« Z.comの共用サーバーについてのお知らせです。 | Main | #新世紀エヴァンゲリオン ~祝!BSにて放送スタート »

September 14, 2016

#シン・ゴジラ ~やっと書くことができました。 #映画 #ゴジラ

◆お題:シン・ゴジラ
◆監督:庵野秀明
◆出演:長谷川博己、石原さとみ、竹野内豊

庵野監督、よくここまでやりました。それが素直な印象でした。
正直完成しない場合もあると思っていました。そのために樋口監督を補佐につけ
納品させるための布石を打っていたと思っていました。もしかすると未完成で
公開後に完全版とか出てくるのではという考えもあったのですが、見た作品は
やり切った感が十二分にあり、見た人すべてが満足できたのではないでしょうか。
ネタバレを気にし、公開直後には意見がまとまらず1か月を過ぎてしまいました。
その間文字通り社会現象となってしまい今更ゴジラの感想をというのもありますが
自分の中でまとまらない考えを整理すべく、またまたメモに近い感想を
つらつらと書いていこうかと思います。長くなりますがよろしくお願いします。

○最恐のミニラ出現
どんな話か分からないままに公開された。どうもまだ日本に一度もゴジラが
現れていないという設定らしい、というのは聞いていた。情報が少ない中での
物語が進みはじめしっぽが見えた時こんな登場の仕方か・・・・。でも姿が
見えない。上陸迷走する巨大生物。ゴジラにしては変な歩き方?と思っていたら
画面に映し出された怪獣を見てびっくり、まさかのVSもの。こいつを追って
ゴジラが登場かと思ったらこいつが進化するらしいということが分かった。
そう、これはゴジラの幼体、つまり子ども、ならばミニラじゃないか。
目が血走っている?というかどこを見ているかわからない、まるで羽をもがれた
チキンのような容姿。めちゃ怖い。そして東京の街を破壊する。今までにない
凶暴なミニラだ(リトル、ジュニアはこの際無視です)。このとき破壊された
地域を総理大臣たちが視察に行くが、3.11の被害現場に近いイメージを感じた。
そうこれは災害対策の映画なのだ。

○鎌倉上陸シーンは泣けます。
いよいよ100メートルを超えるゴジラの登場で、ここでかかるのが
「ゴジラ対キングコング」のBGM。なんとモノラル。
IMAXで見たのだがあの巨大なスクリーンに映し出されるゴジラの雄姿が
こんなふうにまた見ることができるとは思わなかった。しかもこのBGM。
いままで気づかなかったが、この曲はモノラルで聞くものなのだ。あの音楽は
モノラルで再生されるように作られているというのがよくわかった。
その発見とこのシーンが合わさって本当に涙が出てきたのだ。

○災害としての怪獣出現
阪神大震災のときに、自衛隊が独自の判断で災害救助に動いたと
聞いたことがある。当時はまだ情報のインフラが整備されていないし、
大きな災害の経験が少なった。ネットない時代。その後この災害の経験が
活かされていろんな法律や制度、マニュアルが整備された。でも怪獣が
出て来たらっていう想定がない。なので最初は害獣駆除のレベルで
議論される。これが可笑しいのだが、こうなってしまうのだろう。
駆除するのか捕獲するのか。多分動物愛護団体や、研究としての貴重な
サンプルだとかそんあことまで考えて対応しなくてはならない。
面倒なことだけど、こいうところがリアル。今までは怪獣=悪者なので
やっつけるのが当たり前だったのに。

○ニッポンVSゴジラ
このコピー、なんだろうとずっと思っていた。どういう話か見えないので
まさか日本政府のこととは思わなかった。官僚と呼ばれる人たちが
日本を守るためにゴジラと戦う。そこには空想科学兵器などなく、いま現実にある
武器を使う。そのためにはいろんな法律が必要で、細かく言えば申請にハンコ、
命令書、その後の報告書までいることが想定される。会議もブリーフィングから
物事を決定するなら場所を変えて会議とらなくては決められない。ほとんどメンバー
は一緒なのにね。弾1発発射するのに総理大臣の許可が必要。
このリアルさも面白いが、このクオリティを映画の最後まで持ち続けたのは偉い。
従来なら途中で崩壊するのよ、こんな設定。で笑いのネタになるのにそうはならな
かった。凄いです。

○イデオンソード
イデの力が発動して伝説巨神イデオンの腕からレーザー光線が発射される。
それはあたかも剣(ソード)のような光で惑星を破壊することができるのだ。
これが今回のゴジラの口から放たれた火炎(熱線)の元ネタと見た。
ゴジラの体内から四方八方に放たれる光線は弾幕のようで、これもイデオンや
ソロシップが敵から身を守るために行っていた戦法。今回のゴジラは
イデの化身でもあるとみた。まああの口からはく熱戦は「巨神兵東京に現る」の
巨神兵でもやってたし、平成ガメラシリーズのギャオスが最初にレーザーをはく
時にも似てはいたけど・・・。

○無人新幹線爆弾と無人在来線爆弾
いやーこれは5歳児、幼稚園児の夢ですなあ。いいわー、いいわー、いいわー。
めっちゃ興奮したシーンであります。
だって怪獣を足止めするために新幹線に爆弾を積んで爆走させて攻撃するなんて。
同様に在来線側に入ってくるゴジラに対して今度は在来線をぶつけるとは。
子どもだったら一度は怪獣あそびをやった時に電車のおもちゃをぶつけたはず。
(今の子はしないかな)。通常なら怪獣に踏みつぶされて終わりの電車たちが
今回は身を投じて復讐したともいえます。
超兵器は登場しないしないけどめっちゃ子どもぽいところがチャンピオン祭りの
雰囲気があって気にいってます。
ちゃんとJR東海とJR東日本にOKもらったのかな。めっちゃ気になりますが、
ジオラマでは名場面となって再現されるでしょうなあ。この東京駅のシーンは
本当によかった。できればもうひと工夫して、JR西日本のヱヴァカラー新幹線しか
残っていない設定にして、爆弾を積んでぶつけてくれてもよかったのにね。

○超兵器が登場しない
映画独自設定の兵器が登場しない。
メーサー戦車やスーパーXのような対怪獣兵器が登場せず、
今ある通常の武器が登場している。リアルにこだわるとこうなるのだ。


○薬は口から飲むに限る。
こう言ったのは「ゴジラVSビオランテ」の権藤一佐。
なので今回もゴジラの口から薬を注入することになったのだと思うが、
でもなあこれありかな。飲まなかったら失敗じゃん。まああの皮膚を
貫通させるのは無理だったとは思うけど。無理やり歯医者で口に器具を
突っ込まれるシーンを連想していましました。


○マニュアルとしての映画
今回の「シン・ゴジラ」はマニュアル映画。
今までは映画として人間ドラマがないとダメという思想があり、
父と子、父と娘、のような家族、恋人たちのエピソードなどが並行で語られ
映画としてのドラマが弱くなっている部分を支えていたとされるが、うまくいった
例は少なく、まあどうでもいい話にがくっついているようなものだった。しかし
災害対策のマニュアルとして作られている本作はそんなお話は不要。あさっりバッサリ
切り落としてしまっている。間違っても対策本部に部外者やまして子どもが
入ってきて意見をいうことはないのだ。
マニュアルというと語弊があるなら仮想実録もの、といえばいいのかな。
巨大生物災害シミュレーションといえばいいのかもしれない。
これはある意味正解だとは思うが、今後の作品に影響を与えるだろうなと思いつつも
やりにくいよねきっと。だって当分のあいだ「シン・ゴジラ」の真似といわれるもの
なあ。

○野村萬斎のゴジラ
エンディングタイトルをみて野村萬斎の名前を見つけてあれ?となった。
どこに出てたの?初日の1回目。できる限りの情報を遮断して見たので
ネットのニュースをみて驚いた。なるほど。そうか。
ゴジラを演じていたのは野村萬斎だったのだ。
どこか歌舞伎っぽいイメージがあるなあと思っていたのだが、狂言だったとは。
以前からゴジラの見切る姿は歌舞伎由来のものと思っていた。のでそれを
ブレイクダウンさせた狂言というのはありだと思った。そう思ってみると
そう見えてくるのだ。手法は変わってもやっぱり血の通った人が演じないと
怪獣に血が通わない。つまりCGアニメだけで作ってもダメなのだ。
なので今回のこれは正解。
多分「のうぼうの城」(樋口監督)つながりでこうなったのだろうなとは
思いました。

○MX4Dと怪獣映画の親和性
今回初日にIMAXで見て、後日TOHOシネマズでMX4Dで見た。
IMAXは大きな画面で見ることができる利点でそれ以外は特に普通に感じた
のだが、MX4Dのほうはやりすぎ感はあっても非常に怪獣映画との親和性を
感じることができた。以前同じ場所で「スター・ウォーズ フォースの覚醒」を
見たのだが、やたら大きな動き、アクションに反応するので少々うざい感が
あったのだが、今回はよかった。「パシフィック・リム」といい怪獣映画に
MX4D(パシリムは4DXだが)あっていると思う。災害の疑似体験なの
だから怪獣映画とはあう。ストーリーを追って疑似体験するものは動きの内容に
よって別に必要のないものまであるからではないかと思う。

できればあの名作「キングコング対ゴジラ」をMX4Dでやってくれないかな。4K版が
あるのだからできると思うのだが、ゴジラバージョンとコングバージョンに
わかれてそれぞれ違うなんていいんじゃないの。

○その他もろもろ
 庵野さん燃え尽きたのではないか、次の映画作れないのではないかと
心配したが多くはないけどメディアに登場していたので安心。休養したら
「ヱヴァンゲリオン」の完結編?作ってください。もう何も怖いものは
無いはずですから。
づっと庵野作品は自分の存在理由を求める作品を作っていると感じていた。
でもかなり大人になったと感じるようになり今回の「シン・ゴジラ」は
お見事でした。一歩引いた目で、でも確かに自分にしか撮れないという作品を
完成させたと思う。この勢いで完結させた「ヱヴァ」をみたい。楽しみに
待っています。

続いて驚きのは発表が、「ゴジラ」のアニメが来年公開とか。
原案、脚本に虚淵玄というから驚きでめちゃ期待してます。
でもあのヴィジュアルはちょっと今までの世界感と違うので・・・心配もあり。

で、この続きは?
ここまでハードルの高い作品を作って大ヒットさせてしまったから
次は作りづらいよね。同じ世界で作ることは難しい?
でも開き直って今回要素として外したものぶち込んでレベルの低い映画に
してもいいかも。超兵器を登場させ、他の怪獣、宇宙怪獣、宇宙人、未来人、
なんかを登場させてお祭り気分のチャンピオン祭りをやってくれても
いいんだけどなあ。

○ゴジラ英霊説
今回も東京駅までしか来なかった。
皇居まえで阻止された。
しかし東京駅の前にゴジラタワーがあるとなるとやっぱり
ゴジラは英霊の化身なのか。
今回は3.11の災害対策のイメージからくるゴジラ像だったが
本来は戦争の悲劇を背負っている。
最後にそれを見せたのか。あのしっぽの分離体はその象徴のように
見えた。

うーん書きたいこと言い足りない部分は後日追加修正するかも。



|

« Z.comの共用サーバーについてのお知らせです。 | Main | #新世紀エヴァンゲリオン ~祝!BSにて放送スタート »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/50812/64204209

Listed below are links to weblogs that reference #シン・ゴジラ ~やっと書くことができました。 #映画 #ゴジラ:

« Z.comの共用サーバーについてのお知らせです。 | Main | #新世紀エヴァンゲリオン ~祝!BSにて放送スタート »