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November 2024

November 07, 2024

#ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ ~ミュージカル? 結構見れたけどね。

ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ

前作を配信で見直した。ホント配信というのは便利だ。
全く忘れていた。「キングオブコメディ」ロバート・デニーロが
同様の役で出ていたのだ。狂気に落ちていくアーサーがジョーカー
となる瞬間がとても恐ろしく描かれていた。その後ゴッサムシティで
起きる暴動がブルース・ウェインをバットマンへと導くきっかけに
なるところまで描かれておりDC世界のお話としてよくできていた。
さてこの続き?何を描くのか?いささか疑問でかつミュージカルと
聞いてはてさて。とってもツマラナイ映画を予想していたが、
ミュージカル方式は興味を持続させ、レディ・ガガを持ってきたのは
なるほど納得のキャスティングと理解はしたものの果たして何が
言いたかったん?ジョーカーを描くことに監督は必死だったと思うが
前作以上の何かがあったのか。よくわからない。時間的にバットマン
が登場する以前の話でDC世界から切り離されているようなんだけど。
前作は暴動を誘発するという批判があったがそれはアメリカの
トランプ政権の批判を勝手に映画と連動させそれが映画の評価にも
つながっていった。これは監督の意図とはかけ離れておりその
続編がこれ。でも現実は「シビル・ウォー」がヒットしその方向へ
向かっているのではと危惧されているのが現実。我々があこがれた
アメリカとかなりかけ離れてしまったような気がする。

 

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#ボルテスV レガシー  ~愛はわかるけど…

ボルテスV レガシー

元々は1977年放送の日本のテレビアニメ。東映製作で合体ロボットもの。
「マジンガーZ」や「ゲッターロボ」の合体や変形をさらにセンス良く
ブラッシュアップしており姉妹作品の「コンバトラーV」と記憶に残って
いるアニメ。これがフィリピンでかなりヒットし国家レベルで受け入れ
られているという噂は聞いていた。それがいよいよ実写化、それも誕生国
日本を差し置いてフィリピンで、という話を知ったのは3年ぐらい前。
ちゃんと東映マークが入っているので日本公開はいつ⁉と心まちに。
だってCGがかなり凄い!あの5つの戦闘機超電磁合体シーン、予告で見て
早くスクリーンで見たい!と本当に思っていた。でもなんか変、フィリピン
公開から1年半、TVシリーズ(なんと90話)あって日本では特別編集版が…と
いやな予感が。
そうです、「ボルテスV」愛はよくわかるCG、コスプレ、世界観の見事な再現
なのですが話がおもろない、役者が下手すぎ、演出もダメ。アクションも
アニメの再現に引っ張られすぎて実写としての面白みがない。いわゆる殺陣が
だめなのよ。敵のボアザン帝国は「宇宙からのメッセージ」風でちょっと期待
したのですがダメでした。正直、東映はこれは劇場にかけれないと思ったんじゃ
ないでしょうか。タメの演出、カッコよさ、見得をきるということが理解されて
いない。アニメ再現だけではここまでたどり着けないのよ。でもまあ、見ること
が出来てよかったです。
ところで韓国では「テコンV」という「マジンガーZ」をパクってCG実写の
企画があったのですがどうなったんでしょう。「機動戦士ガンダム」もNetflixで
CG実写風アニメが配信されたのですが、こちらは1年戦争の中のエピソードを
描いていたけどジオン側から描いたヨーロッパ戦線の話で暗くて…。
イタリアの「鋼鉄ジーグ」愛も半端じゃなくてこれは面白かった。
先ごろリメイクされた「UFOロボグレンダイザー」はフランスで大人気とか、
でも暴力的と批判されたのよね。
国境を超えるはいいけどちゃんと面白いもん見せて欲しいな。

 

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#サウンド・オブ・フリーダム  今見るべき映画の1本です。

#サウンド・オブ・フリーダム

監督:アレハンドロ・モンテベルデ 出演:ジム・カヴィーゼル
気になっていながら見ることが出来ていなかった作品。
上映期間が思った以上に長く、これは静かにヒットしている
映画ではないかと思っていてやっと見た。よかったです。
今見るべき映画の一つだと思います。ベスト10入り確実。
実話に基づくストーリー。アメリカの捜査官が児童買春の
組織から子どもたちを救い出すストーリー。
アメリカ国内でパソコンで映像を楽しむ変態野郎を捕まえても
事態は収まらないと根元から絶つために現地へ。
ランボーや007が出てくるヒーローアクションでよくあるお話だが
実態を追いかけてリアルに映像化しているところが凄い。
そして本当に救い出したということも。
現代は奴隷制度が合法だった時代よりも多くの人身売買が行われて
いるらしい。子どもたちが売買の対象になっていいはずがなく
その訴えをこの映画からひしひしと感じることが出来た。
本編も興味深く感動的だがラストのスペシャル映像から
伝わるものを是非とも感じて欲しい。映画としての新しい使い方、
訴え方として関心してしまった。
9/27公開でまだやってますという劇場が多いので
是非スクリーンで見てあげてください。

 

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November 04, 2024

#ゴジラ-1.0/C(モノクロ映像版)

「ゴジラ-1.0/C(モノクロ映像版)」☆☆☆☆
監督:山崎貴 出演:神木龍之介、浜辺美浜

再びゴジラでごめんなさい。
今回マイナスワン公開前に特別上映として「シン・ゴジラ」の
モノクロ版が公開されたのですが情報をつかんだのが公開直前
で上映回数も少なく見に行けなかった。なのでこのマイナスワンの
モノクロ版はちょっと予想してました。ですがあまりにも
マイナスワンの出来が悪いのでわざわざモノクロ版見る気がしな
かったので放置していたのですが、日ごとに評価が高いうわさが
目につきやっぱり見ておこうと重い腰をあげたのでした。
ストーリーは変わらないからダメダメシーンと展開を繰り返されて
色がモノクロになっても枠に赤いラインが残っているのが気になって
仕方がなくまた、モノクロになることにより鮮明に見えていたものが
見えなくなって詳細が伝わりづらくなったと感じた。これでいいのか?
これがいいのか?カラー版ではモノクロぽく、あの時代ぽく見える
処理が全体になされているのでわざわざモノクロにするのは余計な
ことに思えたのだがどうだろう。というのが絵の感想だが、ラストに
驚くべきことが起こった。編集が変わっているのだ。これはには
ホント驚いた、びっくりした。神電が最後ゴジラの口に突っ込む、
特攻シーンでカラー版ではゴジラがどうなったかを映さずに回想に
なるという馬鹿な編集をしていたが、モノクロ版ではそのまま
ゴジラに特攻した後に爆破、体がバラバラになるシーンへ続き
敷島が脱出したことがわかるシーンへつながる。このリズム、この
流れが重要!ここで観客が見たいのは何かをちゃんと見せてからで
いいんだよ。まあ、あの脱出装置の説明は不要だけどね。
この編集はよかった。
くどくてすみませんが繰り返します。ゴジラを倒すことで
戦争が終わったとするのを皆脳内補完で納得しているようだが、
戦争から、特攻から逃げてきた敷島には何があったか描かれていない
のがおかしいと思いませんか?最初に出てきたゴジラは被爆前、
つまりただの動物、なぜ人を、島を襲ったのか?そしてゴジラが
被爆して人間を襲うというのは当たり前のことでゴジラも戦争の
被害者、なのにそれを倒すことで自分の戦争が終わったとするのは
問題のすり替えで納得がいかない。
音楽も船団組んでゴジラをやっつけに行くとき、「キングコング
対ゴジラ」のメインテーマが流れる。ゴジラをイメージした曲の
後にコングの島の住民の祭りのイメージのドラム曲が流れるのは
このシーンに合わない。伊福部昭に謝れ!
やっぱりここは「怪獣大戦争のマーチ」でしょ。
それでこそ血沸き肉躍るシーンになる。わかるでしょ。

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2024年1月に書いたものです。

その後配信でカラー版を見ると編集がこのモノクロ版と同じ編集に

なっており、11月1日に放送された日テレ版でもこの編集でした。

私が昨年見たのは何? IMAX版まであの編集だったのに。

 

 

 

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#ゴジラ-1.0

以下は2023年11月 公開当時の感想です。

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ゴジラ-1.0

世間での評価が高く困惑しています。
アメリカで公開されても評判がいいとどういうことか?
確かに「絵」は素晴らしいと思うが話がグダグダで
もうちょっと何とかならんかと見ていて思ったのですが
だれも思わなかったのか?
最初のゴジラとの遭遇、なせ敷島は機関銃を打たなかった。
特攻が怖くて逃げてきたのはわかるがそれと銃が打てないのとは
別じゃない? でパニックになった整備兵がゴジラに銃を撃ち始める
班長彼らは銃が撃てないと言ったそばからこれ。全滅した中で
生き残った班長は敷島が撃たなかったから皆が死んだみたいに
いうけどあんたの責任はどうよ?こいつやな奴。なのにラスト引っ張り
出されるけどこの関係どうよ。伏線にするなら二人の関係を
もっときっちり描かないと、共通の敵に立ち向かういい話なんだから。
帰国した敷島が家が焼け呆然としているところに隣のおばちゃんから
特攻から帰国したことを責められる。となりのおばちゃんがなぜ
敷島が特攻に行ったことを知ってるのか?重要な軍事機密だと
思うし、生き延びたものへのあの仕打ち、言葉はないと思う。
またその後のおばちゃんとの関係をちゃんと描いているなら許しとか
分かり合えるなどの展開があるはずだが無い。安藤サクラを使って
おきながら無駄な使い方でちょっとなあ。
典子との出会い、明子との疑似家族についても何ら関係性の
発展とかが描かれていない。若い男と女が一つ屋根の下で暮らし
どうにかなるのが普通。でもそうではないないというのが戦争を
経験したもの、ゴジラと遭遇したことだと言いたいのか、
見た目が雑な演出で私は??????。
ゴジラ登場シーンもいきなり銀座にいるし
気が付いたらいなくなってるし
国会議事堂の前に戦車ならんでるのにゴジラ対策は民間の力で?
誰が金出してるの?
当時台湾に残っていた戦艦高雄を引っ張りだしたのはいいが
全然活躍しない。ゴジラ対日本軍という夢の組み合わせが
めっちゃ簡単になってる。これを民間で動かしてる?馬鹿をいうな。
いくらなんでも許すわけないじゃん。とこの設定気に入らん。
対ゴジラ作戦も含めて野田博士が説明してくれる。説明セリフ
多すぎ。設定を描くための時間をとるのは難しいとは思うが無理矢理
納得させられた感があっていややった。
戦闘機震電の登場はおおお!となるところだが先の整備班長との
関係がグダグダなのでなんとも盛り上がりに欠ける。大体この時の
時間経過が気なる。郵便送って出てこなかったらどうしたの?
その前にゴジラが上陸したらどうしたの?
都合よく駿河湾に来た、誘導できたからいいけど、東京湾からかなり
離れてるよ。それに深海に沈める理屈はともかく1500mのワイヤーって
船に積めるか?重いよかなり、それをまた引っ張り上げてるなんて。
浮力をなくしたものを沈めて引っ張り上げるなんて相当の力いる。
船がちょっろ協力したぐらいじゃなぁ。感動的なシーンとみてる人が多い
みたいだけどかなり無理が…。
最後の震電がゴジラの口に突っ込む、まさに特攻するシーン
ここに向かって話は突き進んできたことがよくわかるのだが、
脱出装置が働いたことは誰もがわかるのに、回想シーンを挟むなんて
馬鹿な演出、編集をしている。これには怒りを通り越してなんというか
おもわず画面に突っ込んだ、ゴジラはどうなった、ゴジラを見せろ!
敷島が生きてることなんてその前のシーンで分かるじゃん。死ぬための
兵器を生き延びるための兵器へというシーンがあったんだから。ここは
ゴジラとの戦いに集中して見せるところでしょ!ああもう腹が立つ。
生きてて当然じゃん敷島。
だから典子が生き残っていたのも当然でこれ何のため?って
この疑似家族物語として余計、邪魔じゃないか。いらん!

いいシーンはいっぱいあった、「絵」よかったとは言いましたが、
どれもオリジナルじゃない、元ネタがありリスペクトと思われるのが
ほとんど。それが惜しいのよ。オリジナルでこの映画で流石といえる
「絵」が見たかったなあ。

怪獣映画は荒唐無稽、理屈なんてどうでもいい。と思ってます。
だからこそゴジラとどう向き合うかの100%の映画が見たかった。
ドラマ全部削ってゴジラと戦闘シーンだけの1時間でよかったのでは。

荒唐無稽上等で沖縄の戦艦大和を引き上げてアメリカ第七艦隊と共同で
ゴジラと対決させるぐらいの映画にしてくれたらいいのに。

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2023年11月公開当時に書いた感想です。

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