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May 2013

May 31, 2013

聖☆おにいさん ~ニワトリがマッチを持ってブッダのところへ来るのは笑いました。

「聖☆おにいさん」
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監督:高雄統子
声の出演:森山未來、星野源

手塚治虫の「ブッダ」の最初にうさぎの自己犠牲の話が出てきます。
お腹をすかせた旅人に自分は他の動物のように差し出す食べ物がなくて
火の中へ自分自身を投じて食べてもらおうとします。

さて、このお話を知っていたから、イエスが七面鳥食べたいとか
鶏肉食べたいといったら料理をする仏陀のところへマッチを持って彼らが
やってくる。そしてエスカレートして・・・・。ここは笑いましたね。

イエスとブッダが日本の東京の下町にバカンスにやってきてすごす
1年の物語。設定と宗教ネタのギャグが面白いし、笑えるが、
お話が全く面白くない。

また、どちらもボケ役で時々どちらかが突っ込み役に回るが、
その突っ込みが弱い。

大阪の芸人で、大阪の下町に変更してやり直したほうが面白いのでは。
まあそのまま大阪につれてくるというのもありかと思うが。

でもまあ、八百万の神がいるこの日本になぜ来たのだろう。
こんな宗教ネタ日本だから出来るんだと思っていたが、
考えてみればアメリカの大人向けのテレビアニメ「サウスパーク」では
世界の神様がアメリカに降臨して戦っていたのを思い出した。
やはり多宗教、他民族国家はスケールが違うね。

 ところで東宝配給なのに東映の「仮面ライダーフォーゼ」ネタが何度も
出てくるのはちょっと意外でした。

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May 24, 2013

ライジング・ドラゴン ~あくまでジャッキーのアクション大作最後作品ですから。

「ライジング・ドラゴン」
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監督:ジャッキー・チェン
出演:ジャッキー・チェン

コレでジャッキーのアクション大作は見納めとか。
まあ10年ほど前から言われていたからとうとう来たって感じ。
コレが遺作になるわけじゃないから
いいのだけれどもっとちゃんとしたアクション大作映画で
終わって欲しかったなあ。
ああ名作を残したねって感じで。

でもこの「ライジング・ドラゴン」かなりコメディ色が強く
いい意味でイメージしやすい80年代の香港映画って感じ。
いつもの調子でアクション中心のお話がええ加減で
前後のつながりや展開が強引。
オープニングのローラーマン(ジャッキーらしくかっこよく見せながら途中歩いちゃう
のがいいのよね)から突然!海賊まででてくるし(今時セットの南の島ってあり?)、
アイアンマンも真っ青な空中バトルもあるしで
見どころ満載でお腹一杯ではありますが・・・。
個人的には正義を貫くおまわりさんの
「ポリスストーリー」のようなカッコイイジャッキー映画で終わって欲しかったなあ。

まあこれからも映画には出てくるので終わってませんが・・・。


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May 23, 2013

ダイナソー・プロジェクト ~作った人は突っ込まないでねと思っているのかしら?

「ダイナソー・プロジェクト」
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監督:シド・ベネット
出演:マット・ケイン、リチャード・ディレイン、ピーター・ブルック

 アフリカの奥地に恐竜が生きていた!
という川口探検隊の記録映像だけが残されたというような
フェイクドキュメンタリー映画。

突っ込みどころ満載でみていて飽きないが、
でもやっぱり最後にはどうでもよくなってきてしまう。

だいたい発見された映像が妙にドラマチックに編集されているのは
おかしいし、カメラが変わっている、カットバックになっている
のは誰でもわかる。

恐竜目線の映像も面白くはあるがゆれまくり、ブレまくりの
気分が悪くなる映像の連続。

最後の仲間の裏切りまで演出がかっているのにコレを記録映像だと
言い切る潔さ。

それがまあこの手の映画の触れてはいけない、暗黙の了解でもって
楽しむところか。

でもあの滝にカメラとデータを入れたリュックを流した映像を
我々は見ているはずなのだが、ではあの滝に落とす映像は
誰が撮影し、この発見されたリュックの中から出てきたのか?
とやっぱり突っ込みを入れてしまうのだ。


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だいじょうぶ3組 ~みんな違うことはあたりまえ、そういうことを乙武さんが教えてくれます

「だいじょうぶ3組」
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監督:廣木隆一
出演:国分太一、乙武洋匡、榮倉奈々

 みんな違っていてそれでいい。
その意味がよくわかります。
乙武さんが小学校の先生をしていたときの体験をもとに書かれた
小説が原作で、映画化にあたっては主演までしてしまった。
テレビの番組で自分らしくないことをやってきたと
言っていてこれもそのひとつらしい。
なるほどそういう意味では乙武さんらしいと思う。
誰もがあんな体で出来ないだろうと思うところを
裏切ってやって見せる。そこに本人は爽快感を感じて
いるのではないだろうか。

劇中に出てくるカレーを食べるシーン、ビールを飲むシーン、
階段を上がるシーン、子どもとサッカーをするシーン。

普通とは違うが普通と変わりなく出来るのだ。

でも見た目は明らかに違う。違うがそれは誰でも違うのだ。
その延長線上に彼はいる。

我々も同じ線の上にいる。

この映画はそう言っている気がした。

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May 12, 2013

スコープドッグブルーティッシュカスタム 1/1 超大河原邦男展 にて

超大河原邦男展 にてスコープドッグブルーティッシュカスタム 1/1 を
撮影してきました。

Scd_0001


Scd_0003


Scd_0005


Scd_0007


Scd_0013


とりあえずカッコイイ。
でも動かないんだよね。

兵庫県立美術館にて。


「スコープドッグブルーティッシュカスタム」とは
スコープドッグをベースにカスタムされたパーフェクトソルジャー専用の機体で
ピンク色のカラーリングとクロー付きガトリングがついた右腕が特徴的。
フィアナがウド編・クメン編で搭乗した。
なお、機体名のブルーティッシュとは獰猛を意味する、ということです。

 

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May 05, 2013

ジャックと天空の巨人 ~「進撃の巨人」実写版の前に見ておかなくっちゃ。

「ジャックと天空の巨人」
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監督:ブライアン・シンガー
出演:ニコラス・ホルト、エレノア・トムリンソン

「X-MEN」のブライアン・シンガー監督作品なので
そこらのファンタジー映画とはちょっと違うだろうと
期待半分で見に行ったら、その通りで面白かった。
お姫様と農民の子ジャックの対比つまり育ちの違いでも
求める冒険心は一緒でその壁を越えていく若者力が
描かれており、
”後ろに何かいる”の繰り返しによる物語の見せ方、
そして小道具の使い方もセンスもいい。
子どもの童話と侮るなかれ、本気で面白いものを
作ろうとする姿勢が充分に出ていれば誰もが楽しめる
作品が出来上がってくるのだ!

巨人の一体が「寛平ちゃん」に見えて仕方がなかったが
偶然だろうね。

結構グロテスクな巨人が敬遠されがちだけど、悪は悪として
描かれているちょっと懐かしいタイプの映画を真面目に
作りましたってところかな。

お話は知っているのに先が読めないところが面白いよね。

ところで巨人繋がりで「進撃の巨人」アニメ版が始まりましたが
実写版も製作中とのこと。果たして実写版「進撃の巨人」の
出来はどんなもんなんでしょうか。監督交代、公開延期になっているのが
気になりますが・・・・・。


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May 03, 2013

アイアンマン3 3D ~トニー・スタークよ早く帰ってきておくれ!映画は最後まで見てねオマケ付きだから。

「アイアンマン3 3D」
―――――――――――――――――――――――――――2013.5.1―◇◆◆
監督:シェーン・ブラック
出演:ロバート・ダウニー・Jr、グウィネス・パルトロー、ドン・チードル

どうしてこの「3」を作ったのだろうか?その理由が分からなかった。
通常「1」は誕生編「2」は冒険編「3」は完結編
となる。しかし「アベンジャーズ」後の世界では
キャラ1体で話を完結されるのは難しい。
大統領の危機に同じ世界にいる他のヒーローはどうしていたのか?
キャプテンが駆けつけるとか、シールドが守るとか他もいるだろ。
そしてなぜ彼がアイアンマンを捨てる(?)必要があったのか。
あれが最大の敵か? 単なる逆恨み、個人的な恨みでしかもつまらない理由じゃん。
今まで作ってきた世界観、シリーズとしてみたときにつながりがある分、
独立して作られたときの違和感あらわになってしまったのがつらい。
(その点日本のヒーローは別の次元のお話だったりするので・・・言い訳できています)
また今回はアイアンマンをしびれるぐらいかっこよく見せるシーンがひとつも
無かったのも残念。
「1」 で見せた敵をしとめたときのかっこよさ、
「2」 はアタッシュケースにスーツを入れて変身(装着)するシーンがカッコイイ。
また、ラストの桜吹雪に中でのガンダムに出てくるジオングに似たタイプのロボットと
の死闘が素晴らしくかっこよかった。雑魚の敵ロボもボトムズタイプでいいんだな、
コレが。見せるところをきちんと見せるのがヒーロー物のお決まりなのだ。

なのに今回大量に出てきたアイアンマン、お助けメカとして登場するのだが、
すべてクライマックスに登場し見せ場が一緒くたになって一体一体の見せ場に
なっていない。東映の仮面ライダー、戦隊ものの見すぎ、まねしちゃ駄目です。
一体一体に個性があり、その機能を活かした動き、働き、戦い方があるはずで
それをきちんと見せてくれないとかっこよさが出ない!
このあたりは歌舞伎の見得を切ると同じ。待ってましたとばかり登場、一体一体の
説明をしながら紹介しながらでも見せて欲しかった。
ヒーローはかっこよくみせてなんぼ。一体一体の決めのポーズや絵が欲しかったな。
「映画秘宝」よると対ハルク用だったり、救助用、宇宙での活動用などの用途が設定
されていたらしい。

もちろん3Dで見たのだが、飛行機から落下する
人々を救助するシーンは3Dならではの立体感があった。
立体的に見せる対象物が回りない中での映像はよかった。
褒めることが出来るのはそこだけかな。

今回スーツの部品がバラバラに飛んでいくシーンが何回か出てくるのだが、
あれは「アイアン・ジャイアント」へのオマージュとみたがどうだろう。


http://entertainment.rakuten.co.jp/contents/0000033484/review/0000353631/

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May 02, 2013

舟を編む ~タイトルから辞書編纂のお話とは思いませんでした。

「舟を編む」
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監督:石井裕也
出演:松田龍平、宮崎あおい、オダギリジョー、池脇千鶴

 辞書編纂という作業はあまり映画化に向いていないように思う。
地味な作業なので絵になりづらい。
そこでキャラクターを描きこんで面白く見せたのだろう。
この映画の成功しているところだと思う。あわせて日本語の面白さ、奥の深さ、
表現の豊かさ、時代とともに変化していることまでを総合的捉えて
とても面白く興味深い作品になった。

ストーリーはともかく、劇中に出てくる言葉の意味が気になり、映画を見終わってから
いろんな辞書で調べてみた。違いがあるのはわかっていたが、本当にいろいろな
表現があることに気付かされた。

以下はその例でまずは「恋」という言葉。

「恋」
・異性をしたうこと。また、その状態。恋愛。(国語新辞典清水書院)
・異性を特別に好きになる気持ち。恋愛。(国語辞典三省堂)
・〔男女の間で〕好きで一緒になりたいと強い気持ち〔を持つこと〕。(新明解国語辞典三省堂)
・一緒に生活できない人や亡くなった人に強く引かれて切なく思うこと。またその心。
特に男女間の思慕の情。恋慕。恋愛。(広辞苑岩波書店)
・特定の異性に強くひかれること。また切ないまでに深く思いを寄せること。恋愛。(デジタル大辞泉小学館)

上記が本当にある世に出回っている辞書の「恋」の意味。
表現はいろいろだが似たり寄ったり。
それで「舟を編む」に出てくる「恋」の意味は以下のとおり。

ある人を好きになってしまい、寝ても覚めてもその人が頭から離れず、他のことが
手に付かなくなり、身悶えしたくなるような心の状態。成就すれば、天にものぼる
気持ちになる。(大渡海玄武書房)

かなり文学的な感じがする。主人公の個人的な気持ちが入っているとこうなるが、
でも辞書には不向きかも知れない。

さて、ここでもうひと気付いたのが「異性」もしくは「男女間」と条件設定を
しているところ。近い将来、同性も含めた表現になるかも。「大渡海」はその点を
くんでいるように思えたのだがどうだろうか。

他に出てきた言葉の意味も調べてみた。
「右」
・東を向いた時の、南にあたるほう。(国語新辞典清水書院)
・北を向いたときに東にあたるほう。(国語辞典三省堂)
・南を向いたとき、西にあたるほう。(広辞苑岩波書店)
・東に向いたとき南にあたる方。大部分の人が、食事のとき箸をもつ側。(デジタル大辞泉小学館)


「憮然」
・がっかりするようす。おどろき、あきれるようす。(国語新辞典清水書院)
・失望してぼんやりするさま。失望や不満でむなしくやりきれない思いでいるさま。
(広辞苑岩波書店)
・失望・落胆してどうすることもできないでいるさま。また、意外なことに驚きあれ
ているさま。◆「憮然たる面持ちで」とした場合、「腹を立てているようす、顔つき」
の意味で使われることが多くなっているが、本来は誤用。文化庁が発表した平成19年
ぼんやりとしている様子」で使う人が17.1%、間違った意味「腹を立てている様子」
で使う人が70.8%という逆転した結果が出ている。(デジタル大辞泉小学館)

この「憮然」の意味の間違い、誤用というべきか変化は劇中でもネタにされていました。
日本語は面白く興味深いとあらためて思いました。

 追記:「ケンボー先生と山田先生~辞書に人生を捧げた二人の男~」 
NHKBSプレミアムで放送のこの番組。辞書編纂の実話の裏話が大変面白かった。
「新明解国語辞典」と「三省堂国語辞典」の誕生秘話、その対立、コンセプトを
再現ドラマで見せてくれる面白い番組でした。機会があれば是非「舟を編む」と
あわせてご覧ください。








【あなたの名前を検索してみよう。】

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