妻が癌(がん)になりまして・・・。

May 13, 2015

妻が癌になりまして・・・。(18)退院して3週間が経ちました。

3月末の手術後、発熱などもありましたが
なんとか状態が落ち着いて4月末に退院しました。
これからは通院となります。
本人の動きは最初はつらいところがあった様なのですが
まあ通常の生活に支障はないレベルに来ています。

あのストマー状態から比べると楽でしょうし、
潰瘍性大腸炎の状態からは、かなりの改善と見えます。
でもあのストマーがついていた跡はまだ完全にふさがって
いないようで、傷の治りが遅いです。ヨードチンキでも塗ったら
といったら今は感染症の恐れがあるから塗らないのは主流とか。
自力で治るのを待つということらしいです。

まあ、おしりの荒れの問題、便の漏れの心配もあって
寝ているときもシートは必要など少々の不便さは残っています。

でもまあ徐々に不要になってくるのでは、いや、心配でそれらの
お世話になっても不要の状態が続くのではと思っています。

なので夏には旅行まで計画しており、なんとか温泉にぐらいは
いけたらと思っています。

潰瘍性大腸炎→直腸癌 
となりましたが早期発見でここまで回復したと思っています。

でも定期的なチェックは必要で、再発の可能性は残っています。
俳優の今井雅之さんのような例もあり、うちの妻のような例もあり、
というのが現実なんでしょうね。

ここにこんなことを書いたのは自分の記録でもあり、
同様のことで困った、情報が欲しいという方のための
ちょっとでも参考になればと思っています。

今後なにか大きな進展があれば追加記載しますが、
この項目については一旦終了です。

読んでいただいた方、ありがとうございました。


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April 20, 2015

妻が癌になりまして・・・。(17)2回目の手術無事終了

3月末に2回目の手術が無事終了しました。

小腸の一部が丸見えになっていたところが
元に戻り、直腸と小腸が直結となったのです。

大腸がなくなったので、小腸の一部がその代わりを
するようになっています。
これ、表現が難しいのですがそのように
手術をしました。

時間は3時間程度と前回に比べて短く、
体への負担、精神的な負担は軽かった
ようですがそれでも麻酔が切れてくると
痛いようで、痛みは数日続きました。

問題なければ1週間から10日で退院だったのですが
問題はあったようで約3週間かかりました。

縫合不全が疑われたのですがそうではなく
直腸の一部で炎症があったようで、
発熱を伴って結構大変なことになっていました。


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March 20, 2015

妻が癌になりまして・・・。(16)2回目の手術

さて3月の末に入院が決定しました。
予定通りの2回目の手術です。

私は仕事が忙しく、息子は春休み中という状況。

潰瘍性大腸炎で便が緩い状態が続きそれが原因と
思われる癌になりました。
大腸を摘出して癌の脅威は一時的去ったのですが、
便が緩い状態は継続していて、
それがストマーで出ているのです。
そのストマーを外して飛び出ている小腸の一部を
元に戻す手術なのですが、
このままでは便が緩いままではないか。
となると潰瘍性大腸炎のときと同じではないか
という不安があります。

やってみなくてはわからない世界でもあるのでしょうか
どうでしょう。

この先オムツが必須となってしまうなら
ちょっとかわいそうです。


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January 26, 2015

妻が癌になりまして・・・。(15)ストーマ(人工肛門)のこと

朝日新聞のコラムでストーマ(人工肛門)についてのコラムが
先週掲載されていた。↓

http://www.asahi.com/articles/DA3S11559524.html

うちの奥さんの一時的なものではなく、ずっとストーマにお世話にならないと
生きていけない人たちのお話。
旅行や温泉の話が出ていて、結構うまく付き合っている印象を受けた。

実際そのような人たちがいることも知っているが、現実にはなかなか
受け入れがたく、うちの奥さんの場合は苦労している。

皮膚が弱い、取り付け位置が良くなくて装着がうまくできない
温泉なんてとんでもないという状況。

自分の意志で排泄をするわけではないのでたれ流し状態、
ちょっとした外出も、寝る時にも器具が外れるのではと
本当に神経を使うようで、
高熱など体調が悪いときに自分でできないときは
私が交換などの世話をすることになっている
(まだそんな場面は来ていないが)。

短期の予定なので早く戻すことができればいいのですが。

表記の問題ですが、「人工肛門」と書くと少々なまなましいので
「ストーマ」と書くほうがいいようです。でもネットでは「ストマー」「ストーマー」と
書いているのも見かけました。


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January 20, 2015

妻が癌になりまして・・・。(14)ママとパパが生きる理由を見て

2014年11月~12月に放送された
「ママとパパが生きる理由」は
小さな子どもがいるのに両親が同時に
末期癌(がん)になるというお話。

そんなバカな、と視聴率を獲るためにやっていいこと
悪いことがあるよと思って解説をみるよこれが実話
というから驚いた。

妻の入院中に放送が始まり、私一人で見ていた。
退院して家に帰ってきた妻の前ではちょっと遠慮
していた。

でも泣けました。やっぱりこの話。
いや、話じゃない、彼らの前向き、気を張りながら
子どものために生きようとするその姿、
そして自分の親の前では一人の弱い人間にもどって
しまうそのギャップ。
ああななんというかそんな生き方をした人が
いるんだなあと思うと本当に泣けてきて、
毎回涙を流していた。

うち奥さんは末期がんじゃないし、転移も今のところない。
私もまあ健康なのでそう考えるとそれだけでこの人たち
より幸せなのかもしれない。


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January 19, 2015

妻が癌になりまして・・・。(13)これを書き始めて

このブログを書き始めて友人から
「なぜ書いているのか」と質問を受けました。

まあブログのアクセスを上げたいというのもあるし
自分の記録でもあるし、
この経過が誰かの役に立つのならと
思ったことが理由でしょうか。

正直情報集めは難しいです。

判断がつきにくいです。

潰瘍性大腸炎→癌(がん)発症 というなかで
どうするのが一番よかったのか?

担当の先生の話を聞いて
自分なりに質問もして納得したつもり。
でも他の先生やもっとほかの方法は
なかったのか調べるべきだったと
おもわなくもない。

でも癌(がん)のレベルが「ステージ4」って
言われたらそんな悠長なことはしてられない
という状況でした。

後半戦の手術はまだこれからなのです。
ストマー(人工肛門)となっている
小腸をもどす手術なのですが、これをとりあえずの
健康がもとにもどるのか。

まだまだ不安な日は続きます。

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December 31, 2014

妻が癌になりまして・・・。(12)新農さんのトラ

大阪には道修町に新農さんという
神社があって11月22日、23日は
お祭りがあります。

毎年、1年の締めくくりのお祭りと
されています。

ここは薬問屋が集まり、
近くに緒方洪庵の適塾もあったところで
新農さんは薬の神さんとしてまつられています。

笹にトラを付けた福笹が有名で、
今回それをもらいに行ってきました。

薬の神さんで、病気を治してくれるという、
それほど信心深いわけではないのですが
こういう時にはそうしたくなります。

過去にもらった笹を返し(実は5年?ほど
ほったらかししていました)新しいものを
もらってきました。

さてご利益はあるのでしょうか?

無病息災、健康第一ですよ、やっぱり。

初詣でも毎年同じことを願っているのですが・・・・。

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December 30, 2014

妻が癌になりまして・・・。(11)晩御飯のおかず

料理は嫌いじゃない。
一人暮らしも長かったからできないことはない。
でも家事としてこなすのはちょっとしんどかったかな。

作った料理は

肉じゃが
おでん
焼きそば
お好み焼き
カレー
クリームシチュウ
ハンバーグ
から揚げ
うどん
ラーメン
寄せ鍋
すき焼き
焼肉
サンマの塩焼き
うな丼
うまき
きんぴらごぼう
味噌汁
炊き込みごはん
サバの塩焼き

などなど

餃子はさすがに買ってきました。

でもできる限りのものは
作りました。でもなんかおいしくできたか
といえばまあまあ普通の出来で、
息子のコメントはあまりなかったなあ。

そんなもんですかね。

この時期、テレビドラマ「深夜食堂3」が始まって
それをみてトン汁ときんぴらごぼうは作りました。

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December 29, 2014

妻が癌になりまして・・・。(10)毎日がフルスロットル

妻が入院したのは10月15日~11月27日まで。
この間私と息子の二人で生活していました。

息子は13歳中学1年生。
ちょっと家からは遠い私立の学校に行っているので
朝早くて、夜が遅い。
お昼の弁当をつくってもたせるということを
やってました。
これが結構大変。

いままで自分の弁当は残り物を詰めて
朝出ることはやっていましたが、
もう一つ作るとなるとそれなりに準備必要。

朝昼晩とすべての食事と、仕事に行くこと、
あと洗濯、アイロンかけ、掃除をしなくては
いけないというのは結構大変でした。

仕事に影響が出ないようにするのが
当たり前なのでですが、正直疲れたし
注意が行き届かなかったこともあり、
何んとも情けない失敗もしてしまいました。

まあ難しいですよね。

仕事が休みのときも、できないことを
やる時間にあてていたので毎日がフルスロットルでした。


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December 20, 2014

妻が癌になりまして・・・。(9)手術が終わって

無事に手術が終わり、
先生の説明を聞いて、
戻ってきた妻をみて
まあやっぱりよかったとは
思いました。意識はあった
ので本人はかなり心細い
ようでこちらにもそれが
伝わりました。
介護、ケア的なものは
何もわからないので
ただ痛がっている状態で
当分はやはりつらいだろうなと
容易に想像はできました。

手を握ってやることしか
できなったのが事実です。

でもさすがに大学病院。
そんなときでも先生は学生をつれて
様子を見に来るのです。
多分手術を見学していただろうと
思われる学生です。
すぐに帰りましたが・・・・もうちょっと
気を使ってくれもいいんじゃないと
思いました。

水を飲むための「吸い飲み」を
このとき買いました。
手術後には必須の道具見たいです。
小さなプラスチックの容器なのに
高い!



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