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July 2022

July 07, 2022

#バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版 ~ 愛媛ロケ作品です。でもストーリーには関係ありません。

バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版

ドラマシリーズを見ていたがそれほど出来がよかったとは言えない
シャーロックホームズの翻訳ドラマ。しかし今回愛媛でロケを行った
とのことで愛媛バージョンの予告が流れちょっと興味をそそられ
見に行った。事前にジェレミーブレッド版「シャーロックホームズの冒険」の
「バスカヴィル家の犬」を予習して。
ホームズのシリーズではそれほど良くできているとは言えないと思うこの
お話、でもなんか有名なのよね。少々ホラー的な要素を匂わせるところが
あるからかな。でも単純に遺産相続をめぐる殺人事件で、犬の謎もイマイチ
と思うのですが、日本のある島に置き換えて遺産相続に絡めて少々味付け
したお話はまあまあ面白かった。まあシャーロックとの関係は薄いけど、そもそも
意味ないものなあ(これはテレビシリーズから思っていた)。

シャーロック・ホームズのいろんな翻訳があるけどのディーンフジオカ版は好きじゃない。
カンバーバッチ版、竹内結子版の出来が素晴らしすぎるというのはあると
思うが…。竹内結子版はもっと見てみたかった。それこそ劇場版があっても
よかったと思う。

愛媛でのロケは洋館、萬翠荘。「坂の上の雲ミュージアム」の隣、
松山城の下にある。見学に行ったら月曜日休館で入れず、
後日機会があればまた行って見ます。高浜港でも撮影はあったらしい。

行ってきました↓

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July 06, 2022

#峠 最後のサムライ ~ 幕末の有名人が出てこない、いや私の勉強不足か? #映画雑談

峠 最後のサムライ

コロナの影響で公開延期、延期でやっと公開されました。

幕末、戊辰戦争を舞台にした長岡藩家老河井継之助の物語。
民衆あっての国であり、役人は人衆のために働くものである
というのを信念としたとか。
幕末ものなのに地域が東日本から東北が舞台なので
歴史上の有名人物が出てこないのがつらい。
民のためを思っていてもその表現が弱く、ガトリングガンが
あれば勝てると思っているとこが愚かしい。
結局は負け戦なので見ていてあまり面白くない。
この後の長岡の歴史は戊辰戦争から原爆テスト爆弾投下、
中越地震、東日本大震災へと続いていくことを
大林宣彦は「この空の花-長岡花火物語」で描いており、
できればそれが感じられる映画になっていて欲しかった。

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#バズ・ライトイヤー ~ これでアンディはバズのファンになった? #映画雑談家

バズ・ライトイヤー

アンディはこの映画をみてバズのファンになったとか。
ならばもっと子どもぽい話にしてもよかったのでは。
なんか中途半端にSFしてる。それにまたまたピクサーの
悪い癖が出てる。日本アニメからのパクリ!この話
日本の熱血ロボットアニメ「トップをねらえ!」じゃないか。
敵のロボットデザインはガンダム水中戦闘用モビルスーツ
だし、いろんなSF作品からの引用も多いと思う。
それが悪いとは言わないがなんだかなあ、面白くない。
脇キャラが描けてないからラストの仲間との共闘がどうも
グッとこない。こんなのでアンディ、バズのファンにならないと
おもうよ。
ところでウッディの元になった映画は作らないのかな。
実写で西部劇でどうかしら。

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July 05, 2022

#オッドタクシー  ~ あのし掛けには感心、それを知った上で見なおしたくなる。#映画雑談

オッドタクシー
オッドタクシー イン・ザ・ウッズ

「オッドタクシー」テレビアニメシリーズで全13話
それを劇場版再編集したのが「オッドタクシー イン・ザ・ウッズ」。

テレビシリーズは放送後にかなり話題になりBSでの再放送で
全話鑑賞。最初はついていけないなぁの印象が強かったが
話数がすすむにつれてはまることに。

動物キャラの東京?と思える街、セイウチのタクシー運転手、
ゴリラの精神科医、その看護師がアルパカ、サルの友達、
ミーアキャットお巡りさん兄弟、その他ヤクザ、チンピラ、
地下アイドル、売れないコメディアン、すべてが動物キャラで
一見幼児番組かと思わせるところがあるが語られる物語は
少女の誘拐と監禁、殺人事件。
多くの癖のあるキャラが画面に出入りしてピースでしかなかった
物語が一つの絵になっていく。東映ノワールものの雰囲気がある
群像劇が楽しめる。そして一つの仕掛けにはまりそれが感動を呼ぶのだ。

この仕掛けを知った上で映画版を見ると、
証言を集めて物語を再構成して見れるように、わかるようにしてある
のだが、インパクトは弱く、癖のあるキャラの描き込みが弱く感じられ
やはりテレビシリーズは傑作だったと再認識した。
(私は映画版を見る前にテレビシリーズを一気見(約6時間)してしまった。)

機会があればテレビシリーズを是非。

ただ一つだけ決着をつけなかった件は映画版で決着を付けていたので
映画版も見たほうがいいかな。

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July 04, 2022

#ベイビー・ブローカー  ~ 刑事が尾行してるなら赤ちゃん保護しろよ! #映画雑談

ベイビー・ブローカー


 


監督:是枝裕和 出演:ソン・ガンホ


 


ちょっとネタバレになります、
先入観なしで見たい方は鑑賞後にどうぞ。


 


オープニングの雨の中、母親が赤ちゃんを
赤ちゃんポストに入れるところから始まる。
と思ったら入れない。ポストの扉を開けずに
その前に置き去りにする。ここで「?」となる。
なぜポストの扉を開けて入れないの?
母親は逃げ去り、それを遠くから張り込んでいた
女刑事が赤ちゃんを抱き、扉を開けて赤ちゃんポストに
入れるのだ。おいおい!保護しろよ。
ブローカーを現行犯逮捕するため、泳がせてその現場を
押さえるのが目的と説明されるが納得いかない。
赤ちゃんを保護が優先じゃないの?
無事?、ブローカーの手に渡った赤ちゃんを追いかけて
ロードムービーが始まるのだがこの最初の違和感から
乗れなかった。赤ちゃんを中心に疑似家族が形成されて
命を守る、受け継ぐ、はぐくむ物語になるはずだが
そのスタート地点で違和感、もやもや感が晴れずに
映画は終わってしまった。赤ちゃん保護しろよ!
刑事が追っかけてるならできるでしょ。
なので私にとってはダメ、この映画。
雨降る中ポストに入れるためにために来たのに
なぜその前においていくかな、母親、誰も気づかなかったら
赤ちゃん死んでしまうよ。まったく。
なのに赤ちゃんにメモを残しているという不可解さ。
韓国映画なのでどこか理解できない所作、風習、考え方の
独特なものがあるのかと思ったがわからなかった。
是枝監督の特集が毎日どこかのテレビで放映されて
韓国での撮影の様子が伝えられていた。そこで監督の
意図が曲げられたような気がしなかった。なのでこの
お話の成立そのものに問題があったと思う。
そこを誰も突っ込まないのかなと思った。
堂々の凱旋ロードショウなので水を差せない、批判はできないのか。
毎日、赤ん坊の幸せのために働いているものとしては
指摘せざるを得ない、受入れがたい映画でした。


 


 



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