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November 2013

November 16, 2013

ばしゃ馬さんとビッグマウス ~何の映画かわからへん、シナリオライター志望者必見の映画でした。

◆お題:ばしゃ馬さんとビッグマウス
◆監督:吉田恵輔
◆出演:麻生久美子、安田章大

 私も高校2年生のときにシナリオスクールの夏期講習に参加。たった3日間
でしたがかなり濃い体験をしました。基本はみっちり教えられ、補足的なこと
はその後通信教育と月刊シナリオを読んで勉強しました。小さな賞はいただいた
もののものにはなりませんでしたか、いい思い出です。その後専門学校で映像を
勉強し始めそこで受けた授業で一番面白かったのがシナリオの授業。課題で一番
多く書いて先生の採点を困らせるようなこともしていたのですが、やはり大学へ
行くべきと悟り専門学校は3ヶ月でリタイア。シナリオは書けずじまいで現在に
至ります。何作かアイディアはあったのですが形にする暇が無く、映画を見ること
雑談することにこうして時間をかけている毎日がもう30年も続いてしまいました。

 「ばしゃ馬さんとビックマウス」はシナリオスクルーに通う芽の出ない男女お話。
マブチさんは34歳独身女性でシナリオを書き続けて10年。アルバイトで食い
つないでシナリオを応募する毎日。ちょっとチャンスがあって監督に自分の作品を
見てもらうことがあってもうまくいかない。テンドウ君は大口たたいて全く作品を
書かずに人の作品ばかりを批判している。この二人がシナリオスクールで出会い
やがて切磋琢磨しある賞に応募することになる過程を描いている。
 正直面白い話はひとつもない。自分自身の経験から面白く見れたが、他の人は
どうだろうか?結婚もせずに、夢を追いかけているが、いいかげんにしろよ的な
感想しかもたないのではないだろうか?
なので多分、映画としては失敗だと思う。
でもこの作品を書いた一個人としては書かずにはいられない内容だったような
気がする。シナリオライターを志したら自身を投影した作品を一度は書いて
見たくなるし、書けば映像化したくなるのだ。
そしてそれがどこまで自身をさらけ出し、深く書くことが出来るかでその作品の
良し悪しが決まる。この作品はそこまで踏み込んでいただろうか?

 シナリオに夢をたくす映画といえば「祭りの準備」や「愛妻物語」を思い出す。
どちらも主人公は自身の経験をもとに深く心の内をさらけ出していたように思う。
それほどシナリオを書くことは血反吐を吐くようなものなのだと思う。そこまで
行った作品に最近は出会わないなあ。

ちなみになんの映画かわからへんこんなタイトルをつけるのは
シナリオライラー、映画製作者、失格ではないかい?

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November 15, 2013

陽だまりの彼女 ~ もしかして猫好きにはたまらん映画なのかね

◆お題:陽だまりの彼女
◆監督:三木孝浩
◆出演:上野樹里、松本潤

 ネタバレ有で行きます。
 この映画楽しみにしている方は映画を見てから読んでね。

 こんなお話とは思いませんでした。
 猫の恩返し+人魚姫のファンタジーモノです。
 今時こんな映画誰が作る、誰が許す?と思ってしまいました。

 良くあるラブストーリーと思ってみていました。高校を卒業して
仕事の先で同級生に再会して付き合うようになって・・・。でも実は
彼女には秘密があったのです。

 その秘密って病気とか家が貧しいとか、虐待とかなんかそんな
話かと思っていたのですがまさか彼女の正体は猫だったのですとは・・・。

化け猫かい!

と突っ込みたくなるがちょっと違う。

やがてなにも告げずにどこかへ去ってしまう。置き去りにされた男の身にも
なれよな。
だから猫は嫌いなんだ、猫型の女は嫌いなんだよ。分けわからん。
理解できん。

私は犬派なので特にそう思う。

不思議ちゃんを演じさせた天下逸品の上野樹里ははまってました。
彼女ももうそろそろこの手の役が出来なくなる頃。
次への飛躍に期待していますよ。

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November 12, 2013

ウルヴァリン:SAMURAI ~とんでもニッポン!大行進 いいね、好きよこんなの。

◆お題:ウルヴァリン:SAMURAI
◆監督:ジェームズ・マンゴールド
◆出演:ヒュー・ジャックマン、福島リラ、TAO、真田広之

 トンでもニッポン大行進!の映画になっているとは・・・・まあいいか。
 なぜか第二次世界大戦中に長崎で捕虜になっているウルヴァリン。
長崎に落とされた原爆からある日本人を救っていた。そして現代(?)彼に呼ばれて
日本にやってくるウルヴァリン。最初にお風呂に入れられるがコレが畳をしいた
ヒノキ?のお風呂でデッキブラシで体を洗われるというベタなシーン。これよくアメリカ映画
出てくるシーンなんだけど元ネタなんかあるのか?私は日本でこんな風呂があるというの
見たこと無い(どこかの温泉であるのか?)。
 大企業=ヤクザというまたまたベタな展開でその跡継ぎ争いに巻き込まれ一人娘を
つれて逃げることになる。
 刺青を入れた坊さんにボーガン男の日本語が変で、上野から新幹線で長崎へ、
時速500キロという夢の新幹線の上で普通のヤクザがミュータントと戦うのだから、
ヤクザって強い!
 途中下車してラブホに泊まって、妙な部屋、妙に作られていて・・・・まあ、あるかなと
思いながらもその後の展開は雪山へ。うーんさっきまで夏で浴衣を着ていたのになあ。
 最後の対決は恩人のウルヴァリンに刀を抜くサイボーグ化した甲冑ヤクザの親分。
うーん。まあアメコミなので、マンガなので、許しましょう。

 さてまだXメンのチームに入っていなかったのねというシーンで終わり、ウルヴァリン
シリーズはコレで終わるのかな? 
次に用意されているのが『X-MEN:フューチャー&パスト』ということで来年公開。
ここでウルヴァリンはどうなっているんだろね。

ところで日本人女性2人はモデル出身ということで見たこと無かったけど
結構印象よかったのに、真田広之はいいとこなしで残念でした。こちらは
トンでもニッポン大行進映画の極めつけ「47ローニン」で活躍するのかしら。

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November 11, 2013

クロニクル ~似非ドキュメンタリーの超能力もの。OKです。これいいよ。

◆お題:クロニクル
◆監督:ジョシュ・トランク
◆出演:デイン・デハーン、アレックス・ラッセル、マイケル・B・ジョーダン

 小規模公開ながらなかなか面白い作品に出会えたとちょっとうれしくなった。
 確かに「アキラ」や「童夢」のパクリ、テレビシリーズの「ヒーローズ」の
パクリ的なところはあるけど、84分という尺でココまで楽しませてくれたのは
私的にはOKなのだ。
 自分の記録をとり始めた青年が仲間と森である物質?に遭遇、その後超能力が
備わり記録していくことに。最初はささいないたずらに使っていたが、やがて
その力を使って人に怪我させてしまい、感情のままに能力を使い、コントロールが
出来なくなっていく。
 映画は今流行のフェイクドキュメンタリー方式。これまで何作か見てええ加減飽きて
きたなとは思っていたが、今回新たな効果に気付いた。ドラマ部分の弱さを見る側が
勝手にフォローしてしまう効果がある。素人編集で素人撮影、素人演技だから
見ていられないところがあるのだが、それが逆に描かれなかった(撮影されなかった)
ところを勝手に見る側がフォローしてしまう効果出ていた。下手な突っ込みを
入れる前に主人公と母親の関係、父親との関係が妙に浮き彫りなり、超能力を使って
友人と対決することになってしまうラストはもっと見たいと思いつつもあくまで
素人撮影なのでこの程度でしか写ってないよ的なところがいい。普通の映画として
見せ場としてシーンを作ると良くあるシーンで終わってしまうところが
腹八分目の効果でうまいと思えてしまうのだ。まあ、逆に言えばまともな映画として
作っていれば面白くなかっただろうってこと。
 さてこの監督、リブート版の「ファンタスティックフォー」の監督に大抜擢
ということで本当の腕が試されるのはこれからということでしょうな。

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November 10, 2013

地獄でなぜ悪い ~映画への愛しかたが違うのよね

◆お題:地獄でなぜ悪い
◆監督:園子温
◆出演:國村隼、堤真一、二階堂ふみ

 あまり笑えなかった。
映画への愛を歌い上げている映画だというのはわかるが、その映画への愛情のそそぎかたが
私のとは違うとう気がした。
 映画を好きになったものが映画を作りたいと思うのはごく自然のことで、いろんな作家や役者に
あこがれ真似をしてコピーをして自分なりの世界を構築していく。
それは狂気の世界にほぼ近い。
この映画はそれを映画にしている。
過去にも映画の世界を描いた映画はたくさんあって
「グッドモーニング・バビロン」
「王様の映画」
「アメリカの夜」
「ロケーション」
「ミスター・どん兵衛」
「映画監督になる方法」
など皆どこかおかしな世界にのめりこんでしまい
破滅の道を歩むようなお話で、映画に取り付かれた
悲劇であり喜劇で、それを自虐的に楽しんでいるのを
映画ファンとして楽しんだ。
「地獄でなぜ悪い」もその1本で、「映画監督になる方法」に近い作品だが
でもあの出鱈目さには少々辟易してしまった。

映画を作るならもっとちゃんと作って欲しい。
映画青年たちの映画の作り方もいい加減すぎて・・・・・。

まあ、ああいうやからが自主映画を作っていたというのも知っては
いますが、私の映画との向き合い方とは違っています。

ところで二階堂ふみちゃんいいですね。TVの「ウーマン」の満島ちゃんとの戦いも
GOODです。この次は映画で戦って欲しいです。

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