日本映画

September 14, 2017

#打ち上げ花火 下から見るか? 横から見るか? ~選択からループへ、そしてエロが足りない。 #映画

◆お題:打ち上げ花火 下から見るか? 横から見るか?
◆監督:武内宣之
◆声の出演:広瀬すず、菅田将暉

残念な出来でした。昨年秋に製作発表されたときに私の直観では「ダメ」でした。
原作:岩井俊二×脚本:大根仁×総監督:新房昭之
でもこの組み合わせでどうゆう化学反応が起きるか見たいと誰もが持ったはず。
それは私も一緒で化けるのではという期待はやっぱりありました。
ポスト「君の名は。」を狙っていることは明らか。
でもね。やっぱりね。
元はフジテレビのドラマ「if もしも」の中の1話。
このドラマは「世にも奇妙な物語」の姉妹編といえるような1話完結もの。
もしあの時ああだったら、と時間をもどしてやり直すドラマで
特にこの「打ち上げ花火 下から見るか?横から見るか?」の出来がよく
その後短編映画として劇場公開され、岩井俊二の名前を世に広めた。
当時大阪での公開が不明だったので特集上映をしている新宿まで見にいったのを
覚えています。
ドラマ版は小学生の男児と女児のお話。女の子が家の事情で転校することになり
それに反抗して家出をしようとする。そこへ巻き込まれる男の子二人。
かわいい駆け落ち話でそれぞれの男の子で物語の展開が変わる。
小学生の男の子の考えるエロと女の子の成長はかなり差があって女の子のほうがエロい。
それがドラマでは全編に感じられ、if、もしも の選択のお話であま酸っぱいものを感じる。
「小さな恋のメロディ」を何回もやりなおすようなお話で好きでした。
でもその味わいがアニメでは皆無。
登場人物を中学生に変更したところで失敗、いやアニメ化したことが失敗。
あの甘酸っぱいエロさは生身の人間でないと出ない。
(ドラマではプールで寝ているなずな首筋に這うアリ、アニメではトンボに変更、
見た目には絵になるがエロ差は失われている。また駅でなずなが着替えるシーンも
そう。ドラマのなずな奥菜恵がいいです)
それ感じられなかったのがつらい。
また、アニメ化にあたって本来の選択の話からループ(繰り返し)の話に
変わってしまっているところもうまく機能していないように思えた。

さて夏の東宝アニメ、ポスト「君の名は。」第三弾は「君の膵臓を食べたい」みたいです。
来年公開とか。
やっぱり期待しちゃいますよね。


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September 08, 2017

#東京喰種トーキョーグール ~ 蒼井優ちゃんになら食べられてもいいかも。#映画

◆お題:東京喰種トーキョーグール
◆監督:萩原健太郎
◆出演:窪田正孝、清水富美加、蒼井優

原作知らないしアニメも見てなかった。誰が出演しているかも知らず
なんとなく「キミスイ」と一緒に話題になるので見に行った。
食物連鎖の最高位「人間」のみを捕食する種がいるという人食いホラー。
見るものがその世界設定補完することでより面白く見ることが
できる映画で、そこを外すと疑問だけが残ってしまう。
主人公が人間から喰種になった亜種でなぜそんなことになったのか?
なんであの医者は勝手に臓器移植を行ったの?
あの捜査官たちの武器は何?どうも喰種の触手を利用している見たい
だけどどうやってコントロールしているの?
意外とたくさんいる喰種、どうやって生き延びているの?
みんな人間食ってたら結構大変。で殺すことができない喰種は自殺者を
食べていたみたいだけどそれだけで大丈夫なの?
などなど疑問がいっぱい。
続編で描かれるのか?
でもまあ、「食べる」ということについてちょっと考えさせられてしまった。
動物を食べている。植物を食べている。その状況は今後も変わらない。
それを粗末にしてはいけないよね。自身が獲物とならないと人間には
伝わらないのではという思いがこの作品にはあったのではないだろうか。

ところで蒼井優ちゃんになら食べられてもいいかも、
とちょっと思ってしまった。

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September 07, 2017

#ここさけ 心が叫びたがってるんだ ~ 言葉って難しい。 #映画


◆お題:心が叫びたがってるんだ
◆監督:熊澤尚人
◆出演:中島健人、芳根京子

アニメ原作実写化という一見今の流行りもののように見えるが、
他と違うのはアニメオリジナル映画作品をそのアニメ作製会社が実写で製作したところ。通常はマンガの原作がアニメ映画化され実写化では別の製作会社やスタッフと
異なることが多い。
アニメならではのファンタジックな心理描写を実写では見せることができない分、役者の演技に頼るところがありそこで大きく差がついてしまった。
最初の声を失うシーンの卵妖精や父親を王子様に変身させるシーンはアニメならではで
これは実写化できない。
しかし役者それぞれは自身の役柄を解釈してキャラクターを作りあげており、それは
それで作品としては成功していると思う。
「言葉にしないと伝わらない」
「言葉によって人を傷つけることがある」
というその思いは伝わってきた。
実写化にあたってキャストがもとのアニメキャラとイメージが合わないとのうわさが流れ
ヒットに結びつかなったのが惜しい。
見せ場となるミュージカルシーンは生身の役者の声が素晴らしいのになあ。
最終「ここさけ」3億「キミスイ」30億らしいが納得いかない。

アニメ版の感想はこちら↓

http://eigazatsudan.cocolog-nifty.com/eigazatsudan/2015/12/post-83bd.html

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August 11, 2017

#銀魂 ~ほんとうに一元さんOKでした。 #映画

◆お題:銀魂
◆監督:福田雄一
◆出演:小栗旬、菅田将暉、橋本環奈

原作知らない。
アニメをちょっと見たことがある程度。
ほとんど予備知識なしに実写版に挑戦!

一元さんOK!のコピーに間違いなく 優しい作りに感謝。

長くて中だるみするけどまあ面白かった。
まあ、あのギャグをどこまで笑えるかだけの映画。
反応が年齢層によって違っているのが興味深かった。
例えば
ここからかなりネタバレになるけどお許しください。

シャザクとシャアが出てきた時の劇場の反応は結構あるけど
メーベが出てきた時の反応は今一。「風の谷のナウシカ」の
ナウシカがのるメーベはちょっと難しかった?

オバQとエリザベスとの関係やドロンパなんていうのも
反応が鈍いね。

こちらもすべてを把握しているわけではないので
見落としがあるかなと思うけど
そう思うとちょっと悔しい。
解説がほしいなあ。
ワンピースネタは正直わからんかったなあ。

かなり年代の幅が広いネタを突っ込んできているので
そこをリズムよくポンポンと見せて2時間切ってほしかったのに
最後の男の戦いを丁寧に見せちゃうからちょっと間延びしちゃう。

ほとんどストーリーは覚えていないのでまた
テレビでDVDに落としてネタチェックをしよう。

さて、今年の夏から冬にかけてはぞくぞくとマンガ原作の
映画が公開。ネタはそこにしかないのか!と思いながらも
CG技術の向上で見ることができるようになっている。
「ドカベン」のころが懐かしいです。
「こちら亀有派出所(せんだみつお)」のころが懐かしい。
「ルパン三世念力珍作戦」のころが・・・・見てないけど。

ところで小栗旬ってそんなにアニメの実写向きなのかな
銀魂
テラフォーマーズ
ミュージアム
ルパン三世
宇宙兄弟
荒川アンダーザブリッジ
岳 ガク
クローズZERO
などなど。まあマンガ企画が多いからから仕方がないか。



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#メアリと魔女の花 ~ジブリ映画の偽物 本当の米林映画がこれとは思いたくない。 #映画

◆お題:メアリと魔女の花
◆監督: 米林宏昌
◆声の出演:杉咲花、神木隆之介

一生懸命この作品を作ったスタッフ、キャストには申訳ないのだが
ジブリの中身のない、芯がない、偽物、を見せられたような気がする映画だった。
すべてが宮崎駿ならこうするよね、こういう絵にするよね、こんなのあったよね、
と製作委員会が口を出して監督は偽物を作らされた、作ってしまった。
それは次につながるから、次を作ることが大切だからと自分に言い聞かせて
作っていたのではないだろうか?
映画はヒットしているからまた2年後ぐらいに次が出てくるとは思うが
また同じようなものを作らされるのだろう。どこか似たものができるのは仕方がないが
自分の作りたいものをちゃんと発表してほしい。
基本は脱宮崎、打倒宮崎でなければ意味がない。
次が無くてもいいです、その意気込みで作ってほしい。

いちいち上げないけどそれぞれのシーンで
ラピュタに似たシーン
魔女の宅急便に似たシーン
千と千尋の神隠しに似たシーン
もののけ姫に似たシーン
などなどきりがないぐらいに出てきて
オリジナルを感じることない。
かなりの取材と画力があるのは認めるがしかし、何がしたかった
いいたかったが伝わらない。

アンチ「ポニョ」→「夜明け告げるルーのうた」を見よ!

アニメーションとはこうあるべきというとてもチャーミングな映画に仕上がっている。
この素晴らしさ。
見習ってほしい。

もうあの嘘つきジジィは終わったのだから。
次を企画しているそうだが・・・・それはそれで楽しみだがでも
いつか終わるのだから。

でも次がある人たちには自分の描きたいものを全力で描いて見せてほしい。



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August 08, 2017

#キミスイ 君の膵臓をたべたい ~いろいろと考えてしまいました。次はアニメ化だそうです。#映画

◆お題:君の膵臓をたべたい
◆監督:月川翔
◆出演:浜辺美波、北村匠海、小栗旬、北川景子

「東京喰種」の副題のようなタイトルですが全く系統の違う素敵な青春映画でした。
一見、難病もののようですが、いつ閉じてしまうかわからない人生をどう生きるのか
というのがテーマ。どこかで見たような既視感があるシーンも多いのですが、
同時にそれは自分の考えや思い出と重なってしまい結構グッときてしまいます。
原作にない12年後からの回想となった構成は映画としてはGOOD。
思い出は美化されるのでこれでいいのです。(原作は読んでいないのですが・・・)
こちらのことを気にしないでずけずけと心の中に入り込んできて居座ってしまう
女の子ってどこにでも、誰にでもいるということなんですかね。

以下ネタバレになります。

ところでタイトルの意味ですが、膵臓病のさくらが健康な膵臓を食べれば元気になると
春樹と会話するところからきているのですが、
ラストにもう一度さくらの台詞として出てきます。
これは手紙の一部としてなのですが、さくらが春樹の膵臓を食べたいと伝えています。
これはさくらが生き延びたいという願望と春樹を自分の一部として取り込みたいという
気持ちが表れているのですがここで少々違和感があります。
映画の中でさくらは春樹から一度も名前を呼んでもらえていないことをくやんでいます。
いつも「君」としか呼んでもらえなかったと指摘しています。となるとこのタイトルの「君」は
春樹から見たさくらのことで春樹が病んださくらの膵臓を食べたいということになると
おもうのですが・・・いかがですが。
さくらはわたしが死んだらわたしの膵臓を食べていいよって春樹に言っているので、
まあ二重の意味があると見てもいいとは思うのですが、
きれいに着地させたかと思わせながら少々違和感が残ってしまいました。

(でも今おもうとお互いの気持ちを伝える、引き出すための駆け引きの台詞だったのかも
しれないですね。ストレートに告白できないための)


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July 25, 2017

#忍びの国 ~無門はどこの映画館に現れるのでしょうか? #映画

◆お題:忍びの国
◆監督:中村義洋
◆出演:大野智、石原さとみ

イメージのバランスが悪いので全体のまとまりに欠けて面白味が半減した。
信長が伊賀忍者と戦ったという「天正伊賀の乱」て知らなかったけど、
これが結構面白い出来事で虚実を含めてアクション時代劇にしたかったの
だろうけど大野智演じる無門がいまいち面白味に欠ける。
新しい忍者像を見せてくれたらいいのに、かっこよさとギャグと演技の下手さが
よくわからんものになっていた。
あの戦い方は何!? ダンスなのか格闘技なのか?よくわからないのが嫌。
ジャッキーのようなカッコイイのと面白いのが紙一重的なところもないし。
忍者といえば「仮面の忍者赤影」とイメージが固定化されている私としては
その上をいく忍者ものが見たかった。
城には忍びこめるのに自分の家には入れない忍者って、やっぱりギャグだよね。
その路線でいくならそれで笑いをとってくれればいいのに。
そのうえで喧嘩をするけど仲のいい夫婦を見せてくれたらもっとキャラクターが
立って面白くなったのではと思うのだが。
時代劇も見せ方いろいろで楽しませてくれるのを期待するのだが、キャラが立って、
人をちゃんと描いてくれないと、いくら話が興味深くても面白さ半減です。

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July 23, 2017

#モアナと伝説の海 ~最近は強いお姫様ばっかり。 #映画

◆お題:モアナと伝説の海
◆監督:ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ
◆声の出演:屋比久知奈、夏木マリ

3月の公開当時に見ていましたがどーなんこれって思っていました。
DVDの発売で今またちょっと話題になっています。
ディズニーのCGアニメは、というかお姫様が出てくるアニメは
とっても強くてかっこいい。ナウシカはまだ姫さまって感じがしたけど
もののけのサンがとっても強くって、そのジブリの影響がつよいのでは。
「美女と野獣」のベルのようなちょっと変わり種はまだよかったのだけれど
アナ雪になると王子様の存在が影薄く、モアナでは王子様が存在しない。
そして最近の強い行動的なお姫様って似たイメージのキャラばかり。
これがツマラン。
映像技術は向上しているのはわかるけど
「アビス」の水棲エイリアン、
「マッドマックス怒りのデスロード」風の海賊
最後は巨神兵とパクリの連続。
設定だけ変えて組み合わせてキャラパクッて物語にはめ込みましたという感じ。
ミュージカル仕立てなのが楽しかったのでまあそこが救いかな。

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June 27, 2017

#美しい星 ~見てよかったSF映画です。 #映画

◆お題:美しい星
◆監督:吉田大八
◆出演:リリー・フランキー、橋本愛、亀梨一也、中嶋朋子

ノーチェックで見るつもりなかったけど見てよかった。
原作三島由紀夫といわれてもあまりファンではなかったので
そそらなかったのだ。原作からの改変はかなりあり現代に合わせているとは思うが
こういうSFって小松左京や星新一、筒井康隆が書いていたような気がする。
(ネタバレごめん)最後に登場する宇宙船内部が岡本太郎風に感じたのだけど。
「宇宙人東京に現る」ってあんな感じじゃなかった?
お天気キャスターのおじさんがなぜか宇宙人に目覚め、地球の危機を唱え始める。
同時期に娘も宇宙人と恋に落ち妊娠?自身も宇宙人に目覚める。
宇宙人を呼ぶダンス?サイン?が笑え、全体的にクスクスと笑えるコメディになっている。
原作では冷戦時代に書かれたもので核戦争から地球の危機を救うような内容だった
らしいが、映画は舞台を現代に置き換え環境問題をテーマにした。
果たして地球は生き残れるのか?
米大統領トランプのパリ協定離脱とタイミングよく面白くみた。


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June 22, 2017

#映画夜空は最高の密度の青 ~チケット買うときちゃんとタイトルが言えない。#映画

◆お題:映画夜空は最高の密度の青
◆監督:石井裕也
◆出演:石橋静河、池松壮亮、松田龍平、田中哲司

「夜空はいつでも最高密度の青空だ」とう詩集があるらしくそれが原作。
タイトルが覚えられない。なので頭に「映画」とつくのが正式なタイトルなのか?
チケットは「夜空」といって買った。ちなみに「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」の
時は「鋼鉄ジーグ」といって買った。叫ばなくても大丈夫です。
キュートな女の子美香(石橋静河は母親(原田美枝子)似だと思います)が昼は看護師、
夜はガールズバーで働くという二つの顔をもつ。
日雇いの建築現場で働く若者慎二とその仲間たち。それぞれの物語が並行して進行し、
やがて交わっていく。
その展開がかなりドライな感じがした。いつしかカップルとなったふたりの心の交わりも
希薄で、体を交わらせることもない。原作の詩集がこういう雰囲気なのだろうか。
いい雰囲気の映画とは思うが個人的には共感性に乏しい、どちらかというと難解に感じる。
昔の映画と比べるナンセンスなのかもしれないが、都会の片隅で出会った男女の
心を通わせるまでの話ならばもっとしっとり、ねちっこく、体温を感じるようなそんな映画を
期待してしまう。そう昔のATG映画のように。ということはこれは今のATG映画か。

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