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March 23, 2014

抱きしめたい 真実の物語 ~ただのお涙頂戴映画ではなかったのが良かった。

◆お題:抱きしめたい 真実の物語
◆監督:塩田明彦
◆出演:北川景子

 
ゆうばりファンタで「月光の囁き」を見て以来の塩田作品には期待しているのですが、
ちょっとブランクがあって登場したのがこの作品。
シーンとシーンの間を読むことが求められる映画で説明が少なく、少々乱暴な編集か
とも思わせるが、実話の重みを活かすにはその再現と割り切ったのではないか。
それが味わい深く思えた。
 例えば、最初の出会いのシーン。
タクシー運転手と車イスの女性、出来過ぎと思うが事実だし、
タクシー運転手にとっては仕事だからお姫さま抱っこもありだと思う。
なんかわざとらしくもさらりと見せる。ここで彼らの心がどう動いたか
説明はない。
 付き合うようになって親に彼女を合わせる。唐突だがまた親の反応も
唐突で「孫の顔も見られないのか!」とその場を去る父親。
 結婚を決意した二人に彼女の母親は記録ビデオを見せる。その重みを
感じながらもより二人の決意が固まったと感じる帰りの車の中の沈黙。
 説明的台詞を排除してエピソードのエピソード積み重ねで彼らの
姿から感じ取ることが要求され、そして本当に唐突なラストを迎える。

もしかするとその布石だったのかな。

最後に出てくる実際の本人の映像、結婚式の映像だが幸せな笑顔
とはいえない複雑な顔に見えたのは私だけかな。

本来なら物語のなかの一番幸せな時期の実際の姿をみせて
締めくくりを飾るものだと思うのだが・・・・。

なので普通のお涙頂戴の映画ではなかった。

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