#ウルトラマン

June 13, 2022

#シン・ウルトラマン ~素直に面白かったです。でも2回目は…。 #映画雑談

シン・ウルトラマン

 

109エキスポのIMAX版で見ました。
(その後近所のシネコンでももう1回)

 

■面白かったです。
楽しみましたよ。
最初のウルトラQ的な展開、禍特対設立までの
お話を1時間ぐらいかけてもよかったのに。
見たかったなあ。TVシリーズとかならないかな。
MM9を思い出したよ。

 

ゴメス:なぜかリトラが無視されたのが残念。ゴジラぽいのがいい。
マンモスフラワー:皇居でじゃなく東京駅に出現。
ペギラ:東京氷河期リメイクカラー見たかった。
ラルゲユウス:「鳥を見た」の文鳥にしか見えない怪獣。
カイゲル:TVではゴーガ、初期の脚本での名称はカイゲルらしい。
パゴス:「虹の卵」に登場、中島春雄さんが入ってました。
とオープニングでこれだけでおなか一杯になりそうで
サラリと終わってネロンガ登場。

 

禍特対は現場で自衛隊を指揮する立場で登場するのに
神永はなぜか一人少年を助けに村へ、危険な現場に入る。
誰か自衛隊とか警察に救助を指示すればいいのに。
走っていける距離だから相当近い。
なので対策本部にかなり近いところにウルトラマンが落ちた
ことになるよね。
それにあの少年は何をしていた?
そしてウルトラマン登場、神永は事故で死にウルトラマンと
融合することになる。このくだりだけ説得力がない。
だいたい対戦相手ベムラーじゃないし。

 

ネロンガ、ガボラと禍威獣編
ザラブ、メフィラスと外星人編
最終話はゼットン編

 

選ばれたお話がかなりマニアックだと思った。

 

偽ウルトラマンの復活よかったね。目の形が少し直線カットで
本物は丸い楕円という違い。TV偽ウルトラマンは目に隈が入っていた。
巨大化した長澤まさみもOK。もっとエロいカットも見たかったなあ。
そうそう、TVは子どものものだったけどこの映画は大人のもの
だからもっとそんなところもあってもよかったのでは。
いや、逆に子どものものという視線排除はよかったのかどうか。

 

ゾーフィ(というのが初期設定らしいゾフィーではないらしい)が
放った最終兵器がゼットンというのものいいね。
これがまさしく「使徒」みたい。

 

その決着の付け方がなんとも今風なんだけど、
その時のウルトラマンの動きが凄く特撮を意識した動きで
面白かった。何か飛行フォームの人形がつられているみたいで。

 

 

モーションアクションアクターにオリジナルのウルトラマンの
スーツアクター古谷敏(73歳!)とあり、オリジナルへの
リスペクトをこんな形で実現している。CGで取り込んで
絵を作っているみたいなのだが、古谷の次に庵野秀明とクレジット
されており、もしかしてウルトラマンを演じたのかな?それとも
禍威獣?どちらにしてもメイキングでちょっとみたいよね。

 

M-78星雲光の国から来た使者というのは実は脚本印刷時の誤植で
M-87星雲が正しいとか。なので米津玄師の歌は「M八七」となった
らしい。

 

ウルトラマンの声は斎藤工がほとんど担当していたが、
ウルトラマン自身が話すときは高橋一生だった。これは気づかない。
確かに違うのよね。ラストのゾーフィとの会話シーンなんかね。

 

久々に東宝に帰ってきたウルトラマン。東宝チャンピオンまつり以来ではないか。
最近は松竹マークで公開されていた(他もあるけど)。でもそうなると
シン・ウルトラマンは従来のウルトラシリーズに混ぜてもらえないかも
しれないなあ。

 

登場怪獣についてはゴモラやレッドキング、バルタン星人は押さえて
ほしかったなぁ。既に何度も復活はしているけどね。
まあ、こんなに元の話に沿ったお話になるとは思わなかった。
もっと独創的なものになるのではと思っていたから。
その点では「シン・ゴジラ」はよくできていた。まああれも
よく考えてみると、元の話にかなり沿ってはいると思うけど。

 

チラチラ画面に入るマイティ号、ペネロープ号、USSエンタープライズ他、
これらはあの世界でも存在するということだと思うが、それとお話上のリンク
弱いし余計な情報になっていないか。特に「スタートレック」が存在するなら
エイリアンに対する考え方などもっと影響を受けてもいいと思った。
いや影響を受けた結果があれというなら「外星人」などというのかな?とか。

 

 

■ちょっと気になるのが…
この「シン」がつくシリーズ。
「シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース」という。
『シン・ゴジラ』
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』
『シン・ウルトラマン』
『シン・仮面ライダー』の4つの映画作品を中心とした
日本のメディア・フランチャイズ。

 

どうもいやな予感がする。
次の「シン・仮面ライダー」まで一つの流れを作っているようだが
どうもお金の匂いが、商売の匂いが…。「シン」でくくった庵野印の
コンテンツ商売を拡大させていくのではなかろうか。
そうなると今までの焼き直し、底の浅い作品の粗製乱造になるのでは、
庵野作品でそんなことはないと思いたいが
今回の「シン・ウルトラマン」のフォーマットは
「シン・ゴジラ」のときにできたものの焼き直しではないと
見れるところもある。さて予定通りなら来年の「シン・仮面ライダー」が
公開となるが今回の「シン・ウルトラマン」に似た展開になるのではと
予告編を見る限りでは、思ってます。

 

 

■庵野秀明展
阿倍野ハルカスの庵野秀明展に行ってきた。
「シン・ウルトラマン」公開前に。
正直つまらなかった。というか見た記憶があるものばかりで
切り口が庵野秀明を構成しているグッズや功績についてなの
だが、ほぼ同時代を生きてきたので展示されている本は
私も見てたし、持ってたし、読んだし、テレビも見てたよ。
懐かしいとは思うけど…。大学時代の功績もリアルタイムは
無いけど知ってたし同時期に私も8mmカメラいじってたから
ということでそれ以上のものは。特撮ものは多分レプリカ?
と思うのだが説明がないし、「特撮博物館」「特撮のDNA」で
見てるので物足りなかった。庵野秀明を知りたければNHKの
ドキュメンタリー2本と「監督くん」を読めばいい。
「アオイホノオ」もね。

 

| | Comments (0)

July 05, 2018

#レディ・プレイヤー・ワン ~#アムロいきまーす! #メカゴジラはちょっとデザインが違う! #映画

◆お題:レディ・プレイヤー・ワン
◆監督:スティーブン・スピルバーグ
◆出演:タイ・シェリダン、オリビア・クック

基本は超ベタな青春物語。
ボーイミーツガール物語。
出会ったところがVRの世界だったというだけで。
昔ならダメ男くんが高校でいじめっ子や悪徳教師なんかと対決してやがてヒーローとなる、そんなお話を中二病の親玉スピルバーグがもてる力を全開にしてオタク夢のような
映画を作ったというのが本作。
登場キャラクターの数が多いので最初は大きな画面IMAXで見たがそれでも
気づかなったキャラクター多数あり。最初キティちゃん見落としました。
「スター・ウォーズ」の新キャラのポーグは見つからん。
「エルム街の悪夢」のフレディも見落とした。
「アイアン・ジャイアント」のジャイアントは頭のへこみまで再現されておりGOOD。
でもこのキャラ、というかアニメはファンの間では有名だけど、日本では限定公開の
アニメで知らない人多いと思う。
ウルトラマンは版権の関係上ダメだったとか。海外での権利を円谷が持っていないらしく
海外の版権を押さえても日本では無理という事態が起きるかもしれないということでは
ないかと想像する。
「機動戦士ガンダム」とメカゴジラ(機龍)との戦いは素敵だがもっと見たかった。
ちなみにこのときBGMがゴジラのテーマ曲、エンディングで伊福部昭の名前があったが、でもメカゴジラのテーマ曲はちゃんとあるのでそちらを使ってほしかったなあ。
できれば佐藤勝の方を。
でもガンダム絡んでいるならガンダムの曲もありだよなあ。アバターとしてガンダム使うならGガンダムというレアな選択をしてくれたらよかったのに。
ガンダムはやっぱりコアファイターに乗って合体してほしい。
そしてあの「俺はガンダムでいく」の台詞は間違い。
正しく「アムロ、行きまーす」だろ。
そこまでリサーチできていなかったのかな。
スタンリー・キューブリックの「シャイニング」の再現は見事!
公開当時それほど怖いホラーではないなと思っていた。でもこの映画を深読みした
「ROOM237」のような要素も取り入れて作品にいかしてくれるともっとよかったのに。
あと、ジャック・ニコルソン本人を出すべきではなかったか?
ニューヨークを闊歩するT-レックスも実はアメリカ版ゴジラのほうが気が利いている
と思ったのだがどう?。
デロリアン、インターセプターアキラバイクはいいけどマッハGOもちゃんと
見せてほしかったなあ。
さて本作の行き着くところが
「書を捨ててよ、町へ出よう」ならぬ「VRを捨てて町へ出よう」と71歳のおじいちゃんが
言ってるのはちょっと説教臭いか。
IMAX3Dと4DX3Dと2回鑑賞。
今回は残酷大魔王スピルバーグとか本来の演出の妙を感じるところは少なかったものの
やっぱりうまいよね。こういう映画をもっと作り続けてほしいな。

でもとっとコラボ企画とかちょっと多くなりすぎてきて食傷にならななければいいけどね。

今度は「シュガーラッシュ・オンライン」で無茶しているみたい。
シンデレラがガラスの靴をわって武器に!(よくあるビール瓶を割って武器に
するみたいに)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 07, 2018

劇場版ウルトラマンジードつなぐぜ!願い!!~地方では弱いウルトラマン! #映画

◆お題:劇場版ウルトラマンジードつなぐぜ!願い!!
◆監督:坂本浩一
◆出演:濱田龍臣、山本千尋、長谷川眞優、本仮屋ユイカ

愛媛県ではテレビ東京系のウルトラマンのシリーズを放送している気配がない。
なので昼間の上映に行くと親子1組とおっさん3人という状況。
公開日も3週間遅れで、1日2回2週間限定上映。
多元宇宙で色んなウルトラマンを登場させその一人がジード。
じーっとしていてもどうにもならないと行動的な若者が変身する成長物語。
テレビシリーズでは相変わらずのふり幅の広いお話で楽しめた。
そういえばいつの間にかウルトラマンは絶対正義の存在ではなく、
キャラクターとして悩み成長するお話になってしまった。
マックスとメビウスあたりに転換があるような気がします。
テレビシリーズの延長というか追加みたいな話で、沖縄を舞台に守り神の
シーザータイプの怪獣が登場。「ゴジラ対メカゴジラ」に登場する、キング・シーサー
みたいでちょっとうれしかった。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

March 27, 2016

#ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン~ ウルトラマンと仮面ライダーとスーパーマンとバットマンが映画館に集結!いい時代になりました。#映画

◆お題:劇場版ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン
◆監督:田口清隆
◆出演:高橋健介、坂ノ上茜、月船さらら、吉本多香美

新ウルトラマン列伝の枠で放送された「ウルトラマンX」の続きの映画版。
このシリーズ結構ふり幅が広く、いろんなエピソードが楽しめたのですが、
今回の映画版は正当なウルトラマン映画になっていました。
ウルトラマンの世界は多元宇宙でいろんな宇宙にいろんなウルトラマンが
登場しているという設定で新しいウルトラマン中心で話がすすんでいました。
しかし、今回は初代のウルトラマンが登場。また、石造となったティガも
遺跡として登場し復活するというリスペクトあり。その遺跡を発掘するのが
元レナ役の吉本多香美。ファンにとってうれしい設定がいっぱいです。
息子の母親を思う力がティガを復活させたのもティガの設定であったし、
アントラーが出てきたりバラージ遺跡がでてきたりとキーワードが
いちいち楽しかった。
お話としては最強最悪の怪獣が復活、ウルトラマンXのためにいろんな
ウルトラマンがやってきて地球を救うという物語。
登場したのは
初代ウルトラマン
ウルトラマンティガ
ウルトラマンゼロ
ウルトラマンネクサス
ウルトラマンマックス
ウルトラマンビクトリー
ウルトラマンギンガ
となっており、最近の人気のものを集めた。
まあTVシリーズにみなゲストで登場していたのでそのつながりかな。
でもそのチョイスが結構マニアックな気がするのですが・・・。

今回は公開から早めに、昼間に見に行ったので大きいお友達も小さいお友達も
劇場にはいました(去年は大きいお友達が一人だけだった)。
で、その小さいお友達が大興奮で見ていてちょっとうれしかったです。
ウルトラマンはまだまだ続けられそうです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 09, 2015

#パシフィック・リム ~祝!4DX大阪初上陸!

◆お題:パシフィック・リム 
◆監督:ギレルモ・デル・トロ
◆出演:菊地凛子、チャーリー・ハナム

あの「パシフィック・リム」を4DXで見てきました。
名古屋4DX上映館があるのは知っていましたが時間がなくて今まで逃して
いたのですが四条畷のイオンシネマに大阪初上陸ということで体験してきました。
GOODです。
まあ4Dなので3Dで上映されるべきなのですが、2Dだったのでちょっと微妙
なのですがそれでもこの4DXの面白さわかりました。疲れるけど面白いです。
そしてこの映画向きです。怪獣映画、怪獣バトルに向いています。
桂川のD-BOXとくらべると凄いです。D-BOXはちゃっちく思えます。
4DXは椅子の揺れだけでなく、空気や水もでてくるので、意表を突かれた驚き、
ショックがあり、爆発やバトルの衝撃も結構大きいです。
劇場全体がこの設計になっていてどの席でも同様の体験ができます。
(D-BOXは劇場内の一部椅子だけ対応でまあ簡易版というやつですな)
USJでシュレックのイベントムービーを見た時がこれでした。
なので「パシフィック・リム」のロボットVS怪獣の戦いが違って見えました。
これで「サンダ対ガイラ」みたいなあ。「キングコング対ゴジラ」でもいいです。
リメイクではなく4DX版にリフォームできないかな。
ところで怪獣バトルシーンの衝撃はいいねんけど、劇中の喧嘩のシーンや
パイロット試験のカンフーバトルは椅子揺れなくていいです。その衝撃は
うけたくないです。

さてこの4DXが今度はエキスポシティにIMAXと組み合わせてできるとか
これはこれで凄いのですがこけら落とし作品は「劇場霊」って・・・。
最近ホラー映画には免疫がないからパスして次の作品を待ちます。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 29, 2015

#シン・ゴジラ ~タイトルとキャストが発表!

来年公開のゴジラの新作、タイトルが発表されました。

「シン・ゴジラ」

http://www.shin-godzilla.jp/

ロケも蒲田や鎌倉、宇都宮で行われたとか。

出演は

長谷川博己、竹ノ内豊、石原さとみ

としぶいというか手堅いところを集めましたね。


「進撃の巨人」を見る限りでは樋口さんはいい絵を
見せてくれると思うのですが演出は心配。
どんな脚本になっているか、庵野は最後まで壊れずに
完成させることができるのか?

まだまだ心配です。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 21, 2015

#映画進撃の巨人 エンド オブ ザ ワールド ~特撮は現代版「サンダ対ガイラ」! #映画

◆お題:進撃の巨人 エンド オブ ザ ワールド
◆監督:樋口慎嗣
◆出演:三浦春馬、長谷川博己、國村準

ネタバレありです。
ネタをばらしてもそれを確認するために映画を見に行っていただければ幸いです。
DVDが出るのを待つのではなくあくまで映画館で見てください。

前作で奇妙な設定に怒っていたのですが、後編でなんとなく回答があり納得。
まあそんな設定があれば最初に見せてもいいのではと思ったのですが、どうも
急遽2部作に変更したこともあってその辺の影響らしい。
だから1本で2時間半ぐらいで見せてくれればよかったのに。
後編はなんと97分。この手の映画でスピード感を持って見せるにはちょうどいい
長さではあるのですが、まとめてくれるほうが良かったなあ。

後編は巨人に変身できることがわかり、その秘密?のようなものも説明されるのですが
そうなるともう少々残酷な「ウルトラマン」のようで魅力半減。もともと前作で
巨人の異様な風貌と襲来を見せていたのでそれを超える動きがなかった。
最後の超巨大巨人もなぜあんなに大きいのか説明がなったけど、変身して出現する
のは分かったので驚きがなかったし、編集が下手で緊迫感がまる無。なので
お話を終わらせるためだけの出演にしか見えなかった。つまり普通の映画に
なり下がってしまったのだ。

塀の穴を埋めるという作戦だけでこの映画前篇、後編で見せているけど、
それだけで済む状況じゃないはず。次々に巨人が侵入してくるはずだし、それを
すべて倒すというのが真の目的なのにそちらに話がいかない。

最後は壁が閉じらててメデタシ、メデタシとなるけど生き残っていくにはまだまだ
戦いは続くはずでなんですが。

エンドタイトルが画面に流れはじめそれで満足したお客は帰っていきましたが
そのあとにおまけがありました。
これがまた余計な気がして・・・・。
何回か劇中に飛んでいた鷹?のような鳥がどうもドローンらしく、巨人も含め
監視していたということでその映像が海外ドラマ「LOST」みたいで、
そういえば最初の巨人実験の記録フィルムもとかエレンが捕らわれる奇妙な
空間も(何故か途中で服が変わる)「LOST」っぽかった。パクリだねあれは。

物語がええ加減でキャラクターが書き込み浅い、弱いので見てらえないし
説明的セリフばかりで終始するし、パクリの映像は出てくるし、そのパクリも
失敗しているし(前篇の戦場のSEXシーンは「レニングラード」のパクリ
らしいけど全く失敗!)ほんと酷い。

立体起動装置で戦うのはいいけど、建物を崩すのに使うのはどうよ? 馬鹿力を
出しても体ばらばらになるだけじゃない。だいたい立体起動装置の使い方
間違っているし。

爆弾の時限装置の作り方を知っているのも変だし、不発弾のこと軍が知らなかった
っていうのも・・・。

脚本の町山智浩が悪いように言われているが、もう一人の渡辺雄介の方に
問題があるのでは?この人あの実写版「ガッチャマン」、「GANTZ」「20世紀少年」
の人ですから・・・。

 監督としては以前からダメだと思っていましたが絵作りはやはりうまい。
今回も残酷版「ウルトラマン」→現代版「サンダ対ガイラ」に仕上げた絵は見事。
エレン巨人と装甲巨人の対決をあのまま海へもちこんで海底火山でとともに
消えたら傑作になったかも。
そういう点では次回の「ゴジラ」に期待します。演出は他の人に任せてこだわった
絵作りに専念してほしいなあ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 06, 2015

#映画進撃の巨人 ATTACK ON TITAN ~ 巨人に乳首あったような気がします。 #映画

◆お題:進撃の巨人 ATTACK ON TITAN
◆監督:樋口真嗣
◆出演:三浦春馬、水原希子、

酷い映画を見た。特撮はできていてもドラマ部分がダメな映画の見本。
あのリメイク版「日本沈没」と同じ、いや、それ以下の出来。
特撮部分はCGを使っているとはいえ「巨神兵東京に現る」の特撮技術の影響がある
と思われる絵作りは見事だが・・・話がつまらん、登場人物、世界観がバカみたいで
ついていけん。何度画面に突っ込みを入れたことか。

 アニメ版を見て世界観が難しいとは思っていた。この話はどこの話なのか?
どうも地球の未来見たいなのだが説明がない中で物語は進んでいたが、映画版では
きっちり未来の地球であることを描いている。世界的な戦争と汚染から科学技術を
捨てたことが語られる。なのに移動用にトラックや自動車のようなものは使っている。
巨人襲撃の恐れはあるのに科学技術を捨てるなんてどんな世界よ。信じられない。
表向きはそうでも裏では用意していたというならわかるが。ヘリコプターまで見せて
飛ぶこともできない人類なんて信じられない。
 立体起動装置を見せるハンジが誤射するのは彼女の性格を表している演出とみても
あの寄せ集め部隊の意識の低さは何? 調査兵団との差はあっても訓練された兵士
とは思えない行動ばかばかしくて腹が立つ。敵地へ入っているのに別行動とか、
敵地でSEX始めるカップル、それの横で人妻に誘惑される主人公エレン、客をバカに
しているのか?そんな話じゃない。案の定そのあと巨人に襲われて食べられるので
B級映画のお決まり演出とも思えるがしかしひどいね。
 無理やりエレンとミカサの話へ持っていく強引さはまだ前篇だから許したとして
これが後編で納得のいく展開で終わるとは思えない。
 ひどいことばかり言ってきたが特撮はやはり凄い。これを一般映画として見せて
いいのかというぎりぎりの線を保って残酷さを表現している。それでいて絵が美しい。
夕陽のエレン巨人のシーンは出ました!と声を上げたくなった。またこれまでの
ゾンビ映画のオマージュと思えるシーンも多くあり、ちょっとした遊び心がうれしく
なる。ドラマ部分が5分続くと見れないが特撮シーンはよかったなあ、と思う。
 前後編約3時間で見せるなら、設定の変更も仕方がない。エレンに絞って、
壁の向こうにあこがれる血気盛んな青年の愛と友情の物語というべたな展開で
よかったのんじゃないか。

 せっかくD-BOXで見たのに。「新ゴジラ」が心配になってきた。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 02, 2015

劇場版ウルトラマンギンガ決戦!ウルトラ10勇士!! ~アタック・オブ・ザ・キラートマトのパロディが見れます! #映画

◆お題:劇場版ウルトラマンギンガ決戦!ウルトラ10勇士!!
◆監督:坂本浩一
◆出演:根岸卓也、宇治清高、小宮有紗、杉浦太陽、最上もが

 今のウルトラマン映画って誰に向けて作っているのだろうとちょっと思って
しまいました。
おもちゃがそれほど売れているようには見えないけど、ゲームセンターにゲームも
あって新キャラは出てくるし、テレビはそれなりに放送もしているから、まあ
子どもたちの中にはヒーローとして残ってはいるには違いないのだけれど、しかし
ねえ~。だって平日の朝1回目の上映で見たのはおっさん2人だよ。
 「ウルトラマンギンガ」は「ウルトラマン列伝」の中で放送されたオール新作の
ウルトラマンとしては新シリーズ。ちなにみ「ウルトラマン列伝」は過去のシリーズ
の再編集版。それで、ウルトラマンシリーズとしては少々異色の設定で過去のキャラ
を使いまわして世界観を作っており、特に珍しいのが怪獣の能力をウルトラマンが
見につけて戦うとうもの。ギンガは過去のウルトラマンの能力を持っていて、後半
登場のライバルのウルトラマンビクトリーと対峙しながらもやがて共通の敵に立ち向かう
ことになる。その映画版でなんとギンガとビクトリーが合体するという荒業が登場
するのでちょっとびっくり。男同士の合体って・・・・。
 そう思うとこの映画ちょっと変なことが多かった。全体的にいろんな映画のパロ
ディがで出てくる。トマトが襲ってくる「アタックオブザキラートマト」をそのま
んまパクリ、恐怖の対象がなんと「霊幻道士」のキョンシーだし、虫が怖いといって
カブトムシそのまま出てくるのは「ムシキング」?でもそあと人のほうが巨大化して
「進撃の巨人」になったり。
ラストのボスがいる要塞へ10人のウルトラ戦士がのりこむがこれが「死亡遊戯」の
様に各階に敵がいてそれぞれのウルトラ戦士が戦うことになるのだ。

今回の映画にはとうとう元祖ウルトラマンが出てこなかった。
人気者のウルトラマンタロウも出ず、新世代のウルトラマンたちで映画を飾っていた。
ウルトラマンティガ
ウルトラマンガイア
ウルトラマンダイナ
ウルトラマンコスモス
ウルトラマンネクサス
ウルトラマンマックス
ウルトラマンメビウス
ウルトラマンゼロ
ウルトラマンギンガ
ウルトラマンビクトリー
ウルトラマンギンガビクトリー
という具合。
まあウルトラマン映画はこれまでも手探り状態でいろいろやってきているから
珍しいことではないかもしれないけど。
さてこのあとウルトラマンシリーズはどこへ行くのでしょうか?

 次のウルトラマンが発表されましたね。
 「ウルトラマンX(エックス)」7月14日から放送スタートです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 14, 2013

#パシフィック・リム ~何故ロボットなのに合体しない!

◆お題:パシフィック・リム
◆監督:ギレルモ・デル・トロ
◆出演:菊地凛子、チャーリー・ハナム

■1964年生まれ
監督ギレルモ・デル・トロは1964年生まれ。64年といえば昭和39年オリンピックと
新幹線開通の年。私もこの年の生まれ。子どもの頃からテレビが家にあり毎日テレビで
マンガ(アニメ)、特撮ものを見ることが出来た。なんとメキシコでも同様の
作品が放映されていたという(日本人移民のため?)。だからこの手の作品の描き方、
わかっていらっしゃるというシーンが多くそういう点で堪能できた。

■地球の割れ目
 地球の割れ目が太平洋の真ん中にありそこから怪獣が出現するという設定。GOODです。
怪獣とはそんなもの。この設定、タイで制作された「ウルトラ6兄弟対怪獣軍団」に似て
いるのです。そうでなくてもそこが別の宇宙と繋がっている、そこから怪獣が送りこまれ
るというのは、エイリアンの数3体というのも含めて「ウルトラマンA」ではないか。
そうです、異次元人ヤプールがそうでした。今回のエイリアンのデザインはもっと日本の
クレイジーな宇宙人&宇宙怪獣ぽくして欲しかったなあ。

■コックピット(操縦室)
 観光地の湖にあるスワンボートのようなコックピット。2名で操作する理由がちゃんと
あるが1名でもよかったのでは?この点でも「ウルトラマンA」みたい。心を合わすって
ところは「バロム1」かな。で操縦が「スーパー戦隊」のロボットの操縦みたいでちょっと
かっこ悪い。幼稚にも見える。アレをエヴァンゲリオンだという人もいたけど違う。コッ
クピットが本体と分離していてドロップ!と指示すれば本体に合体するのはいいけど
はめ込み式ではなく、ねじ式でぐるぐるまわっていたのはいかがなものか。それなら最初
から本体に組み込んでおけばいいのに。本体から分離できるという利点(脱出用とか交換
用と単にカッコイイとか)が生かされていなかった。「マジンガーZ」のパイルダーのよう
なイメージだったと思うのだが。

■ロボット
 各国がそれぞれで対怪獣兵器としてロボットを作っているというのはいいが、そのキャ
ラを生かしていないのがつらい。全員集合の写真と決めのポーズは必要。必殺技を決める
シーンも無かったな。戦いシーンが皆「サンダ対ガイラ」の10倍ぐらい激しい動きで、
落ち着きがなく動体視力が付いていかないこともしばしば。でも足元を見せたり、室内か
ら外を見せたり、振り子のおもちゃを見せるミクロからマクロへの演出のリズムは悪くな
いと思った。「機動武闘伝Gガンダム」のように各国のロボットの特徴をちゃんとかっこよ
く見せて欲しかったなあ。日本のロボットがコヨーテ・タンゴって名前も気に入らんし核
で動くというのもどうなんだろう。非核三原則はどうなっていたのか? 中国のクリムゾ
ンタイフーンなんて3本腕。なんで4本じゃない?3人で操縦していたと思うが見せ場が
少なくて残念。ロシアのチェルノ・アルファは一番頑丈そうなロボットでロシアって感じ
がよかったのに思ったような活躍なしでこちらも残念。オーストラリアのストライカー・
エウレカが元々の主人公ロボのデザインだったとか。シャープなイメージがいいけど戦い
方がスマートじゃないところ原点。やっぱり主役でジプシー・デンジャーが一番見所多い。
もっと遊び心を出して欲しかったなあ。ロケットパンチ(日本語版では使っていました)、
いいですね。本当にパンチが飛んだらもっとよかったのに。字幕版ではエルボーロケット
になってたけど。ソードもいいね。大気圏外から落ちるシーンもいい。でも飛ぶって選択
はなかったの?
で、なぜ合体ロボがいない!これが一番不満。ロボットといえば合体だろう。コレ常識。
1体ぐらいあってもよかったのに。

■怪獣(kaiju)
 ハリウッド映画で「怪獣」を台詞として聞く日がくるなんて。生きててよかった。映画
を見続けていてよかった。今回の怪獣はCGなんだけど着ぐるみ風というところがいい。
目もちゃんとあって、怖い。でもその怖さを出すシーンが無かった。オニババに襲われる
幼少のマコのシーンであってもよかったのにね。怪獣から凝視される、にらまれるシーン
をひとつ入れて欲しかった。それぞれコードネームが着けられるのもあっさり取り入れら
れていた。「大怪獣総攻撃」や平成版「ガメラ」では結構理屈があったのにね。で、せっか
く名前をつけたのにそれぞれの個性が表現できていない。これはロボットと一緒。その特
徴でもって名前がつけらているのにもったいないし、また対決シーンをそういう風に見せ
ていない。どの戦いを見てもおなじように見えるのだ。区別がつかない。全部で12体存
在する(パンフレットより)。最初の戦いのナイフヘッド。途中で羽の生えたオオタチ、同
時に香港を襲うレザーバック、海中での最後のたたかいではスカナー、ライジュウ、スラ
ターンと名前がついていたが特徴があんまり思い出せない。ちょっともったいないよね。
コレはロボットを援護する立場のスーパー兵器(例えばビートルやスーパーX)のような
もの、観客と同じ目で見る第三者の目がなかったからではないかと思う。それと怪獣に対
しても、ロボットに対しても、もっと愛情が必要だと思うのだが。愛があればもっと見た
くなる、見せたくなるはず。それがどうも薄い。

■博士
 二人の博士が出てくるがコレがちょっと違う。海外ではこの手の映画に出てくる博士は
あまりかっこよく描かれない。マッドサイエンティストって感じがあんなのかな?日本流
なら志村喬か平田昭彦みたいにかっこ良く描いて欲しかった。どうもがちゃがちゃ騒ぎ
すぎてウザイ。

■核兵器
 結局核兵器使って決着。司令官は核を使ったロボットの元パイロットで放射能の健康被
害を受け、核の危険性表現しながらでも使い方次第であるというのがアメリカの考え方。
核兵器に限らず武器というのは使う人間によるとう武器肯定論というのがここでも出てい
ます。でも王道で行くならそれを上回るスーパーパワーの兵器を出して欲しかった。
そのほうがどこか絵空事で楽しめるのにね。

■その他
  壁で怪獣から町を守るって「進撃の巨人」かいって思った。あっさり壊されたのも
「進撃の巨人」風でした。
 ロボット(イェーガー)の運搬方法がヘリコプターってのもなんかなあ。あのロボ
そのわりに巨大すぎるのよ。重いよあれ。ヘリで運べる?
 日本のシーンの看板よかったね。「メトロは地下へ ゴミはゴミ箱へ」。「萌え&健太」。
意味不明の看板いいね。
 なぜかロボットの操縦者はカンフー?格闘技が出来ないと駄目というのもなんだかなあ。

■ 私は日本語版とIMAX3D字幕版で見ました。日本語版は皆さんアニメで活躍中の方
で、この点でもわかっていらっしゃるというのがうれしいキャスティングでした。
マコ・モリ(菊地凛子):林原めぐみ(エヴァンゲリオンのレイ)
ローリー・ベケット(チャーリー・ハナム):杉田智和
スタッカー・ペントコスト(イドリス・エルバ):玄田哲章
Dr.ニュート・ゲイズラー(チャーリー・デイ):古谷徹(ガンダムのアムロ)
Dr.ハーマン・ゴッドリーブ:三ツ矢雄二(ゼンダマンマンの鉄ちゃん)
ハーク・ハンセン(マックス・マーティーニ):池田秀一(ガンダムのシャア)
テンドー・チョイ:千葉繁(うる星のメガネ、パトレイバーの斯波繁夫)
チャック・ハンセン(ロブ・カジンスキー):浪川大輔(Zガンダムのカツコバヤシ)

■ レイ・ハリーハウゼンと本多猪四郎にささげられている。ハリーハウゼンはわかる
が本多猪四郎ではなく円谷英二ではではなかったのか?
「ゴジラ」という映画を監督したという点では本多猪四郎の名前の方が海外では有名
なのかもしれない。
さてその「ゴジラ」いよいよ来年復活!キャストが凄い!
渡辺謙、宝田明、ジュリエット・ビノシュ!いやー楽しみ、楽しみ


| | Comments (0) | TrackBack (1)