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June 2022

June 30, 2022

#猫が逃げた ~ #愛なのに は大絶賛なのですが…。 #映画雑談 

猫が逃げた

監督:今泉力哉 出演:手島実憂、毎熊克哉、井之脇海

「愛なのに」大絶賛の筆者としてはこちらも期待したのですが…。
離婚間近の夫婦。それぞれ浮気相手がいて、でもぐずぐず。
離婚に踏み切れないのが猫の引き取り問題。でもこの猫は自由、
ふらふらと近所を歩き回りしているのですが、突然姿を消し
大騒ぎに。煮え切れない男女関係を描いているところが
あまり面白く見れない。「愛なのに」はいろんな面で共感できたし
やっぱ男も女もバカだよな、エロに関しては仕方がないよなぁ、
と思う点がストレートに描かれていて面白かったけど
こちらはちょっとなあ。似た設定でも深みがない、それぞれの
キャラへの描き込みが甘い、足りない気がした。
ピンク映画100本以上監督している城定さんのほうがうまい
ということか。
城定監督作品「女子高生に殺されたい」は未見。
見たい!

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June 29, 2022

#愛なのに ~ これ大絶賛です。 #映画雑談

愛なのに

監督:城定秀夫、出演:瀬戸康史、さとうほなみ

これめっちゃいい‼️
私は大好きです。
ストレートな男と女の物語。
最近難しい恋愛物語が多かった
けどさすが城定さん。
ピンクのベテランだけの事はあります。
女子高生と本屋の主人、
もうすぐ結婚を控えたカップル、
それぞれの愛の方向が物語を
紡いで行きます。私なら女子高生に
告白されたら付き合っちゃうけどなぁ
とか思いながら見てました。
みんな見て、今年の
ベストワンにしましょう。

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#シング ネクストステージ

シング ネクストステージ

監督:ガース・ジェニングス 声の出演:内村光良、長澤まさみ

パート2なのでどうかなと思っていましたが大丈夫。
前作見ていなくても、忘れていてもOK。楽しめました。
描かれているのはあの懐かしい僕らのアメリカ映画。
楽しくて、楽しくて、前向きで、キラキラ輝ていたあのアメリカ映画を
思い出させてくれます。
エンタテイメントは8割ハッタリから生まれるという楽しい内容。
たくさんのキャラが登場しますがちゃんと描けています。
なので各キャラのエピソードがどれも素敵でクライマックスに
見事な花を咲かせてくれるのです。若者ゴリラとダンス師匠の
お話なんて最高よ!
日本語版がメインで上映されていると思いますがOKです。
よくできた日本語版になっており泣けます。 是非。

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June 28, 2022

#ガンパウダー・ミルクシェイク ~ #キル・ビル ほどじゃないけど楽しめるよ。 #映画雑談

ガンパウダー・ミルクシェイク

監督:ナヴォット・パプシャド 出演:カレン・ギラン ミシェル・ヨー

まあ面白かった。またまた日本かぶれのオタク監督登場かなと思えるシーンが
いっぱいあって。イスラエルのタランティーノらしい。最近流行のシスター
フッドものです。母から捨てられ殺し屋として育ったサム。ターゲットの
娘を守ったことで組織が追われ、かつて殺し屋だった3人の女たちがいる
図書館へ逃げ込み反撃する。女囚サソリ風の衣装、必殺の三味線や勇次風の
殺し、妙な日本語のTシャツなどが登場し楽しませてくれる。「キル・ビル」
ほどレベルは高くないけど楽しめる映画です。

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June 27, 2022

#ベルファスト ~ #ケネス・ブラナー 版 #三丁目の夕日

ベルファスト

監督:ケネス・ブラナー 出演:カトリーナ・パルフ、ジュディ・デンチ

ケネス・ブラナー版三丁目の夕日とはよく言ったもので
それに共感する人は心引かれると思う。いつも仲良く暮らしていた
近所の人たちが突然敵味方に分かれて争い出す状況なんてちょっと
日本じゃ考えられない。平和なボケとよく言われるがそれでも
いいよなと思った。お話は非常にパーソナルな内容なので、
登場する映画やテレビ、グッズなどは懐かしいとは思うもののそこまで。

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June 22, 2022

#コーダ あいのうた ~アカデミー作品賞受賞、ちっと小柄な作品だけどね。#映画雑談

コーダ あいのうた

アカデミー賞の受賞の可能性があるとのことで
急いで見に行ったけど結構ロングランしている。
その後
第94回アカデミー賞作品賞・助演男優賞・脚色賞受賞 。

 

見ればいい映画ってのがわかる。聾の家族で少女
だけが健常者という設定。しかもこの少女は歌の
才能があり音楽大学を目指すというが聾の両親に
認められないという物語。
お母さん役がなんとマーリー・マトリン!
聾の女優で舞台「小さき神の作りし子ら」の
映画化作品「愛は静けさの中で」でアカデミー
主演女優賞受賞。でもなんかすっかり変わっ
ちゃって。
娘が生まれた時耳が聞こえることがわかって
娘のことが理解できないと語ったところが
印象的。普通なら健康に生まれて喜ぶところ
と思うのだが。このリアルさというか
苦い味わいがこの映画の魅力だと思った。

 

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June 20, 2022

#ドリームプラン ~殴打事件はちょっと残念。#映画雑談

ドリームプラン

監督:レイナルド・マーカス・グリーン 出演:ウィル・スミス

正直あのお父さんはステージママ(パパ)だと思います。
自分の子ども転がしてお金を金儲けをして自分の仕事まで
契約してしまうのだから。ここだけを見ると許せないとなるけど
ディズニー映画を家族でみて謙虚であれとか、物や人にあたる
ようなことが無いようにメンタルを強く、また教養、教育も
ちゃんと娘たちに行っていた事を考えるとセリーナとビーナスの
業績はその基礎あってこそだと思う。ドリームプランはノート(?)
として現物が存在するかもしれないがあのお父さんの頭の中には
ちゃんとあったと思います。なのでこの日本語タイトルは悪くない。

ウィル・スミス主演男優賞おめでとうと手放しで喜べない事態が発生。
クリス・タッカーが反撃しなかったのでこれでシャンシャンと終わると
思ったけど周りが許さない。大人の対応をウィル・スミスがしたと
いうことになるのかな。ちょっと残念。

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#マロナの幻想的な物語 ~ #のん の声も結構いい味出してます。 #映画雑談

マロナの幻想的な物語

監督:アンカ・ダミアン

Eテレで深夜に放送したアニメ。
抽象絵画?をアニメにしたような絵に引き込まれてしまいました。
お話はミックスとして生まれた犬の一生。犬目線で飼い主との楽しかった
日々を思い返していく。日本ではアニメといえばセルアニメやキャラ
が立ってしまうが、海外では映像表現の手段として扱われ時折このような
素晴らしい衝撃的な印象の作品に出会う。クライマックスの主人公が
バスを追うシーンが凄い。あの絵であの立体感、サスペンスフルな
ところ、いいです。有料配信で見れるらしいので犬好きの方は是非。

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June 19, 2022

#姉姉妹妹 ~ #大阪アジアン映画祭

姉姉妹妹

監督:キャシー・ウエン 出演:タイン・ハン,チー・プー,ライン・タイン

昨年2021年大阪アジアン映画祭ABC賞受賞作品のTV放送を録画して鑑賞。
ベトナムのサスペンススリラー。ラジオの人生相談番組を担当するキム。
恋人からのDV被害の相談を受けた女性ニーを自宅に保護する。
キムの夫フイはそれをよく思わない。やがて三人関係が崩れ意外な方向へ
というお話。二転三転する関係性が面白く少々既視感があるなあとは
思いつつも楽しめた。ハリウッド、韓国映画の影響は大きいと思う。
馴染みのない役者ばかりなので余計に読めない展開いい。最初の交通事故から
かなり遠回りするけど納得。そうそう見る機会がない作品だと思いますが
機会があれば是非。

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June 18, 2022

#シャドウ・イン・クラウド ~ヒットガールVSグレムリンVSゼロ戦! #映画雑談

シャドウ・イン・クラウ
監督:ロザンヌ・リャン 出演:クロエ・グレース・モレッツ

 

ヒットガールVSグレムリンVSゼロ戦!
これだけで初日に見たくなる気持ちわかるでしょ!なんと84分!
第二次世界大戦中、女性パイロットが秘密のBOXを届ける任務で
大型爆撃機B-17に乗り込むが謎に生物襲われ、さらに日本軍の
攻撃を受けることになる。
劇中クロエちゃんのひとり芝居が延々と続くコスト削減?緊張感の
演出からラストまでの怒涛の展開!タイマンバトルシーン!
ぜひご覧ください。

 

以下ちょっとだけネタバレ。見てから読んでね。

 

ラストはやっぱり飛行機は落ちちゃう。
まあこれは仕方がないとしてやっぱりグレムリンはそれでも死なん!
ここも定石どおりだけど、そのあとのバトル、クロエちゃん素手で
グレムリンと戦うのよ。エイリアンと戦ったリプリーよりも凄いよ!
なんとあろうことかグレムリンは逃げ出す! でもそれを追って
とどめをさすクロエちゃん! 最高です。そうこれはきっと
「エイリアン2」に捧げれてるんだ。ラストのあのシーンで確信した。
資料を見ると原案はダン・オバノン。これをリドリーが「エイリアン」
したけどもっと忠実に映画化したのが本作らしい。納得です。

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#偶然と想像 ~これ面白かった。#映画雑談

偶然と想像

これ、面白かった。
「ドライブ・マイ・カー」より面白かった。
そして今回濱口監督作品が面白い理由がわかった。
映画の基本、ドキドキ感が楽しめる、これだ。
基本会話劇だけどその内容にドキドキ感が常にある。
車の中で聞かされる気になる男性の話、その正体とは。
扉を開けたままでセクハラ疑いから自己防衛する教授と
学生の会話。そして偶然再会した同窓生との懐かしい
話とお互いの心の内。でも実は…。
どれもが見ているものを引き付ける。あるあると共感する
状況とドキドキ感で物語にのめりこんでしまう。
オチのつけ方も含めそれがなんとも心地いい。
前作「ドライブ・マイ・カー」では状況説明に丁寧に
時間をかけそこにもドキドキを忍びこませていた。
実は濱口監督の過去作品はほとんど見ていないので
これから追いかけて補完していこうと思う。

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June 15, 2022

#ハケンアニメ! ~この世界にはジブリは存在しないのか?

ハケンアニメ!
ポンコツとういうかクズ映画と思ったので何も言わなかったが、
やたら世間でほめる人がいてどうしたんだろうと思ってます。
だいたい土曜日の夕方5時のアニメの覇権争いというという
設定がリアリティが無くバカげている。今のアニメは深夜、BS、
配信、DVDでそれぞれしのぎを削って、劇場版になればさらに
儲かるという流れ。同時にマンガ原作や実写ドラマ化と合わせて
スタートしてうまく流れを作ったら3年程度はその作品の知名度
でスタッフは忙しく動き回るというもの。そんな世界を全く描かないで
どのの世界のお話かとあきれ果てて全く物語が呑み込めなかった。
土曜日のアニメって「名探偵コナン」とか「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」
ぐらいしか思いつかない。今ゴールデンタイムでアニメなんてやってないし
そこに力を注いでいるテレビ局も製作もいない。スポンサーだってまず
つかないだろうと思う。情報バラエティが席巻しておりアニメなんて誰も
見ないのだ。またアニメの監督なのに監督らしくない、クリエイターに見えない
周りのスタッフの描き込みも弱い。だいたいリクルートスーツを着て
面接して入社してくるアニメ監督志望ってありか?宮崎、庵野ばかりが
アニメクリエイターではないがどう見てもリアリティを感じられない。
あれがありならもっと説得力のある描き方をしてほしい。
本当にいい役者が揃ってるのに無駄使いに見えた。
アニメ業界を描いた作品アニメ「SHIROBAKO(シロバコ)」という作品がある。
地方から出てきたアニメ好き女子がアニメ制作会社で働き
現実とのギャップ、ブラック企業寸前の過酷な労働のなかで
癖のあるメンバーとチームで作品を仕上げていくという素晴らしい作品。
トリュフォーの「アメリカの夜」のTVアニメ版といった内容。
これにくらべると「ハケンアニメ!」ほど遠い出来だったと思う。
見るなら「SHIROBAKO」をお勧めします。

 

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#ウエスト・サイド・ストーリー ~結構新鮮な感動を味わえました。 #映画雑談

ウエスト・サイド・ストーリー

あのスピルバーグがなぜ「ウエストサイド物語」をリメイク?
今までの作品の傾向からはちょっと異色。
年末に公開予定が延びて、でもアメリカでの評判がよくて期待
していいらしいことがわかって、やっぱり初日に、それでIMAXの
ほうがいいかと見に行った。よかった。何か初めて見る映画の
ように見えたしそう思えた。なんだこの新鮮さは。

ミュージカル映画「ウエストサイド物語」の初見は1979年1月4日
のTBSのお正月特番。テレビで見た。沢田研二、大竹しのぶ、
尾藤イサオ、国広富之、安奈淳がメインキャストに声を当てて
このテレビの演出がよかったかのか悪かったのか微妙な印象が
残った。この時代はリアルタイムに一気に見ないといけないのが
ちょっとしんどかったなあ。さてリバイバルで劇場でみたのが
いつだったか思い出せない。ファーストカットの空撮を
スクリーンで見たような記憶があるのだが…。多分OS劇場の
さよならフェスティバルかな。その後宝塚版を見た。宝塚の
きらびやかなイメージとはちょっと違うシックな感じが印象的。
でも最後の大階段はちゃんと用意されていました。東宝が一時
上演権を手放した時があって、劇団四季が上演したことがあり
幸運にもこれも見ることができた。やはりミュージカルを
うまくこなしている四季だからこその動きに迫力があり、
ミュージカルという感じが印象的だった。

そして今回のスピルバーグ版。物語は同じ、曲も同じ、
でも今日的な要素として人種、格差の問題をより強調して
全然違うものを見せてくれた。こんな印象を受けた作品は
今までにない。ただのリメイクではない。そういう映画で
非常に満足した。で、今回日本語版が上映されてたのだけど
見た人いる?どんな感じだったのかな。必要ないでしょと
思いながらもちょっと気になります。

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June 14, 2022

#トップガン マーベリック ~トム・クルーズええ年で頑張ってますね。

トップガン マーベリック
観終わって最初に心に思い浮かんだのは「ゴメンナサイ」でした。
めちゃくちゃ楽しんでしまいました。面白かったです。
やっぱ戦争映画面白いわ。ああいう兵器、戦闘機、かっこいいわ。
IMAXの画面に引き込まれて見とれてしまいました。
飛行シーンはフルスクリーン、画面が目いっぱい大きく
大画面に広がっていました。
でも、現実には戦争で苦しんでいる人々がいます。
戦争で怪我をしたり、苦しんだり、死んだ人もいます。
それを思うと「ゴメンナサイ」です。
日本は平和です。
アメリカの大統領もトム・クルーズも来日しても
平和です。
そういう国でよかったと思います。
早くこういう映画が絵空事として楽しめる世の中になってほしいです。

できれば次はドルビーシネマかスクリーンXで楽しみたいなあ。

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#流浪の月 ~すずちゃん頑張ってます。

流浪の月

広瀬すず、がんばってっますがこの役をやるのはまだ早い、
と思いました。少女の頃に誘拐されて大人になってから再び
その犯人の青年と出会う。しかし真相は…。
年齢的はOKだと思うがここまで複雑な心の傷を負った
人物を演じるほど広瀬すず自身が成長していないと見えた。
演技力があるのは認めるが人としての厚みのようなものが
感じられない。劇中、同棲している恋人とのベッドシーンも
こなしておりかなり激しい。横浜流星、絶対ナマのすずちゃんを
触ってる!でもなあ。でもなあなんです。
松坂桃李はちょっと変な青年役が板についてきた。「娼年」の
次に変な役。あのオチの意味わかりましたか?男ならなんとなく
分からなくもないが…。でもなあ。

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#マトリックス レザレクションズ ~午前10時の映画祭ではとりあげるなんてもったいない。他あるでしょ。

マトリックス レザレクションズ

新作公開の前にIMAX版の1作目か特別上映されていた。
確かに公開当時(1999年)はIMAX版での上映はなく、
当時、音響と上映が一番いいとされる六甲アイランドの
MOVIX六甲まで見に行った記憶がある。後に天保山の
サントリーIMAXシアターで公開されたがずっと後だった
ような記憶が残っている。
この1作目、かなりもてはやされ、面白いと評価が高いのだが、
私はあまり気に入らなかった。機械?コンピューター?に
支配され、仮想現実の世界で人間が生かされいる。それに気づいた
人間たちの反乱の物語ってあまり目新しい気がしなかった。
当時インターネットが世に普及し始めたころで、私が仕事で
ホームぺージを立ち上げたのが1998年の夏だった。
なので劇中の電話回線を使っての移動(転送)が懐かしい!
見直して気づいたのがアクションが見やすいこと。
当時は香港映画のパクリをスローで見せて何やってんの!
とつまらなく感じていた。ネオの蹴り1回をみてジャッキーなら
10回は蹴ってるよなと思っていた。その後加速した今のアクションは
動体視力が追い付かないCG映像もしくは編集で見せられるので、
目も精神的にもついていけない。それに比べると20年前の
この作品のアクションは楽しめた。見ることができる映像なのだ。
ストーリーも今となってはよくある設定だがここから始まった
と思えばそれを紐解く作品として楽しむことができた。
というわけで1作目は見直して私の中で評価が変わっていった。
もしかして公開当時より深く理解した、受け入れたのかなぁ。

それで、新作。
(新作は前情報で1作目の続編とのうわさもあり、
2、3作目は見る余裕も時間もなかったので復習しなかった。
公開当時に見てるけど既についていけず、内容忘れてます)
「レザレクションズ」とは「複数の復活」という意味。
キリストの復活にかけてネオの復活を暗示、それは映画の
再起動の意味かなと思ったらこれ複数形なのよね。
1作目のストーリーを別の視点から見る映像で始まり
予習しといてよかったと思ったのですが、そこまで。
後はついていけなかった。世界観と言葉、単語の説明が欲しい。
意味が分からんのよ。
流れでストーリーにはついていけるが面白さを感じるところまで
いかない。映像美、CGの技術レベルはMAXまで到達しているし
半端なくアクションが凄いのはわかる。でもそれが当たり前で
それ以上?それ以外の何かを感じられないのだ。物語としては
ネオの復活だけでなくトリニティも共に復活して(それで複数形)
世界を救うみたいなとこで終わっているが根本的な解決、決着が
ついていないから「続く」ということだとだと思うのだか
なんだかなあ。ちょっと受け入れられない。

監督のラナ・ウォシャウスキーは前三部作を作っていた時は
男で、かつ兄弟で監督していたが兄弟ともに性別適合手術で
女性に、姉妹となり、今回は都合でラナ単独で監督を。なので
女性を救世主にしたかった、そういう背景があったのかなと思った。

ただここまで書いてきて時代も自分自身も20年経って追いついた
1作目の事を考えると「レザレクション」も20年後に見直すと理解
できる、受け入れやすくなっているのかもね。

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June 13, 2022

#スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム ~さらに楽しめる版が公開されるとか。 #映画雑談

スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム

ネタバレありです。


今回の作品には旧作2シリーズのヴィランが登場する事が
話題になっていました。私はドックオクが結構好き
だったので個人的にはうれしかった。他にもエレクトロ
サンドマン、グリーンゴブリン、リザードと詳細は説明
されないままドクターストレンジの魔法で他の世界が
繋がってやってくるらしいというところまで上映前に
公表されていました。ならば当然スパイダーマンの
登場もあるのではと思っていましたがあまりに
ネームバリューが高くなった旧作の二人の登場は
ちょっとなあと思っていました。トビー・マグワイアの
1作目は2002年なのでもう20年前だもの。無理でしょ。
アンドリュー・ガーフィールドも10年前、有名に
なっちゃってもういい、出ない、といってもおかしく無いのに。
でも喜んで出てきたのです。簡単に魔法で。
「ピーターに会いたい」の一言で!
このシーンは劇場で声をあげてはいませんが喜んで
しまいました!やったつながった。

思えば映画会社は同じでもサム・ライミ版として完結
リブートとして「アメージング~」製作。面白かった
けど中途半端な終わり方。ソニー→ディズニー傘下で復活した
スパイダーマンはアベンジャーズの一人で高校生と設定も大きく
変更で別もの扱いこれがつながるなんて思えない。
監督も役者も違うからシリーズとは言えないので。
強引な仮面ライダーや光の国で繋がっているウルトラマン
とはわけが違う(これは別の機会に)。

なのでつながるとは思えなかったところをマルチユニバースとして
つなげたしまったところが凄い!これはいままでの映画史上
初の試みだと思う。大人の事情やお金もうけ、ファンサービス
でゲストやカメオ出演させたのとは訳が違うのです。

さらに関心したのがその旧シリーズでのヴィランたちの扱い。
スパイダーマンは特殊なクモにさされその能力を持つように
なった。「大いなる力には大いなる責任が伴う」の言葉に
たどりついたのがスパイダーマンでその力を我がものだけ
に利用しているのがヴィラン。その戦いがストーリーの基本。
(まあヴィランたちにはそれぞれ哀愁漂う事情があるのですが)
いままでのトム・ホランドのスパイダーマンではここに
たどり着いていなかった。アイアンマンの助けを求められ
アベンジャーズとして戦っただけの子どもでその与えられた
力の意味まで到達していなかった。しかし今回ヴィランたちを
通じてその力の意味を理解し、こともあろうかヴィランたちを
助けようとまでする。そしてそれぞれのスパイダーマンの
無念だったことまで解決する結果となっている。
しかしその結果もたらされた結末は…。

それがこのタイトル「ノー・ウェイ・ホーム」。

この後のスパイダーマンの登場は予告されていない。
よくやったと思う(映画の中でも、製作側も)。
次はまたリブートかなとも思うがマルチユニバースの一つと
思えば無限大の広がっていくと思えばいいのか。
とにかくこの作品は見ないと!
今までのおさらいをしてから、いままで見てきた人もこの
けじめにしっかりと立ち会ってほしいです。


尚、アニメ映画版のシリーズは続くようで
2本前後編の新作が予定されており、こちらは最初からマルチユニバースの
スパイダーマンが楽しめます。アニメ版と実写版の合流も将来はあるかも。
それとテレビ東京系で放送された東映版「スパイダーマン」も人気で
あの巨大ロボットを持ったスパイダーマンの登場もあるかもと噂されており
まだまだ死ねませんなあ。

「ヴェノム」との関係がちょっと分からなかった。どうなるんやろ。

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#シン・ウルトラマン ~素直に面白かったです。でも2回目は…。 #映画雑談

シン・ウルトラマン

 

109エキスポのIMAX版で見ました。
(その後近所のシネコンでももう1回)

 

■面白かったです。
楽しみましたよ。
最初のウルトラQ的な展開、禍特対設立までの
お話を1時間ぐらいかけてもよかったのに。
見たかったなあ。TVシリーズとかならないかな。
MM9を思い出したよ。

 

ゴメス:なぜかリトラが無視されたのが残念。ゴジラぽいのがいい。
マンモスフラワー:皇居でじゃなく東京駅に出現。
ペギラ:東京氷河期リメイクカラー見たかった。
ラルゲユウス:「鳥を見た」の文鳥にしか見えない怪獣。
カイゲル:TVではゴーガ、初期の脚本での名称はカイゲルらしい。
パゴス:「虹の卵」に登場、中島春雄さんが入ってました。
とオープニングでこれだけでおなか一杯になりそうで
サラリと終わってネロンガ登場。

 

禍特対は現場で自衛隊を指揮する立場で登場するのに
神永はなぜか一人少年を助けに村へ、危険な現場に入る。
誰か自衛隊とか警察に救助を指示すればいいのに。
走っていける距離だから相当近い。
なので対策本部にかなり近いところにウルトラマンが落ちた
ことになるよね。
それにあの少年は何をしていた?
そしてウルトラマン登場、神永は事故で死にウルトラマンと
融合することになる。このくだりだけ説得力がない。
だいたい対戦相手ベムラーじゃないし。

 

ネロンガ、ガボラと禍威獣編
ザラブ、メフィラスと外星人編
最終話はゼットン編

 

選ばれたお話がかなりマニアックだと思った。

 

偽ウルトラマンの復活よかったね。目の形が少し直線カットで
本物は丸い楕円という違い。TV偽ウルトラマンは目に隈が入っていた。
巨大化した長澤まさみもOK。もっとエロいカットも見たかったなあ。
そうそう、TVは子どものものだったけどこの映画は大人のもの
だからもっとそんなところもあってもよかったのでは。
いや、逆に子どものものという視線排除はよかったのかどうか。

 

ゾーフィ(というのが初期設定らしいゾフィーではないらしい)が
放った最終兵器がゼットンというのものいいね。
これがまさしく「使徒」みたい。

 

その決着の付け方がなんとも今風なんだけど、
その時のウルトラマンの動きが凄く特撮を意識した動きで
面白かった。何か飛行フォームの人形がつられているみたいで。

 

 

モーションアクションアクターにオリジナルのウルトラマンの
スーツアクター古谷敏(73歳!)とあり、オリジナルへの
リスペクトをこんな形で実現している。CGで取り込んで
絵を作っているみたいなのだが、古谷の次に庵野秀明とクレジット
されており、もしかしてウルトラマンを演じたのかな?それとも
禍威獣?どちらにしてもメイキングでちょっとみたいよね。

 

M-78星雲光の国から来た使者というのは実は脚本印刷時の誤植で
M-87星雲が正しいとか。なので米津玄師の歌は「M八七」となった
らしい。

 

ウルトラマンの声は斎藤工がほとんど担当していたが、
ウルトラマン自身が話すときは高橋一生だった。これは気づかない。
確かに違うのよね。ラストのゾーフィとの会話シーンなんかね。

 

久々に東宝に帰ってきたウルトラマン。東宝チャンピオンまつり以来ではないか。
最近は松竹マークで公開されていた(他もあるけど)。でもそうなると
シン・ウルトラマンは従来のウルトラシリーズに混ぜてもらえないかも
しれないなあ。

 

登場怪獣についてはゴモラやレッドキング、バルタン星人は押さえて
ほしかったなぁ。既に何度も復活はしているけどね。
まあ、こんなに元の話に沿ったお話になるとは思わなかった。
もっと独創的なものになるのではと思っていたから。
その点では「シン・ゴジラ」はよくできていた。まああれも
よく考えてみると、元の話にかなり沿ってはいると思うけど。

 

チラチラ画面に入るマイティ号、ペネロープ号、USSエンタープライズ他、
これらはあの世界でも存在するということだと思うが、それとお話上のリンク
弱いし余計な情報になっていないか。特に「スタートレック」が存在するなら
エイリアンに対する考え方などもっと影響を受けてもいいと思った。
いや影響を受けた結果があれというなら「外星人」などというのかな?とか。

 

 

■ちょっと気になるのが…
この「シン」がつくシリーズ。
「シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース」という。
『シン・ゴジラ』
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』
『シン・ウルトラマン』
『シン・仮面ライダー』の4つの映画作品を中心とした
日本のメディア・フランチャイズ。

 

どうもいやな予感がする。
次の「シン・仮面ライダー」まで一つの流れを作っているようだが
どうもお金の匂いが、商売の匂いが…。「シン」でくくった庵野印の
コンテンツ商売を拡大させていくのではなかろうか。
そうなると今までの焼き直し、底の浅い作品の粗製乱造になるのでは、
庵野作品でそんなことはないと思いたいが
今回の「シン・ウルトラマン」のフォーマットは
「シン・ゴジラ」のときにできたものの焼き直しではないと
見れるところもある。さて予定通りなら来年の「シン・仮面ライダー」が
公開となるが今回の「シン・ウルトラマン」に似た展開になるのではと
予告編を見る限りでは、思ってます。

 

 

■庵野秀明展
阿倍野ハルカスの庵野秀明展に行ってきた。
「シン・ウルトラマン」公開前に。
正直つまらなかった。というか見た記憶があるものばかりで
切り口が庵野秀明を構成しているグッズや功績についてなの
だが、ほぼ同時代を生きてきたので展示されている本は
私も見てたし、持ってたし、読んだし、テレビも見てたよ。
懐かしいとは思うけど…。大学時代の功績もリアルタイムは
無いけど知ってたし同時期に私も8mmカメラいじってたから
ということでそれ以上のものは。特撮ものは多分レプリカ?
と思うのだが説明がないし、「特撮博物館」「特撮のDNA」で
見てるので物足りなかった。庵野秀明を知りたければNHKの
ドキュメンタリー2本と「監督くん」を読めばいい。
「アオイホノオ」もね。

 

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