#ふしぎ駄菓子屋銭天堂 ～こういうのを児童小説というらしい。

「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」
監督:田中秀夫　出演:天海祐希、上白石萌音
こどもの読み物（児童小説）がアニメで映像化されEテレで放送されているのは
知ってましたがあまり興味なくスルー。たまたま見た1話ぐらいは流して見たかな。
まあ「トイレの花子さん」「学校の怪談」の延長線上にあるのかな？
ぐらいの印象。かなりのベストセラーらしく今回の映像化はまあ
当たり前といえば当たり前かもしれないが私としてはちょっと意外
でした。ちょっと実写化する魅力が感じられなかったから。

で脚本が吉田玲子さん！さすがにこういうのがうまい。
子ども目線を外さずに大人もちょっぴり楽しめる内容に。

監督はJホラーの旗手田中秀夫。天海裕希のコスプレもびっくりだが、上白石萌音の
敵は本気でホラーやってもよかったのではと思うはじけっぷり。伊原六花のヘタウマな変身も。

大人版銭天堂やって欲しいな。

＃はたらく細胞 ～擬人化の理由が知りたいなぁ。

「はたらく細胞」
監督:武内英樹 　出演:芦田愛菜、永野芽衣
アニメ版は見てました。全部じゃないけど。健康に関心があれば
赤血球や白血球を擬人化して病気の原因を探るドラマもできるかと
感心しており、好きな作品でした。で実写化。確かになんでもあり
の時代なのでＣＧ使えばできるよね。実際にはかなりエキストラ
使ってどこぞのテーマパークを利用しているシーンは多く苦労は
あったと思う。それでこれが面白いかどうかという点ではちょっと
なぁ～と思いながらまあ楽しめました。ドラマ「マルモのおきて」
以来の共演芦田愛菜×阿部サダヲと朝ドラ「半分、青い」の
佐藤健×永野芽衣という組み合わせも面白い。体内世界と人間界の
ドラマで今までにない映画を見せてくれるがまあドタバタでにぎやか
でよかったのではないでしょうか。初日２日目土曜日、結構入りが
よかったのでお正月映画の決定版となりそうです。
因みに体内世界を扱った映画といえば「ミクロの決死圏」という
傑作がありますが、パート２作るなら今度はミクロ化した人間が
体内世界へ行くというのはどうでしょう。まだまだ世界は広げる
事は出来ますよ、きっと。

追記：ガン化とか治療というなの細胞への無差別攻撃とか勉強になりました。

表現としてうまいとはお思いましたが専門家の解説も欲しいなぁ、と思いました。

＃聖☆おにいさんTHEMOVIEホーリーメンVS悪魔軍団 ～ダメダメ映画の見本

「聖☆おにいさんTHEMOVIEホーリーメンVS悪魔軍団」
監督:福田雄一　出演:松山ケンイチ、染谷将太
見るに耐えない出来でここまでつまらんとは…ひどい、言葉がでない。
ドラマシリーズは見ていたし、アニメもそれなりに笑えたのでちょっと
期待するところはあったのですが、物語として崩壊している映画は
ただの拷問でしかない。お金を払って席について90分を楽しもうと
思っているのにこれはなんだ、まったく。予想はしていたがしかし
ひどい。数年ぶりの「女子ーズ」の復活もメンバー変わってるし、
「デスノート」登場も何だろう外してるし。せっかっくデートにこぎつけた
カップルがこの映画見に来たら気まずいだろうな、完全な選択ミス
だもの。「はたらく細胞」にしとけばよかったと嘆いてももう遅い！
そんな映画です。

何故か過去に書いたアニメ版の感想のアクセスが増えているのでありがたいと言えばありがたいのですが…。

＃推しの子 TheFinalAct ～やっぱり配信見た後に見るのがおすすめです。

「推しの子TheFinalAct」
監督:スミス　出演:櫻井海音、齋藤飛鳥、齊藤なぎさ
原作漫画は読んでません。
アニメ版は1話目が約90分の劇場公開で結構話題になりましたが
そのあとTV放送時に見てこれはいったい何！と心つかまれるもの
がありアニメシリーズを中心に見ており現在シーズン2で中断。
で実写映画の上映となるのですが、その前にアマゾンプライムで
配信シリーズがスタート。これが全8話、アニメと比べると少々設定を
いじって構成を変えているがおおむね良好な展開で映画版へ。
配信シリーズは映画版につながるとはいえ映画版はそのまま
独立した作品として見ることが出来る構成になっており、この
手法はうまいと感じた。まあ配信シリーズを見ているほうが
各キャラクターの描きこみや事件への理解が深まるのは確か。
で、これどんな話かというと芸能界内幕ものであり、母を殺した犯人への
復讐劇であり、輪廻転生ファンタジー要素もあり、脚本家、監督、
プロデューサーの思惑と作品の作り方、子役から大人、アイドルへ
成長と苦悩、業界の問題点、役を演じるということ、TV、映画、
配信作品とは、ショービジネス全般を半端なくとらえてサスペンス
ドラマにそして母と子の愛を描いている物語なのです。
ちょっと見たくなったでしょ。
最初は難病ものかと思う展開でそれがあんな風に化けるのだもの。
これは目が離せないよ。一応映画版で決着はついているのだけど
肝心の部分、個人的にはあんまり納得していない。
でも面白いよ。多分今の世の中だからできたエンタテイメント
作品だと思う。この作品の作り方はちょっと今までにないもの
と私は感じている。これを他の作品で同じようにはできないと
思うし、次はまた違ったものが出てくると思うから。
とにかく今、旬の作品だと思うから見てみて。

＃ビーキーパー 多分正月映画で一番おもろい映画です。

ビーキーパー
監督：デヴィッド・エアー　出演：ジェイソン・ステイサム

多分この正月で一番面白い映画です。
ジェイソン・ステイサムの勧善懲悪映画なのでいつも通りと
言えばいつも通りなのですが面白かったです。
いわゆる特殊詐欺に引っかかったおばあちゃんが自殺。
世話になっていた養蜂家の男がかたき討ちというか復讐の
為に立ち上がるというもの。実は彼はビーキーパーと呼ばれる
元殺し屋（エージェント）だった。設定の説明が済んでから
ボスをどんどん追い詰めていくと…。いろんな格闘アクション
が見れるし、でもこのおっさんスーパーマンじゃないところも
見えてくるしで楽しませてもろた。多分アクションの動きに
対して動体視力がついていく映像で位置関係や状況把握が
ちゃんとできる絵作りかできているから面白く見れたのだと
思う。大きな期待をしなければホント楽しめるよ。

＃新暴れん坊将軍 ～新春特別企画ドラマ

新暴れん坊将軍
監督: 三池崇史　出演:松平健、西畑大吾
今年は「必殺」が無いのか？代わりに登場したのがこれ。
今まで「暴れん坊将軍」見たことがないのですが何となく知ってる有名なシリーズ。
それを三池崇史が監督するならとちょっと期待はあったのですが、
まあこんなもんでしょ。東映のスタッフによるチャンバラはやっぱり
素晴らしい。そこにもっとハードな、血みどろアクション風の味わいを加えて欲しいと思った
のだけどテレ朝ドラマはまあこんなもんでしょ。できんわな。見て損とか無駄とは
思わないけどもっとなんか手ごたえ、味わい深いものを感じたかったなぁ。

＃室井慎次 敗れざる者 生き続ける者

室井慎次　敗れざる者（前編）生き続ける者（後編）　

監督：本広克行　脚本：君塚良一　出演：柳葉敏郎

前後編をほぼ連続で鑑賞。元踊るファンとしてはなんともなぁ、
って感じでした。
映画公開に合わせて過去作品を放送していたが全く見なかった。
もう終わってるしの感覚が私には強く、なんで今頃無室井さんで
２本も作るのか意味が分からない。まあ成し遂げることが出来な
かったことがあるからというのは何となくわかるが、それがこれ？
北の国から的な感じをあまりぱっとしない秋田を舞台に展開した
だけではないか。今回の新キャラで面白く見たが物語の展開とし
ては今一でラストのオチはいただけなかった。まあ柳葉がもう
このシリーズには出たくないからだとはおもうが。でラスト、
レジェンドは続くとなるともう一度引っ張りだすのか…。でも
本人は出るつもりなんだよね。きっと。
ちょっとうれしかったのが赤ペン滝川こと#警視庁捜査資料管理室の
明石幸男が出ていたこと。彼結構芸達者で「極悪女王」でもいい役
やってましたからねぇ。