#ボルテスV レガシー ~愛はわかるけど…
ボルテスV レガシー
元々は1977年放送の日本のテレビアニメ。東映製作で合体ロボットもの。
「マジンガーZ」や「ゲッターロボ」の合体や変形をさらにセンス良く
ブラッシュアップしており姉妹作品の「コンバトラーV」と記憶に残って
いるアニメ。これがフィリピンでかなりヒットし国家レベルで受け入れ
られているという噂は聞いていた。それがいよいよ実写化、それも誕生国
日本を差し置いてフィリピンで、という話を知ったのは3年ぐらい前。
ちゃんと東映マークが入っているので日本公開はいつ⁉と心まちに。
だってCGがかなり凄い!あの5つの戦闘機超電磁合体シーン、予告で見て
早くスクリーンで見たい!と本当に思っていた。でもなんか変、フィリピン
公開から1年半、TVシリーズ(なんと90話)あって日本では特別編集版が…と
いやな予感が。
そうです、「ボルテスV」愛はよくわかるCG、コスプレ、世界観の見事な再現
なのですが話がおもろない、役者が下手すぎ、演出もダメ。アクションも
アニメの再現に引っ張られすぎて実写としての面白みがない。いわゆる殺陣が
だめなのよ。敵のボアザン帝国は「宇宙からのメッセージ」風でちょっと期待
したのですがダメでした。正直、東映はこれは劇場にかけれないと思ったんじゃ
ないでしょうか。タメの演出、カッコよさ、見得をきるということが理解されて
いない。アニメ再現だけではここまでたどり着けないのよ。でもまあ、見ること
が出来てよかったです。
ところで韓国では「テコンV」という「マジンガーZ」をパクってCG実写の
企画があったのですがどうなったんでしょう。「機動戦士ガンダム」もNetflixで
CG実写風アニメが配信されたのですが、こちらは1年戦争の中のエピソードを
描いていたけどジオン側から描いたヨーロッパ戦線の話で暗くて…。
イタリアの「鋼鉄ジーグ」愛も半端じゃなくてこれは面白かった。
先ごろリメイクされた「UFOロボグレンダイザー」はフランスで大人気とか、
でも暴力的と批判されたのよね。
国境を超えるはいいけどちゃんと面白いもん見せて欲しいな。
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