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October 16, 2013

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦

「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」
 妙に評価の高い前作に続いて今回はズッコケると半ば予想していったが、泣きました。うーん恐るべしクレヨンしんちゃん。もの凄い良い出来!ベスト10入り決定!。コナンのあと梯子したのだが充実した1日だった。どっちが上かって、今回はしんちゃんです。
 何がいいか時代劇というか戦(いくさ)の描き方が非常にリアル。この手の情報には乏しいが見ていてこの戦い方は非常に良くできている感心させられる。最初は黒澤映画からのパクリかと思って見ていたがそうではない。多分良く研究しているのだ。槍と槍の戦い。暗くなれば終了する。率いる者は皆子どもの頃からよく知っている者ばかりと言う台詞。ひとつひとつがギャグアニメを越えて戦国時代を描いているシーンが組み合わせられている。廉姫と又兵衛との恋。ギャグアニメでありがちの崩しはなく、廉姫を終始あこがれの姫として描いている。又兵衛への一途な思いは恥ずかしくなるほど素敵だ。
 さて戦国時代で死に直面する事がなく描かれるのは子どもの映画のためかと、終盤近くまで仕方がないなと思っていたら、突然やってくる。余りにも酷い死である。なるほどそれでここまで描かなかったのだ。何もたくさんの人が死ななくていい。敵の大将の首も落とすことないのに。悲劇の描き方が本当に見事、そこから来る人への思いと悲しみ、こんなにも素直な日本映画久しぶりに見た。
 タイムスリップものの見せ場であるタイムスリップシーンやその理由。戦国時代へ行った未来人の関わり方等はさらりとしていて全てが最後の合戦へ集約されてしまう。しがないサラリーマンのヒロシが車で合戦に参加し活路を切り開き、ミサエがしんちゃんを守る母性見せる。正義あふれる心からの思いで敵の大将に立ち向かうしんのすけのかっこいいこと。こんな所に本当にいい日本映画育っていたと気付かされてしまう。寅さんなきあと、日本の家族の姿を描いた映画はしんちゃんだけではなかろうか。
(でも大人が夢中になったぶん子ども達はちょっと退屈だったみたいで・・・)

2002年5月に書いたものです。

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