#ロマンポルノ #ピンク映画

December 06, 2022

#女子高生に殺されたい ~#映画雑談

女子高生に殺されたい
監督:城定秀夫 出演:田中圭
何とも変態的な素敵なタイトルかと期待してしまいます。愛媛県では未公開だった
ので今回アマゾンの配信で視聴。まあまあです。女子高生に殺されたい願望の
主人公が先生として赴任、計画をたてて行くがそれ以上に変態的な奇妙な人間
関係がそこにはあった。詳細は書くのが難しく、1回見ただけではちょっと「ん?」
てところがありました。「ビリーバース」といいこの作品といい城定監督作品は
あまり奇をてらった設定にしないほうがいいのでは。
というのもこの機会にWOWOWの配信で旧作
#ケイコ先生の優雅な生活
#闖入家庭教師~小笠原一家の事件手帖
を見たのだが、どちらもピンク映画に近いアダルトムービーでエロシーンはそこそこ
あるけど描かれているのは日常。「ケイコ先生~」は高校の生徒間のいじめや女教師の
セクハラ問題、でもそのなかでケイコ先生は結構たくましく生きている姿が描かれている。
「闖入家庭教師~」も家庭教師と生徒とその家族の日常がある事件を引き起こすが
それを「羅生門」方式の証言によって描かれているのが面白い。パロディいうよりは
表現としてやって見たかったという感じかな。でも主人公のキャラが立ってるから
ラスト、面白く見えちゃう。城定監督の新作に期待はしていますが、奇抜な設定に頼らず
ローバジェットで男と女のどうしようもない姿を今後も描いていってほしいな。

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May 13, 2017

#ホワイトリリー ~これにてリブート終了。 #映画

◆お題:ホワイトリリー
◆監督:田中秀夫
◆出演:飛鳥凛、山口香緒里

これにてロマンポルノリブート作品コンプリート!
でもたいしたことなかった。
ユリ族もの。って今言わないのかな。レズもの。
ロマンポルノでは定番のテーマ。
今回は陶芸の女先生に拾われた弟子の女の子物語。
二人のレズ関係はうまく行っていたが、そこへ若い男が入りこむことに
よって不協和音が生まれてくる。
この先生がどういうつもりなのかよくわからん。動きがメチャメチャで
弟子の彼女のことをどう思っていたのかつかめなかった。二人の体を重ねる
シーンはエロいけど伝わるものがなかった。
少し前にDVDでみた「ゼリー・フィッシュ」(監督:金子修介)のほうが
レズものとしてはよかった。関係が続けることができない切なさが
とてもよく出ていた。
裸になることでエロだけでなくもっとストレートにその気持ちが伝わる作品に
なってほしかった。
ロマンポルノにはそんなことを期待しています。

今後も作られるといいな。
だって1000本作ってやっと名作が何本か出てくるのだも。5本ぐらいじゃそうそう
名作出てこないよ。

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May 12, 2017

#アンチポルノ ~園子温はもういい、見ない。 #映画

◆お題:アンチポルノ
◆監督:園子温
◆出演:冨手麻妙、筒井真理子
にっかつロマンポルノリブート企画第四弾。
園子温はもういいやと思っていて、新作は見ていない。
だからこの映画も見ないつもりだったけど、ロマンポルノリブート企画作品コンプリート
するために仕方なく見た。
面白くない。
いや面白くない以前の問題でわからない。
なにが言いたい。
なにがしたい。
なにを伝えたいのか。
意味不明。
ロマンポルノを見に来ているはずなのに
全然エッチじゃない。
まあ裸は出てくるけど・・・・ヘアヌードもバッチリ出てくるけど
なによこれって感じ。
高尚にとらえてこれが芸術だというなら他でやってください。
というかそう思ったから園子温の映画は見なくなったのだが。
まあそれは自分にとっては正解でそれを確認できたということ。
この映画だれにも勧めない。
見たいならどぶに金を捨てるつもりでどうぞ。



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March 25, 2017

#牝猫たち ~サプライズゲストにあの伝説のキャラが! #映画

◆お題:牝猫たち
◆監督:白石和彌
◆出演:井端珠里、真上さつき、美知枝

にっかつロマンポルノリブート企画第三弾。
実録ものに近いのかな。現代の風俗に焦点をあててそこに生きる人々を
のぞき見するような物語でこれは結構面白かった。
3人のデリヘル譲の日常が描かれる。
ネットカフェ暮らしでデリヘルで稼ぎ生計をたてている。
お得さんは引きこもりのようなネットを操って生きている男。
楽しみを感じるポイントが我々とはずれている気がする。
またある老人は妻を亡くしたさみしさをデリヘル譲で満たしている。
なにもせず一緒にすごすことで心の隙間を埋めている。
そして子持ちのデリヘル譲は子ども他人に預けてやってくる。
子どもと生きていかねばならないことはわかっているが母になりきれない
部分が見える。
今よく目にする問題も織り込みながら答えを出さずに物語が語られる。

さすがにっかつ映画!あの伝説の怪獣ガッパが登場!
東京の空を飛ぶのだが、お金をかけることができないつらさが見える。
でもちょっとうれしいシーンだ。

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#風に濡れた女 ~格闘技ポルノ? って感じ。 #映画

◆本日のお題:風に濡れた女
◆監督:塩田明彦
◆出演:間宮夕貴、永岡佑

にっかつロマンポルノリブート企画の第二弾。
書けない劇作家が隠遁生活しているところへ女が泊めろやってくる。
理由がよくわからないが彼女とこの劇作家のバトル!いやSEXが始まる。
隠遁生活のはずなのにいろんな人々が出入りしてなかなか落ち着かない。
で見せてくれるSEXは格闘技のようで全然エッチじゃない。
何じゃこの映画?

という印象で終る。
こういう作品もロマンポルノではあると理解するがしかし・・・ もうちょっと色気がほしい。

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February 23, 2017

#ジムノペディに乱れる  ~ロマンポルノリブート それなりに成功してました。

◆お題:ジムノペディに乱れる
◆監督:行定勲
◆出演:板尾創路、芦那すみれ、岡村いずみ
ロマンポルノリブート企画の上映が1月下旬から大阪でも始まりました。
その第一弾が「ジムノぺディに乱れる」。
映画の撮れない映画監督のある1週間。朝から隣の家の女が片方の乳を露出して
誘ってくるというありえない裸の見せ方がロマンポルノのつかみとしてOK。
そして次から次へと出てくる女の子みんな脱いでくれるし、
それなりにきれいでかわいい子たちなのでいい。
それに比べるとこの主人公の男は本当に情けない。でもそこがロマンポルノ主人公として
いいのかも。もっともっととんでもなく情けない男に描いてもよかったかもしれない。
個人的は板尾は嫌いなのでミスキャストと思います。この人のどこか冷たい目線が
役者として嫌い。何に出てきても板尾でしかなく、その役柄が好きになれない。
私はホント個人的に生理的に嫌いなのです。
ところでジムノベティは青少年を裸にして躍らせていた古代ギリシャのまつりの風景から
着想を得てサティが作曲したとのこと。なのでこのこの映画でのこの曲の使い方本当は
間違っているようです。でも曲のイメージ通りに作っていたら、別のジャンルの映画に
なっていたね。

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February 21, 2017

#団地妻 昼下りの情事 ~ これがロマンポルノ第1作目。それなりに風格あります。 #映画

◆お題:団地妻 昼下りの情事
◆監督:西村昭五郎、
◆出演:白川和子
昨年リブートした「ロマンポルノ」その第1作が公開される11月に
NHKBSの「アナザーストーリー」で「ロマンポルノ」取り上げられ、ほぼ同時期にWOWOWで
「団地妻 昼下がりの情事」が放送されました。
後期のロマンポルノは何本か見ていたのですが1本目の「団地妻 昼下がりの情事」はまだ見て
いなかったのでこの機会にと鑑賞。いろいろとわかって面白かったことをちょっと。
まず、公開当時のピュアな気持ちで見れないのが残念。というのも日活がこれで行くと方向転換を
した第1作。観客はどう見たのだろうか?当時ピンク映画はあり、そこから白川和子を
ひっぱりだしてきたのだから日活も堕ちたもんだと思われたのでは。日本最初の伝統ある映画会社
がこんな作品を作ってはいけないと思われたのが大半ではないか。でも作品そのものはストーリー
がちゃんと練られて、当時の空気が記録され、セット、ロケとも一流の味わいを感じた。
当時としては上流階級の団地住まいの主婦が高校の同級生と再会し、一夜をともにしたことから
どんどん落ちてく。そこには苦しみとも悲しみともなんとも言えない感情があり、やがて衝撃的な
最後を迎えることになる。
今にしては単純な情事ものかもしれないけど、ここがやはり原点なのかな。いや元となるものは
いっぱいあって私が知らないだけかも。でも昨年秋放送のテレビドラマ「砂の塔」のタワーマンション
で隣人が監視カメラをハッキングして自宅で見ていたシーンは「団地妻~」の隣人が盗聴器で
主人公の弱みを握るのに使っていたのとそっくりでオマージュ?パクリ?。というか当時の団地は
今のタワーマンションということか。女性の裸、からみ、性的なシーンが売り物であることには違い
なくこれは後にエスカレートもするが、このキーワードを映像として押さえていればいろんな作品が
作ることができるようになった。「団地妻~」はまさにその見本、フォーマット的な作品といえる。
ロマンポルノ1100本ある中でほんの一部しか見ていない。好きなのは「濡れて打つ」。
「エースをねらえ!」のパロディでありコメディ。しかしちゃんとポルノ映画になっているという
優れもの。金子修介第一回監督作品であり傑作。ロマンポルノがなくなってこういう映画が
世に出ずらくなったんではないかな。
さて、とにもかくにも「団地妻~」から始まったロマンポルノは思考錯誤を繰り返して
17年間に1100本作品が世に送り出された。
玉石混交だけれどもここから生まれた育った監督は多いから日本の映画
の歴史としては無視できない。でもひとつ気になることがある。それは女性の描かれ方で、
すべてが男の目で女性の性を売り物にしてきた作品ということ。ちょうどこの「団地妻~」を
WOWOWで見たころに浜野佐知監督のドキュメンタリーを見た。彼女はピンク映画の女性監督で
300本以上の作品を作っている巨匠。彼女は男が作ると男に都合のいい女性ばかりを描くという。
確かにほとんどが男性客に見せるもので美しくエッチで無くてはいけないないのだかそれは当然な
のだが、ではそうでない作品ていったいどんなものなのか。正直なところわかりませんがそんな映画
も見てみたいです。





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March 05, 2012

贖罪 ~怖くて楽しめたのですが・・・・・最後がねぇ・・・

「贖罪」
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監督:黒沢清
出演:小泉今日子 


 


第1話「フランス人形」蒼井優、
第2話「PTA臨時総会」小池栄子
第3話「くまの兄妹」安藤サクラ
第4話「とつきとおか」池脇千鶴
最終話「償い」


 


 ネタバレになると思いますがよろしく。


 


 WOWOWのドラマでめちゃ面白かった。でもそれは4話目までで
その理由は書くけど、ほんとドラマで楽しめました。じっくり見ました。


 


 ある田舎小学校で放課後、少女たちが遊んでいるとひとりの男がやってきて
仕事を手伝って欲しいと。ひとりの少女が選ばれ男についていく。なかなか
帰ってこない少女を探しに体育館へいくと少女が倒れている。この少女発見の
シーンの怖いこと。これでこの作品のつかみはOK。
あわてて先生や親、警察へと走る少女たち。
6ヶ月後殺された少女エミリの母親から呼び出される4人の少女。犯人は捕まって
いない。そのことで彼女たちに償いを求める母親。子どもに対して鬼となって
贖罪を求めるのだ。これでこのお話最後まで見届けないと、という気持ちになる。


 


 殺された少女の母親役を小泉今日子が熱演。コレが怖い母親なのだ。
「最後から2番目の恋」とは真逆のキャラで子どもたちを圧倒する。
事件に遭遇したことがトラウマとなった少女たちの15年後が描かれ、
やがてこの事件が動き出すのだ。


 


エピローグ後に語られるのが蒼井優の紗英のエピソード。
フランス人形の盗難事件と友人エミリの殺人事件と関係があり自分が出会った
恋人がもしかするとあの事件に関係あるのでは疑心暗鬼に悩まされやがて悲劇が
訪れる。


 


強くなり子どもたちを守ろうと真紀は小学校の教師になる。学校内へ侵入した
不審者を退治、子どもたちを救ったことから英雄視されるが、行き過ぎもあった
としてその釈明のPTA総会が開かれる。真紀の思いとは別の力が働き、親たちから
理解されない。そして不運が彼女に訪れる。


 


晶子はエミリの事件以後引きこもりのような生活となる。兄が理解者でそれを
心のよりどころにしていたが、兄も結婚し家を出る。帰ってきた時に事件が
起きる。兄への不信感が大きく彼女を誤った方向へ動かしてしまうのだ。
彼女の心の中にはあの事件が大きく傷として残っていた。


 


ココまでの3人はそれぞれエミリの事件が重くのしかかり人生を狂わしていくの
を描いていて面白いのだが、最後の一人は違っていてそこがまた面白い。


 


由佳はエミリの事件のときに警官を呼びに行った。その時の警察官に
憧れる。母親は病弱な姉ばかりかまって自分には見向きもしてくれない。
その寂しさを埋めたのがその警官だった。やがて警察官フェチ(?)となって
15年後に花屋を開く由佳。姉の結婚相手が警察官と知ると彼を誘惑する。


 


なんともふてぶてしいというか彼女だけは友人の死がトラウマになっていない。
自己の欲望で人生を歩んでいる。だからこの物語の決着のつけ方もまた非常に
恐ろしい。しかしその結末に彼女の心のブレがない。
この役を池脇千鶴が好演。あの幼い雰囲気が残る中で悪女を演じているのが
素晴らしい。今回役者がみな良いのだが、彼女もまた印象に残るいい役を
演じたと思う。


 


さて、由佳の一言でエミリ殺害事件の犯人の手がかりがつかめる。
最終章はそこから始まるのだが、エミリの母親の話となる。
実は母親にはある過去があってそのことが原因でエミリ殺害事件が起きたという
ことが分かるのだ。


 


しょーむな!
ええ加減にせいよ!
お前が原因か!
あんだけ少女たちを脅して、人生を狂わせるようなことをしておいて
お前が原因かい!


 


かなり物語の展開としてテンションが下がり、
最後のネタ(エミリ出生の秘密)も想像がついてくだらない話に成り下がってしまった。


 


最終章見なければよかった。
いやそういうわけには行かないが


 


そうなると思い返してみれば変なところが多いのよドラマ。


 


最初に小学5年生でみな犯人を見ているのに顔や特徴が思い出せないという設定。
いくら子どもでも何か覚えてることあるでしょ。というか何か理由があって口裏を
あわせているのかと思っていた。
紗英はだんなを殺したあとすぐにエミリの母親と会うという設定。なんであそこに
エミリの母親がいたの?
真紀の死に方って不自然。このシーン変です。
由佳がラジオの声から犯人を思い出すというのも15年も経っているのに急に
声で分かるというのも変。


 


と最初はほめたのだけど、後から重箱の隅を突っついてしまうことになりました。
悪い作品ではないと思うが熟考したらそんなところが見えてしまったのが非常に
残念でした。


 


 








 


 





 


 







 



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