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June 2015

June 15, 2015

百日紅MissHOKUSA ~ 江戸に吹く風を感じることができました。 #映画

◆お題:「百日紅MissHOKUSAI」
◆監督:原恵一
◆声の出演:杏

江戸時代、江戸の町に住むある絵描き親子の生活を描いた映画。
江戸の空気を感じることができればそれでいい、物語として特に何もない。
そんな映画でした。だから絵をみて楽しむ、絵をみて江戸の町を感じる、
そんな映画になっています。

北斎あの有名な絵にまつわるいろんなエピソードを娘の視点から深く掘り下げて
描くとか、北斎の実像に迫るような物語になっていれば納得の1本になったと
思うが、この映画はそういう方向にはいかなかった。多分原作の味わいを大切に
したのではないかと思う(筆者原作未読なのですが)。
 
だからエピソードが細切れで、続きが悪いように思える。
でも妖怪やお化けを見たというエピソードや春画を書くことに悩む彼女が
陰間屋へ行くエピソード、それぞれが当時の生活を思わせて面白く興味深い。

原監督の作品はそれぞれ取材に基づく描写が面白くこの映画の中でも生きている。
次回作も楽しみです。

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June 14, 2015

寄生獣 完結篇 ~あんな内容で感動した? #映画

◆お題:寄生獣 完結篇
◆監督:山崎貴
◆出演:染谷将太

こんな尻すぼみの作品になるとは思わなかった。
市庁舎が乗っ取られてあの町は機能していたのか? 
あの感動的な赤ん坊を手渡すシーン、なぜ新一に鉄砲の弾が当たらない?
橋本愛ちゃんは脱ぐ必要はあったか? 
何も解決しないで自滅的に終わるという
消化不良なラスト。感動もクソもない。

山崎監督の作品はなんでも感動的に見せようとして中身がない。
中身がないから感動できない。
でもそれにだまされる観客が多いからこの監督は重宝される。
「オールウェイズ三丁目の夕日」「スタンドバイミードラえもん」「永遠のゼロ」
みんな中身がない。感動的な絵やシーンがあるだけ。今回も同じ。
この人が新作「ゴジラ」の監督ならなくて本当によかった。

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June 11, 2015

イニシエーション・ラブ(ネタバレあり) ~楽しみしている方は読まないで #映画

◆本日のお題:イニシェーション・ラブ
◆監督:堤幸彦
◆出演:松田翔太、前田敦子

 ネタバレありです。
楽しみにしている方は読まないでください。


いいいですか。

この映画の構造と物語すべてが分かる書き方をします。


いいですね。

OKなら以下読んでください。
ダメなら、ここまでで以下読まないで、映画を見てからどうぞ。

では、まいります。


クズですこの映画。
1回見たら充分だし、1800円出して見たら高いです。
デートで女の子の分まで出していたら最悪です。

この映画やってはいけないことをやっています。
それは映画の手法として一人の人間(登場人物)を2人の役者が演じるという
手法を使って実は別の別々の人間だったという手法。
(時間の経過でA→Bへ役者を変えて演じさせるというものです。例えば
子どもが大人になるのはよくあります)
これに時間をさかのぼらせて観客には黙っているというものです。
つまり意図的に観客をだましているのです。そういう風にしか見えない
編集をしているのです。これはやってはならないことです。

サイドA→サイドBとつながっていますが、実は時間はサイドB→サイドAで
途中の夏は重なっている。同時進行(同じ時間)で早い話がマユが二股を
かけている時に片方の物語しか見せていない。
そりゃわからんわな。
映画の後半でこのつまらん話で何がしたいねんと思って見ていたので
なんとなく分かったけど誰が二股の相手かまではわからなかった。
映画を見直さなくても解答編のようなものがあって、そのポイントは
なんとなくつかんでいたので、やはりねと思ってしまった。
時間だけは気づかなかったのは悔しい。
これはハイレグ水着に気づけばおかしいことが分かる。
サイドAできている水着がサイドBでは新しく買ったことになっている。
日焼けに気づくあたりで予想はつくのだ。
ルビーの指輪がなくなっていること、便秘でお腹が痛いというのも変なので
この辺りを合わせて考えても想像はつく。

また結局二股かけた女に振り回された男がラストで鉢合わせになる
という中身のないつまらん話を編集で見せているのだがやってはいけない
編集をして客をだましているのでこれは映画としてはダメ。

テクニックを駆使してつまらん話をミステリアスに、または面白おかしく
見せるのが映画だと思うが、客が勘違いするのをわかって編集するのは
詐欺ではないか。巧みに編集されて気持ちよくだまされるのとは
わけが違う。

だからこれは堤幸彦のイベント映画でしかない。

もう一度言います。この映画クズです。

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June 10, 2015

バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) ~よくわからんファンタジー、最後は飛べたのかな? #映画

◆お題:バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
◆監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
◆出演:マイケル・キートン

 うーん、なんでこれがアカデミー作品賞なんだろう。
よくわからなかった。
確かにマイケル・キートンがかつてバットマンを演じていて、今となっては
終わった感がある俳優だから、この映画の雰囲気にはぴったりだとは思うが
しかし、だからといって再起をかけてブロードウェイで芝居をするという
お話がそれほど面白いものには見えなかったのだが。
ヒーローを演じて一世を風靡した人はそのイメージから逃れることができず
苦労するという。
スーパーマンがそうで、ターザンもそう、007ジェームズ・ボンドもそう。
でもそれを乗り越えてこそ本当の俳優といえるというのも確かで
寅さんなんかも苦労したと聞く。
この映画でももっとそんなところをストレート出せばよかったのではないか。
妙なファンタジーしてしまったから意味が分からんことになってしまったように
思う。
あと劇中の「バードマン」ってどんなお話だったのだろう?
あんまり面白くなさそうに思った。
「バードマン」って日本では「パーマン」にパーマンセットを渡した宇宙人の
ことで、これは著作権に引っかからなかったのだろか?
いっそのこと「パーマン」を実写映画化してバードマン役をマイケル・キートンが
やれば笑えるのに。

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June 09, 2015

セッション ~師弟対決いいけどセッションしてないジャン #映画

◆お題:セッション
◆監督:デイミアン・チャゼル
◆出演:マイルズ・テラー、J・K・シモンズ

 そもそも「セッション」してないじゃん。
この映画一見面白そうに感じる。
実際見終わったときの興奮は凄い。そう感じたのは事実。
でもちょっと待って、おかしいよこれって思いはじめた。

もともと「セッション」の意味はジャズなどで、演奏者が集まって演奏する
ことで確かにその練習風景が描かれるがセッションがメインではない。
鬼教師フレッチャーとジャズドラムマーを目指す生徒ニーマンの戦いが中心で、
ニーマンはフレッチャーのスパルタ教育について行くために狂気の世界に
落ちていく。やがてこのスパルタが問題となりお互いに学園を追放され、
再開した時にお互いの復讐が始まる。
この師弟対決はかなり面白いというか熱いものに見えるので面白く見えるが、
この教師の卑劣なやり方は少々いただけない。弟子に恨みがあるからとはいえ
楽譜とは違った演奏をするなんてあり得ない。
つまり人としてどうかの問題になる。そこにいただけないものがある。
本当の悪人に見えるのだ。
普通はここまでスパルタでつらくするのは弟子、生徒のためを思ってと
するのが本来の師の姿ではないか。
最後に対決になってもいいが、その勝負がついた時に爽快感がない。
ドラムの音にで熱い思いは伝わるが冷めるとちょっと待てよと思ったのは
そいうところ。
やな奴がやな奴のまま終わってしまったのがなんかいや。

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June 05, 2015

天才バカヴォン 蘇るフランダースの犬 ~これでいいのだ! #映画

◆お題:天才バカヴォン 蘇るフランダースの犬
◆監督:FROGMAN
◆出演:FROGMAN、瀧本美織

 あの天才バカボンのテイストを守って映画化されているのがうれしかった。
小学生のころお茶の間で親に怒られながら見ているのを思い出した。
そのバカさ加減がたわいないもので、でも昭和の家族の姿ってあんな感じだったと
思い出した。
 今回の映画では悪の組織が世界制服のためにバカボンのパパの本当の名前を聞き
出そうとする。確かにこれは当時からの最大の関心事で私は「バカボン」が苗字で
「のパパ」が名前と思っていた。しかしこれでは息子の「バカボン」の名前は
どうなるのか説明がつかないことになる。
 さてその秘密を探るために悪の組織から送り込まれたのは「フランダースの犬」の
ネロとパトラッシュ。あの名作アニメの感動的な1シーンも登場して、人間への
復讐のために地獄からやってくるのだ(天使に天国に召されたのではなかった)。
絵が日本アニメーションのネロとパトラッシュそのまま使用しているのが面白い。
こんなこと許されるのかと思うが、まあ最近は流行りのコラボの一種でしょうか。
バカボンのパパのギャグの炸裂具合は半端じゃなく、大いに笑わせていただきました。
たわいもないギャグが一番面白い。
「本名を言え」
「本名」
見たいにね。
バカボンの家族のママ、ハジメちゃんも健在でママの怒ったシーンはなかったけど
ハジメちゃんはハッキングまでやって大活躍でした。いまどきやね。
レレレのおじさん、ウナギ犬、本官くん(おまわりさん)も登場して楽しませて
くれました。
ところでバカボンの家には茶の間が存在し、昭和の味わいがありましたが、テレビ
だけは薄型テレビでした。さすがに21世紀になってブラウン管テレビでは無理が
あったかな。

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ビリギャル:学年ビリのギャルが1年で偏差値を上げて慶応大学に現役合格した話~ 長い! #映画

◆お題:ビリギャル
◆監督:土井裕泰
◆出演:有村架純、伊藤淳史

正式なタイトルは
「学年ビリのギャルが1年で偏差値を上げて慶応大学に現役合格した話」
長い!
本屋で原作の表紙は見ていたのでもっと不良娘、積み木崩し娘の更生物語かと
思ったらそうではなかった。
小学校でいじめられてそこから逃げるために私立の中学に入学。全く勉強しない
日々が続いてあそこまでバカになるかと思えるような高校生に成長。でも
義理と人情に篤く、友達を裏切れないことから自宅謹慎処分になり、それが
きっかけで塾へ行くようになる。これが彼女の転機となり、周りの理解もあって
見事に目的を果たす。
もっとドロドロした家族関係、友人関係が展開されるのかと思ったが、
環境に恵まれ、すべてが前向きに動いていく。それが見ていて心があつくなる。
勉強のためにいろいろ切り捨てるのがあたりまえのように言われるが、すべてを
大切にして結果、それが報われた、彼女の努力の賜物だと思う。
否定するのは簡単だし、逃げ出すもの簡単、そういうときもあるが、
すべてを肯定して受け入れる、ものの見方を変えていけば前向きに生きていける
ことを示している。
お金があれば塾にも行けて、それなりの教育も受けることができれば誰でも達成
できるのはないかとの意見も聞かれるが、本人の相当な努力があってこそと思われる。
少々気になるのが大学に入ってからの生活、彼女の考え方がどうなっていっていたか。
大学に入ることが目的のように描かれているが、本来はそうではない。彼女の
その後も気になった。単にこの原作本を書いただけではないだろう。人生の目的
としてどう変わっていったかちょっと知りたくなった。


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June 04, 2015

暗殺教室 ~ 嵐の二宮和也だったんか、知らんかった #映画


◆お題:暗殺教室
◆監督:羽住英一郎
◆出演:山田涼介、菅田将暉
 
 TVアニメは見ていますが原作はほとんど読んでません。
まあジャンプの漫画らしくどこまでこのお話を引っ張るのかなってところで
キャラ優先でもうそろそろ飽きられるのではないでしょうか。
今年の春の台風の目になり損ねた感はあるのだけど、2作目は作るようで、
まああんな中途半端な終わり方無いよね。

月を破壊し三日月にした超生物が高校教師となってクラス全員でこの超生物の
先生を報酬100億円で暗殺するという物騒なお話。
でも結構現代版金八先生ぽいところがあってちょっと残念でもあり、
そこが結構面白いところでもある。

暗殺を通してクラスが成長していくという真面目な展開が少々うざく、
どちらかといえばそんな成長物語はどーでもいい、面白いバカにはじけた
ものを見たかったなあ。あんだけいっぱい面白いキャラ登場して
いるのだから、もっと活かしてほしかった。
真面目な味わいは原作の味わいでもあるのだけど、非日常をもっと突き詰めても
いいのではと思った。その方が映画っぽいと思うのだが。

さてこの「殺せんせー」どうやって映像化するのか? 少々興味があったの
だが、この大きさなので着ぐるみでOKだったみていで、まあそりゃそうか
と納得。3DCGと組み合わせてればもともとアニメぽいので違和感なし。
声が誰か知らずに見ていたら嵐の二宮和也でちょっとびっくりでした。

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