シン・ウルトラマン
109エキスポのIMAX版で見ました。
(その後近所のシネコンでももう1回)
■面白かったです。
楽しみましたよ。
最初のウルトラQ的な展開、禍特対設立までの
お話を1時間ぐらいかけてもよかったのに。
見たかったなあ。TVシリーズとかならないかな。
MM9を思い出したよ。
ゴメス:なぜかリトラが無視されたのが残念。ゴジラぽいのがいい。
マンモスフラワー:皇居でじゃなく東京駅に出現。
ペギラ:東京氷河期リメイクカラー見たかった。
ラルゲユウス:「鳥を見た」の文鳥にしか見えない怪獣。
カイゲル:TVではゴーガ、初期の脚本での名称はカイゲルらしい。
パゴス:「虹の卵」に登場、中島春雄さんが入ってました。
とオープニングでこれだけでおなか一杯になりそうで
サラリと終わってネロンガ登場。
禍特対は現場で自衛隊を指揮する立場で登場するのに
神永はなぜか一人少年を助けに村へ、危険な現場に入る。
誰か自衛隊とか警察に救助を指示すればいいのに。
走っていける距離だから相当近い。
なので対策本部にかなり近いところにウルトラマンが落ちた
ことになるよね。
それにあの少年は何をしていた?
そしてウルトラマン登場、神永は事故で死にウルトラマンと
融合することになる。このくだりだけ説得力がない。
だいたい対戦相手ベムラーじゃないし。
ネロンガ、ガボラと禍威獣編
ザラブ、メフィラスと外星人編
最終話はゼットン編
選ばれたお話がかなりマニアックだと思った。
偽ウルトラマンの復活よかったね。目の形が少し直線カットで
本物は丸い楕円という違い。TV偽ウルトラマンは目に隈が入っていた。
巨大化した長澤まさみもOK。もっとエロいカットも見たかったなあ。
そうそう、TVは子どものものだったけどこの映画は大人のもの
だからもっとそんなところもあってもよかったのでは。
いや、逆に子どものものという視線排除はよかったのかどうか。
ゾーフィ(というのが初期設定らしいゾフィーではないらしい)が
放った最終兵器がゼットンというのものいいね。
これがまさしく「使徒」みたい。
その決着の付け方がなんとも今風なんだけど、
その時のウルトラマンの動きが凄く特撮を意識した動きで
面白かった。何か飛行フォームの人形がつられているみたいで。
モーションアクションアクターにオリジナルのウルトラマンの
スーツアクター古谷敏(73歳!)とあり、オリジナルへの
リスペクトをこんな形で実現している。CGで取り込んで
絵を作っているみたいなのだが、古谷の次に庵野秀明とクレジット
されており、もしかしてウルトラマンを演じたのかな?それとも
禍威獣?どちらにしてもメイキングでちょっとみたいよね。
M-78星雲光の国から来た使者というのは実は脚本印刷時の誤植で
M-87星雲が正しいとか。なので米津玄師の歌は「M八七」となった
らしい。
ウルトラマンの声は斎藤工がほとんど担当していたが、
ウルトラマン自身が話すときは高橋一生だった。これは気づかない。
確かに違うのよね。ラストのゾーフィとの会話シーンなんかね。
久々に東宝に帰ってきたウルトラマン。東宝チャンピオンまつり以来ではないか。
最近は松竹マークで公開されていた(他もあるけど)。でもそうなると
シン・ウルトラマンは従来のウルトラシリーズに混ぜてもらえないかも
しれないなあ。
登場怪獣についてはゴモラやレッドキング、バルタン星人は押さえて
ほしかったなぁ。既に何度も復活はしているけどね。
まあ、こんなに元の話に沿ったお話になるとは思わなかった。
もっと独創的なものになるのではと思っていたから。
その点では「シン・ゴジラ」はよくできていた。まああれも
よく考えてみると、元の話にかなり沿ってはいると思うけど。
チラチラ画面に入るマイティ号、ペネロープ号、USSエンタープライズ他、
これらはあの世界でも存在するということだと思うが、それとお話上のリンク
弱いし余計な情報になっていないか。特に「スタートレック」が存在するなら
エイリアンに対する考え方などもっと影響を受けてもいいと思った。
いや影響を受けた結果があれというなら「外星人」などというのかな?とか。
■ちょっと気になるのが…
この「シン」がつくシリーズ。
「シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース」という。
『シン・ゴジラ』
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』
『シン・ウルトラマン』
『シン・仮面ライダー』の4つの映画作品を中心とした
日本のメディア・フランチャイズ。
どうもいやな予感がする。
次の「シン・仮面ライダー」まで一つの流れを作っているようだが
どうもお金の匂いが、商売の匂いが…。「シン」でくくった庵野印の
コンテンツ商売を拡大させていくのではなかろうか。
そうなると今までの焼き直し、底の浅い作品の粗製乱造になるのでは、
庵野作品でそんなことはないと思いたいが
今回の「シン・ウルトラマン」のフォーマットは
「シン・ゴジラ」のときにできたものの焼き直しではないと
見れるところもある。さて予定通りなら来年の「シン・仮面ライダー」が
公開となるが今回の「シン・ウルトラマン」に似た展開になるのではと
予告編を見る限りでは、思ってます。
■庵野秀明展
阿倍野ハルカスの庵野秀明展に行ってきた。
「シン・ウルトラマン」公開前に。
正直つまらなかった。というか見た記憶があるものばかりで
切り口が庵野秀明を構成しているグッズや功績についてなの
だが、ほぼ同時代を生きてきたので展示されている本は
私も見てたし、持ってたし、読んだし、テレビも見てたよ。
懐かしいとは思うけど…。大学時代の功績もリアルタイムは
無いけど知ってたし同時期に私も8mmカメラいじってたから
ということでそれ以上のものは。特撮ものは多分レプリカ?
と思うのだが説明がないし、「特撮博物館」「特撮のDNA」で
見てるので物足りなかった。庵野秀明を知りたければNHKの
ドキュメンタリー2本と「監督くん」を読めばいい。
「アオイホノオ」もね。
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