったと思うのだが
なんか価値が、値打ちが下がったように感じるのは私だけか?

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J・エドガー ~FBIを作った男の素顔を暴く!って感じを期待したのですが・・・。

「J・エドガー」
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監督:クリント・イーストウッド
出演:レオナルド・ディカプリオ

もっと面白くなるばずの題材なのに中途半端な出来になってしまっていました。
FBIを作った男の私生活と事件の真相、その裏側を暴いていく、
アメリカの暗黒の歴史を見せるような内容だったらよかったのですが、
その描きこみが浅く、弱いように感じられました。
多分オリバー・ストーンだったら面白くなったのかも知れない。

多分、この題材は面白いと感じて、監督のクリント・イーストウッドは
エドガー・フーパーを描こうとしたのでしょうが、事件と彼自身を描く
ことは面白く感じても人間そのものに興味がなくなってしまったから
あのような出来になったのではいかと思います。
アメリカの大統領の弱みを握り、FBIを作った。犯罪捜査の近代化、
科学捜査というのもの基礎を整備した。マスコミを利用しイメージ戦略まで
やった。方や私生活では一生独身で、ゲイ、マザコンの女装趣味まであった
という人物像は興味深い。
それを自伝のための口述筆記という形をとって物語が展開するのですが
それでは嘘も含まれるでしょう。誰か第三者の目から見た彼を描き、
そこに虚実が混じり本当はどうだったのかを想像するような展開の方が
よかったと思う。監督自身が、J・エドガーへの興味がうせたからその
まま事実どおりに描き幕を閉じたような気がする。

その後朝日新聞のインタビュー記事でクリント・イーストウッド監督が
J・エドガーに興味があったことを語っていたのでちょっと驚いた。
だったらもっとその人物へ愛をもって描きこむべきではないかい。
あれは絶対途中で興味なくして投げ出してるよ。

http://entertainment.rakuten.co.jp/contents/0000030470/review/0000247113/

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February 26, 2012

海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE ~あばよ涙、よろしく勇気 今時いえません聞けません。

「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」
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監督:中澤祥次郎
出演:小澤亮太、大葉健二、佐野史郎

正直面白かったです。
実は私はギャバン世代ではありません。
ギャバンがテレビで蒸着していたころには私はもう高校生ぐらいで
弟が見ていたのを横でこんなのあるんだと見ていた程度。
マクー空間も覚えはありましたがバトルシーンの背景をセットで撮影するための
策だなと思っていました。
そのギャバンを演じていた大葉健二がデンジマンのデンジブルーも
バトルフィーバーのバトルケニアを演じていたのは知らなかったけど
なんとなくわかってしまいました。だからこの3人の競演はやっぱり涙もんです。
ラストの3人が揃って変身するシーンはやはり見ものです。あの神の声はやはり
ファンの声なのでしょうか?
アクションも面白くカット割りや見せ方、全体の流れもよく両方の作品の世界観を
うまく取り入れて1本の映画にうまく仕上がっていました。
一歩踏み出す勇気、「あばよ涙、よろしく勇気」って臭いセリフで
今なら誰も書かないようなセリフですが、ギャバンが言うから成り立つし、
聞いていられる。今の子どもに伝わるのかな。
だから全体を通して子どもたち向けというよりはおじさん向けの映画になっていた
ように思えます。

次はいよいよ仮面ライダーVSスーパー戦隊ですか!どんどん広がる世界に
おなかいっぱい、キャラクター使いまわし全開ですがとことん行くところまで
行って欲しいです。付き合いますよ私は。だってなんか面白いんだモノ。

http://entertainment.rakuten.co.jp/contents/0000030732/review/0000247356/

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February 13, 2012

永遠の僕たち ~日本のアニメの味がしたと感じたのはボクだけ?

「永遠の僕たち」
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監督:ガス・ヴァン・サント
出演:ヘンリー・ホッパー、ミア・ワシコウスカ、加瀬亮

いい映画だったと思います。
生きることに戸惑う青年イーノックが不治の病の少女アナベルと出会い
愛し合い、やがて迎ええる別れを乗り越えて生きていく
見ていて恥ずかしくなるようないい雰囲気の映画でした。
他人の葬式めぐりをするイーノックの心を許す友が特攻隊の幽霊(!)ヒロシ。
太平洋戦争で戦艦に飛行機で突っ込んで死んだあの神風特攻隊の
幽霊というのがユニークなのだが、この発想はどこからきたのか?
臨死体験した少年と幽霊といえば、この図式は日本アニメ「カラフル」では
ないか?そう考えるとこの映画の中で日本のモチーフがいろいろと出てくるのも、
各エピソードも影響をうけたのではと思われる。

まず、イーノックトヒロシの関係が僕とプラプラの関係そっくりだし、
列車に石を投げるのは、「カラフル」で廃線となった線路を追う旅に似ている。
主人公の家庭環境がかなり複雑だった「カラフル」だが、複雑な問題があるのは
「永遠の僕たち」も同じ。女の子の設定も似ているかな。
特攻隊のヒロシが天使としてアナベルを導くのも「カラフル」でプラプラが天使で
ありながらやはり自殺した少年だったという設定も似ている。
自殺と特攻ではモノが違うが西洋人としては対比するものとして特攻というのは
都合がよかったのではないかと思う。
死にたくて死のうとした人間と死にたくなくないのに死を選ばざるをえなかった
人間の比較である。

「カラフル」の込入ったエピソードや設定を整理してシンプルに置き換えたら
こうなったというのが「永遠の僕たち」ではないかと思うのだが・・・どうでしょう。

http://entertainment.rakuten.co.jp/contents/0000029510/review/0000233163/

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February 12, 2012

ヒミズ ~とにかくガンバレ! でもちょっと聞き飽きたな、この言葉。

「ヒミズ」
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見るべきところはあると思います。見て損はないと思います。
しかし、全体を通して物語が中途半端に終わってしまった。
脇を固める人々が、コレまでの園子温映画に
出ていたのと同じようなキャラクターで
各エピソードも重なるように見える。これがマイナスポイント。
でんでんのヤクザは「冷たい熱帯魚」の殺人鬼のようだし、
吹越満は「冷たい熱帯魚」のラストからあのまま逃げてきて
ここに住みついたように見える。
スリの兄ちゃんは「愛のむき出し」の盗撮シーンに重なって見えるし、
監禁された半裸でごみを捨てる女は「恋の罪」の雰囲気か。
金を盗みに入ったアパートのゴミの描写や山で死体を埋めるシーンも
どこかコレまでの作品の中で見たような気がする。
別に表現が似ていても気にはしないが、これらのシーンが
今回の主人公を引き立てていない。
それどころか各キャラやエピソードが中途半端になってしまっている。
少女の家族のエピソードはどうなった? 決着がない。
あの真っ赤に塗られた死刑台はどうなったのか?
だいたい主人公の家族が描かれていない。
あの父親の過去、主人公とのかかわり、母親はどう考えていた?
そして彼を見つめる少女はどうして彼を好きになったのか?
二人の感情が伝わってこないのだ。

だから最後に昨年から散々聞かされた「ガンバレ」の連呼を聞かされても
ココまで希望を感じられない。
ラストの二人の疾走に希望が見られない。

果たして震災がなければこの展開はどうなったのか?
何度も震災、津波で瓦礫の山、廃墟となった町が出てくるが
元々はこの設定は無かったはず。

興味は尽きないが「愛のむきだし」や「冷たい熱帯魚」に比べると完成度は低い。
もしかすると作り手はもっと時間をかけて丁寧にキャラクターを描きこみたかった
のではないかと思う。

↓クリックしてね
http://entertainment.rakuten.co.jp/contents/0000030128/review/0000252003/

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February 02, 2012

ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル ~素直にスパイものとして楽しみました。

「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」
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監督:ブラッド・バード
出演:トム・クルーズ、ジェレミー・レナー、ポーラ・パットン、サイモン・ペッグ

スパイアクションものとして素直に楽しめました。ココ最近のハリウッド映画のなか
でもよかったほうではないかと思う。
実は核ミサイルによる世界の破滅を狙うなんて70年代の考えなんだけどそれを現代で
成立させようとするところが面白く、いろんな秘密機器も本当にありそうで
楽しませてくれました。タワーのシーンは一見の価値ありだけどジャッキー・チェン
ほどのサービスはなかったね。アレがトム・クルーズの限界なのでは。
でも、なんか変なのはトムはアクション俳優ではなかったと思うのですが。
特にああいう命がけのアクションを見せるのが売り物の役者ではなかったと
思うのですが・・・・。彼の役者の魅力がアクションでしか出せなくなっている
証拠のような気がします。

惜しいのはブラッド・バードが監督しているだけの面白さが感じられなかったこと。
ブラッド・バード監督といえば「アイアン・ジャイアント」や「レミーのおいしい
レストラン」なんだけど、あのアニメの面白さが今回実写映画の中でどのように
生かされたかよくわからなかった。

「ミッッション・インポシイブル」シリーズは毎回監督を変えて違った味わいを
感じさせてくれるのですが、それほど好きではなかった。むしろ1作目2作目は
嫌いな作品。長く製作される中で「ジェイソン・ボーン」シリーズのように
超人ではなくリアリティを追求した作品も登場し、007も影響をうけ、その流れから
今回の作品が出来たように見えます。まだまだ続きそうなこのシリーズ。
次も別の顔を見せてくれるのでしょうな。

よかったらクリックしてね↓
http://entertainment.rakuten.co.jp/contents/0000029984/review/0000233066/

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